フィッシュレプリカ

渓流魚のレプリカ・ブローチをオールハンドメイドで作成しています。釣行記事や思い出の魚を紹介しています。

本流アマゴ総括2019(329)

2019-11-04 | 思い出の魚達

禁漁となって1ヶ月が過ぎ、完全にオフモードに切り替わりました。

今回は本流アマゴ総括という事でシーズンを振り返ってみます。

毎年の事ですが、自分の本流解禁はかなり遅めの4月末頃です。

15年位前までは、2月の雪降る解禁日に本流で竿を出していた頃もありましたが、

今では懐かしい思い出です。

今シーズンは課題をたて、その課題を常に意識しながら挑むように心掛けていました。

「隈なく本流を釣り歩く」

とは言っても限られた時間の中、トップシーズンにホームエリアを外せるか・・・

そんな事を考えながら、4月末頃から先ずは例年通りホームエリアを攻めてみますが、

一度のアタリを出すのに1日仕事・・・

不作の昨年から想像はしていましたが、嫌な予想が当たってしまいましたね。

解禁当初にあれだけ賑わっていた本流に、釣り人がまばらなのも理解できます。

本来の本流なら、季節が進み水温が上がるにつれ、釣り人が増えていくはずなのですが、

解禁日に釣り人のピークを迎える渓流のような、とても不思議な現象になっていました。

そしてトップシーズンを迎え、本流のあちこちを幅広く釣り歩く過酷な課題に挑みました。

基本的に本流のポイントは豪雨の度に変わってしまいます。

ポイント自体が無くなってしまったり、逆に新たなポイントが出来たりもします。

つまり本流のポイントは、竿を出してみないとわからないという事なんですね。

なので今シーズンは過去に無く、クタクタになって本流を歩きました。

汗だくで、やっとポイントにたどり着いたにもかかわらず、魚の着き場が無く、

竿を出さず仕舞いで、そのまま引き返した事もよくある事です・・・

そんな状況の中で、手にした今シーズン唯一となる四十上。

まさに苦労の末の1本でした。

今シーズンは、たまたま偶然にもと言いますか、40に迫る本流アマゴには恵まれましたが、

なかなかその大きな壁を越える事は出来ませんでした。

課題をたて、疲労困憊にまで追い込んで挑んだ本流。

20年以上も前に、がむしゃらに竿を担いで本流を釣り歩いた頃の自分の姿を思い出しました。

当時の体力の差を痛感してしまう事にはなりましたが、

今シーズンの過酷な経験は、これからきっと役に立つ事となるでしょう。

それは何故か。

過去の無駄と思っていた経験が、少なからずとも今に役立っているからです。

 

また来年も本流を歩きます。

 

 


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