KFCブログ~Growing old is not shame~

格闘芸術家集団KFCブログ、満を持して復活です。
明るく楽しく真剣に格闘技に取り組む社会人の格闘倶楽部です。

Fighting Art

2014-06-22 02:46:20 | スポーツ


世間がW杯に沸いている今日この頃でありますが(早起きな私もけっこう観てます。笑)、我々が蹴るのはボールではなく人間です。(笑)
っというわけで今回もみっちり練習しました。

・カポエィラ式柔軟
・シャドーボクシング
・ワンツー・の攻防
(ブロック&パリーを用いた防御練習)
(スウェーバック・ヘッドスリップ・ウィービングを用いた防御練習)
・ローキックの攻防(膝によるカット)
・首相撲及び膝蹴り
・スパーリング

以上のメニューで2時間半汗を流しました。
今回の目玉はダッキング(膝を落として屈んで相手の打撃を避ける技術)を駆使した防御技術です。
KFCでは毎回全員のスパーリングの動画を撮影し、打ち上げの居酒屋でみんなで観ながら反省会をしています。
KFCにおいて、彼らに最初に教えたのはブロック(手や腕で顔面等をカバーする技術)やパリー(相手のパンチを手で内側に払って避ける技術)でした。
しかし今まで何度もスパーリングを重ねて、その動画を観ているうちに重要なことに気付きました。
体重60kg~70kgの彼らは、100kg近い私のジャブを受けただけで体制が崩れてしまいます。
ブロックやパリーのように身体の接触がある避け方では、一発は防げても連打されると脆いのです。
逆に相手のパンチを空振りさせることができれば、体格差は関係なくなります。
スウェーバック(状態をそらせる避け方)、ヘッドスリップ(身体をひねりながら左右に屈んで拳一つ分頭部をずらす避け方)、ウィービング(屈みながら身体を左右に振ってパンチをかいくぐる避け方)というボクシングの基本的なディフェンステクニックを徹底的に練習する必要を感じて今回の目玉としました。
メンバー全員、初めての動作に最初はぎこちなかったのですが、繰り返し教えて二人組で攻防の練習をするうちに見違えるように上手くなっていきました。
そして最後のスパーリングで、習ったばかりの技術を用いて何発かでも確かに相手のパンチを避ける彼らを観ながら私は少し感動していました。
やや不格好でも、みんなちゃんと防御の体をなしていました。
彼ら自身が闘いの技術と自身の変化を感じているのが伝わってきました。
たぶん、みんな少しづつ自信がついているのだと思います。
14歳で格闘技に手を染めた頃の自分と重ね、メンバー達の上達を心から嬉しく思いました。
練習後のいつもの打ち上げで、「俺はマジで嬉しいんだ、お前らが~」っと酔っぱらいながら何度も彼らに連呼したのは言うまでもありません。(笑)
素晴らしい一日でした。

“なあみんな、夢見ることを諦めちゃいけないよ。いくつになっても星に願いをかけようじゃないか。”(第48代WBA世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマン)