南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

今どきの坊主頭

2007-10-27 22:53:44 | Weblog
最近は坊主頭もひとつのファッションになっている。
その証拠に芸能人でも坊主頭が売りの連中も多い。
ダウンタウンの松本、タカアンドトシのトシ、えなりかずき、品川庄司の品川、日本ハムの森本と結構いるものである。
最近のフレッシュマンには真新しいスーツに坊主頭という格好も珍しくない。
NYあたりのゲイは坊主頭のイメージがあるし、ヘアーメイクアーチストにも坊主頭が多い。 
一昔前までは田舎の中学生といった頭髪のイメージが強かった坊主頭もその概念は完全に変わった。 
それこそ侘びを入れる時に「頭を丸めて」なんて考えはもう通用しなくなりつつある。 

ご存知亀田家の謝罪会見でも丸刈りにした亀田興毅がこれに臨んでいたが、これにしたって「わーっ!頭まで丸めて心から反省しているんだ」というインパクトは全くない。
それに亀田興毅の方は最近は既に坊主頭だったし、現に反則の指示もあの坊主頭で出している。
しかし昨日の謝罪会見は一連の生命保険会社の保険金支払い詐欺が発覚して会見を開いた生保社長たちよりかはまだ誠意を感じた。 
彼らこそ逮捕は逃れたんだから、せめて全員頭くらい丸めて会見にのぞむべきじゃないんだろうか。
最低1年間は坊主頭で通すくらいの詫びる気持ちは見せて欲しいものだ。
以前、年金未納の責任を取って民主党の管さんも丸刈りにしたのは記憶に新しいが、安倍さんも国会に復帰する気があるならそれくらい考えた方がよさそうだ。

僕も中学時代は3年間坊主頭で通したが、散髪は家で兄貴がやってくれていた。
普通、中学生の坊主は3枚刈り(7ミリ)くらいがスタンダードであったが、ある日何を間違えたかバリカンに1枚刈り(2ミリ)用の刃を入れて兄貴は僕の頭を刈り始めた。 
「ねー何かちょっと薄すぎない?」
「あらっ、ごめん間違えた!」
しかし時遅く既に僕の頭には青青としたはセンターラインが刈り込まれた後だった。
ここで止めるわけにはいかないし、結局1枚刈りの坊主頭になることを僕は余儀なくされてしまった。
どこから見てもお寺の修行僧にしか見えない青い頭で過ごす地獄の日々がしばらくは続いた。
悪気を感じた兄貴は僕に謝りはしたが、笑いをこらえながらのその顔からは決して誠意は感じられなかった。
あんな時こそ同じ頭に丸めて誠意を見せて欲しいと思ったことはなかった。
 

 


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