ジョン・タイターの示した未来像が次々に現実化してゆく報道に戦慄を覚えている。すでにタイターが記事を投稿したサイトの主宰者は覚悟を決めて真実を報道し続けている。タイターが記事を投稿したのは2000年から2001年にかけてのほんの2-3ヶ月であった。百万人を超えるアクセスが反響の大きさを物語るがその多くは疑うか、頭から信じようとしなかった。そして彼は何も金品を要求せず、信じてもらおうとすらしないままサイトを離れて行ったのである。私がこの事件を知って紹介を始めたのは2006年2月27日の「2036年からのタイムトラベラー 」であった。それ以来ジョンの投稿したサイトの記事を翻訳するにしたがって、これは重大なニュースであることに気づいた。私がオープンな精神を持ち続けることができた理由は、多くの終末予言との共通性を感じた点にあった。翻訳を続ける過程で「そんなたわごとを信じるとは正気とは思えない」という中傷をコメントで受けたが、その何百倍の中傷をジョン自身も受けながら読者との冷静な(時にユーモラスな)対話を継続したのである。ジョンと私たちの世界線にズレがあるのは明らかだが、「不思議なことに、この見込み違いにジョンはそれほどのショックを受けていないように見えました。逆に、大きな責任を背負い込んだという重圧感が彼の静かな仕草に見受けられました。」(ジョン・タイター物語 2 )という母親の説明を読むと、そのズレは悪い方へのズレであろうという予想がつく。ジョンが予測した2005年内戦開始は、かならずしも適中したとはいえないが、後にずらされた予言的中がより良い人類の未来を意味するとは思えないのである。チェイニー逮捕の報道の信憑性を私が疑わない理由は、私をタイターの翻訳へ導いた力がチェイニー逮捕報道へと向かわせるからである。最初にタイター関連の記事を投稿した頃に比べるとアクセスは減ってきている。熱しやすくさめやすいのは日本人のよい点でもあるのだが、今人類全体が重大な存亡の危機にあることから目をそむけないようにお願いする。
追記
タイターの語った内戦のイメージは、一夜にして全面化する集団の蜂起ではなく、時間をかけて拡大し2008年に決定的になる市民と政府の対立である。だからタイターが2004-2005年に始まると言っていたのは闘争のほんの始まりだったのである。
ジョンタイター 30
追記
タイターの語った内戦のイメージは、一夜にして全面化する集団の蜂起ではなく、時間をかけて拡大し2008年に決定的になる市民と政府の対立である。だからタイターが2004-2005年に始まると言っていたのは闘争のほんの始まりだったのである。
ジョンタイター 30
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