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浅田次郎も「ありえる」

2010年03月13日 | 雑談
仔羊エルマーという芸能人に端を発した「あり得る」を「ありうる」と発音するか「ありえる」と発音するかの(私の個人的な)問題。大流行作家である浅田次郎氏の大作「中原の虹」には「ありえる」とあった。第4巻の160ページである(写真)。

作家ともなれば、ことに美文書で名高い浅田次郎氏ともなれば無意識に「ありえる」と書いたとも思えない。世の中の下二段活用の動詞は、文語であり、口語では下一段活用になる。Wikipediaでは「口語では得る(うる)を除き、下一段活用となる」との記述もある。つまり今どき「ありうる」というのはガラパゴス的な発音なのである。むしろ「ありえる」の方が時代にマッチした自然な発音なのかも知れない。

個人的には「ありうる」の方がしっくりするのだがそれはジジイの証明なのかも知れない。