南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
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長崎県知事選挙に大仁田厚参戦

2009-12-05 14:35:50 | Weblog
来年の2月に長崎県知事選挙が行われる。
これでやっと長崎も新しく生まれ変われるかもしれない。
長崎県といえば全国的にも有名になった「県庁裏金事件」は県民の脳裏に今も深く焼きついている。
その裏金作りののCEOであった金子知事がやっと辞めてくれるということで県民も長い呪縛から開放されるような気がする。
少なくとも今度の新知事のもとでは「県庁裏金工作」なんてことが起こらないようにしてもらいたい。

県知事選挙の新しい話題は元参議院議員の大仁田厚が参戦、いや立候補することだ。
確かに今の知事に比べたらましかもしれないが、彼の立候補には賛否両論があるようだ。
たぶん「あいつどこまで本気やろか」という県民が多いのだ。
何のかんの言ってもただのパフォーマンスじゃないの?という声も多い。
確かに彼自身「俺はパフォーマンスで生きてきた男だ」と言い切っているが、
はたして県知事はパフォーマンスだけでやって行けるものなのか。
彼は東国原知事がうらやましいと盛んに口にしているところを見ると、全国からも注目されてテレビにはバンバン出るし、宮崎県の観光大使役もこなし、県庁を訪問する観光客からはアイドル並みの扱いを受け、政治的にも常にコメントを求められる存在に自分もなりたいのだと思う。
おまけに今年はいかさまの代名詞みたいな森田健作でさえ千葉県知事に当選してしまうほどの世の中の甘さを見てしまったからには、俺だってと思い込んだに違いない。
パフォーマーらしく出馬宣言も長崎の坂本龍馬像の前でわざわざ行ったが、その言葉の中には「長崎に恩返しをしたい」という気持ちを強調させていた。
その時点で長崎が生んだ大スターで今や人気も高感度も絶頂期の福山雅治の何かしらの影響力を見方にしたい気持ちが見え見えではある。
おまけに今年の夏、福山雅治が自ら被爆二世であることを公表したからなのか大仁田も今回わざわざ被爆二世であることをブログに書いている。
あわよくば来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」にでも大仁田が出演していたらどんなにか良かっただろうに。
その昔、NHK大河「秀吉」には蜂須賀正勝役でしっかり出演していただけになお悔やまれるところである。

今回の立候補の顔ぶれをみてもあまりよく分からないというのが正直なところだけに、知名度的には大仁田厚のポイントが高いのは事実だ。
しかし彼の選挙スローガン『かえんば、長崎』にはどうもいまいち真実味がない。
たぶん東国原知事の『宮崎ばどげんかせんといかん』をもじったんだろうが、どっか二番煎じ的でインパクトに欠ける。
どうせ掲げるんなら今年の流行語大賞にも輝いた「政権交代」にちなんで「長崎、しぇーけん交代!」くらい叫んだらいい。
彼の掲げている政策を見ると「県庁移転中止」「長崎新幹線中止」と大胆に宣言しているが勢い余って大風呂敷を広げ過ぎないようにはしとかないといけない。
なにせ大仁田厚の実家といえば長崎でも有名だった老舗大仁田風呂敷店だったしね。





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