KFCブログ~Growing old is not shame~

格闘芸術家集団KFCブログ、満を持して復活です。
明るく楽しく真剣に格闘技に取り組む社会人の格闘倶楽部です。

戦闘準備

2014-06-16 04:05:10 | スポーツ



タイ武者修行の旅まで、とうとう一ヵ月を切りました。
先週末、なかなか落ちない体重をなんとか落そうと、多摩川を15km近く走りました。
翌日に右のアキレス健に痛みを覚え、仕事帰りに接骨院で診てもらうとアキレス腱炎で全治2週間と診断されました。
仕方ないので朝のロードワークと練習を休み、マッサージと電気治療に加え、必死でアイシングすると、3日くらいで痛みが和らぎました。
そして、1週間後には再び走ることができるくらいまで回復しました。
また怪我をしないように無理なくゆっくりと走りました。
そして勝又海岸へ向かい、身体のあちこちを確かめるようにシャドーボクシングをしました。

タイ武者修行を控えている上にKFCを復活させたことで、私のモティベーションは上がっています。
忙しい日常の中でも、以前のように毎日格闘技のことを考えるようになりました。
強くなるには、また(KFCのメンバー達を)強くさせるには、どうしたらよいか。
そんな意識が高まっている私の身体は、低いレベルながらもだんだんと以前のキレを取り戻しつつあるように思います。
夕方の勝又海岸で、渾身のミドルキックとハイキックを何度も蹴りました。
軸足は砂浜を滑るように回転し、体軸は安定し、蹴り足は風を切って唸りました。
復活の兆しをかすかに感じ、一人それをかみしめながら蹴り続けました。

“もっと速く、もっと強く”

ちょっとイカれたおっさんがここにいます。(笑)
おっさん復活を懸けてタイを目指します、押忍!

(Body weight: 99.0kg / Total mileage: 146km)


小さな炎

2014-06-08 06:17:11 | スポーツ


関東も梅雨入りし、雨が降りしきる中、我々は初めて公共の施設を借りて室内練習をしました。
フルメンバーが練習するにはいささか狭い部屋でしたが、それでも屋根と飲料水とシャワーまで付いている大変恵まれた環境で、今までできなかった柔軟体操(カポエィラ式)や蹴りの練習までいろいろな練習ができました。
今回の練習内容は以下の通り。

①バンテージの巻き方講習→カポエィラ式柔軟→拳の握り方講習→構え→ステップワーク
②ブロック(ワンツーパンチの攻防テクニック)練習
③ミット打ち/パンチ(ジャブ・ストレート・フック・アッパー)
④ミット打ち/ミドルキック、ローキック
⑤膝蹴り・首相撲
⑥スパーリング(2分1R/1人 パンチのみ)
⑦ムエタイテクニック(サシプラパジム式)
⑧護身術(手首を掴まれた時の防御法、対ナイフ戦闘訓練)

3時間をかけ、上記のメニューを全員みっちり完遂しました。
全員素人だったメンバーの上達ぶりは著しく、教えている私が驚くほどです。
みんなバンテージやグローブも自分達でおそろいのものを購入し、中には遠くから通ってくる者もいる、その情熱に応えるように、私もMAXの愛情と持てる技術を注ぎました。

“やばい、こいつら熱い!”

教えながら、何度もそう感じました。
永い歴史をかけて連綿と受け継がれた闘いの技術が、人の心に点火するのです。
そして、一度着火した人間はその魅力に取り憑かれ、麻薬のようにやめられなくなってしまう、それが格闘技というものです。
何よりも、かなり激しい内容であったにも関わらず、今回も誰一人として怪我をすることなく無事に練習を終えることができ、本当に良かったです。
西口プロレスのように『安全第一』(笑)で、『筋肉奨励』、『技術重視』を標榜したいと思います。

“一回の打ち合わせより、百回のスクワット”
(西口プロレスhttp://www.wgwf.com/what.htm

めちゃくちゃ汗を流した後の打ち上げは、楽しい宴となりました。

(Body weight: 100.6kg / Total mileage: 142km)


闘いの確率論

2014-06-01 06:36:09 | スポーツ





また暑い季節がやってきました。
夏のような日差しの下、我々は今回も熱く練習しました。
毎回来るメンバーはだいぶ慣れてきたので、今回初めて蹴りを解禁しました。
膝蹴り、前蹴り、廻し蹴りを順番に教えました。
ムエタイは両拳、両肘、両膝、両脚の8つの拳を状況に応じて使い分けて闘う格闘技です。
全ての技には理にかなった最適なフォームがあり、これをマスターするのは簡単ではありません。
私にしても未だ修行途中の身です。
それでも“繰り返し”と“修正”という作業を積み重ねることによって、より理想のフォームに近づくことができます。
理想のフォームに近づけば近づくほど、拳足に体重をうまく乗せた強烈な打撃を放つことができるのです。
同時に、しっかりとした防御も身に付けます。
うちでは攻撃と同じくらい、防御に力を入れます。
当然のことながら皆それぞれの生活や仕事があるので、安全第一が大前提です。
格闘技が生活の支障になるようでは本末転倒、格闘技は人生の糧とならなければなりません。
だから防御が大事になるのです。
防御がしっかりとしていれば、怪我等の事故をできる限り防ぐことにつながりますし、相手の拳足から繰り出される強烈な打撃に対する恐れを取り除き、冷静に対処できるようになります。
格闘技の修練とは、この攻撃と防御の精度を高めていくことに尽きます。
相手の攻撃をもらう確率を下げ、自分の攻撃を当てる確率を上げる。
闘いとは要するにこの確率論なのです。
メンバーはみんな一生懸命練習し、この確率論に取り組んでいます。

(Body weight: 99.6kg / Total mileage: 117km)