I LOVE HARLEY! の独り言




本日、「マルタのやさしい刺繍」を鑑賞してきました。
本年の初劇場鑑賞です。

スイスの小さな山村で、夫に先立たれふさぎ込んでいた80才のマルタが、若き日の夢を思い出し、その夢を実現するために友人達と奮闘します。
しかし、閉鎖的な村の人々からは理解してもらえず、さらに実の子供達からも、勝手な都合のため邪魔をされます。
それでも、マルタと友人達は頑張ってその希望の輪を広げていきます。

老人は最初から老いているわけではなく、私たちと同じ年齢を生きてきたのです。
年老いたからといって若い人間と変わるところはなく、夢もあれば希望もあります。
さらに、人生の経験と知恵は若い人以上です。
そんな人生の先輩達を、年寄りとして扱うのではなく、同じ人間として接し、理解することは大事なことです。
これは、「子供を一人の人格として接する」といいますが、それと同じくらい、いや、それ以上に必要なことではないかと思います。

観ている間は「頑張れ!」と応援し、観終わった後にやさしくて幸せな気持ちになりました。
本年の劇場鑑賞初めでしたが、心暖まるとても素敵な作品を鑑賞でき、善き一日となりました。

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