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書評『「朝がつらい」がなくなる本』(植村尚史著)

2019-05-05 20:57:04 | 書評
資格試験の勉強をする上で、一つの重要なファクターが、「朝型の勉強スタイル」。朝型の生活スタイルになるために必要なことを確認するために、読みました。

著者は、医学博士で、精神医学、睡眠医学、時間生物学が専門です。不眠症治療の専門家です。

朝型にするための1番大切なことは、まえがきに書かれています。そのために必要な具体的なちpsがその後の章で展開されています。

「朝がつらい」がなくなるためには、睡眠のリズムを一定にすることが大切です。

すなわち、就寝時間と起床時間を一定にすることが大切になります。では、就寝時間と起床時間、どちらを先に始めるかですが、今本では、まずは早起きをすることが大切であると説いています。

ぐっすり眠るための方法、朝型人間になるための8つのテクニックも書かれています。いろんなノウハウが書かれていますが、自分ができそうなことを、1つ、2つと生活に取り入れていければ良いのではないでしょうか。いろんな睡眠に関する本には紹介されているのもが多いですが、わたしは、以下のアクションをとりたいと思います。

1)寝る前に、照明を少し暗くする。
2)時計の音はあなどれない。音がうるさい時計は、寝室から外す。
3)入眠儀式。明日やることを買い出す、1日あった、良かったことを3つ思います。

睡眠改善に特化した本として、いろんなテクニック、ノウハウが書かれている本です。

私自身は、朝型生活を続けていますので、すでにやっていることが多いです。でも、これから朝型の生活に変わろうという人にとっては、参考になるノウハウが、よりたくさんあるのではないでしょうか。

資格試験の勉強を契機に朝型に代わろう、という人には、参考になる本だと思います。

書評『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』(廣津留すみれ著)

2019-05-05 11:06:09 | 書評


独学とは、自分の望みを叶えるための時間の使い方をすること。

「独学」というテーマでいろんな本を読んでいます。この本は、題からわかるように、例を見ないくらい優秀な超エリート著者による「独学術」の本。それでも、きっと新しい気づきが得られるかな、と思って手に取りました。

著者は、大分の公立の小中高を卒業した後、ハーバード大学首席卒業、ジュリアーノ音楽院修士課程を卒業したという超才媛。そのすごい実績だけ見ると、全く世界の人のように感じてしまいますが、本書を読み通して、あくまでも時間の使い方を大切にして、一つ一つの勉強、仕事をきちんとしてきた人、という印象を受けました。

本書の構成は、第1章(以下、章名省略)著者経験 2 時間管理術 3 集中術 4 モチベーション管理術 5 インプット法 6 アウトプット法 7 グローバル時代の学び方です。

時間管理、集中力、モチベーション管理にじっくり3章をとっており、この本を貫くのは「時間の使い方」だということがよくわかります。

その中で、特に私が著者の言葉に共感したのは、第3章 モチベーション管理術 第7章 グローバル時代の学び方の中にありました。

モチベーションを保てた2つの理由(第4章から)
著者はモチベーションを保てた理由として、二つ挙げています。
1)習慣になっていたから
2)先を考えることが楽しかったから
です。
ここで、特にユニークなのが、2)です。先を考えることはありますが、「楽しい」というレベルにはなかなか立てないと思えるからです。
著者は、「成功イメージはリアルに」とアドバイスしています。
私も資格試験の勉強を行なっているときは、合格、あるいはスコアが出た時のことを、頻繁に思い出して、モチベーションを上げています。そこを、「楽しかった」という言葉を使った著者は、やはりすごいな、と思いました。

グローバル時代の学び方(第7章)
ここで、印象的であったのが、
>専門性を磨く
>英語をしっかり身につける
>ITスキルを身につける
の3点です。よくビジネスで役に立つ3種の神器として日本のビジネス書挙げられるのが、会計、IT、英語。専門性と会計は違うものの、著者と一般的なビジネス書でアドバイスしていることが似ていることが、印象的でした。

「無駄を切り捨てる」「時間を濃く使う」「与えられた時間内に努力する」ー時間の使い方で望みを叶える独学法を紹介したこの本。著者の時間の使い方のレベルはとても高く、同じレベルでは難しいと思いますが、「これは自分は無理だな」と感じるのではなく、そのエッセンスを活用することが、独学の技術を高めてくれると思います。

資格試験の合格を目指している方にも、その時間の使い方を見直すために、読んでいただきたい本です。



書評『働く人のための超速勉強法』(佐藤孝幸著)

2019-05-05 09:27:59 | 書評



自分のテーマである「資格試験」「独学」に立ち戻るために、類を読みました。「時間もお金もまったくかけずに難関資格を突破する66の革新的テクニック」という副題のある、ほとんど独学で難関資格試験を突破するノウハウを書いた本です。

著者は勉強法のベストセラー作家で、弁護士の佐藤先生。すごいのは、米国で働きながら日本の弁護士試験に2年で合格した、というところ。この先生の本を他にも読みましたが、その中で貫かれているのは、
〜仕事と勉強を切り離すのではなく、仕事を効率的に行って、勉強時間を作る。仕事の中でも勉強する。〜
、ということ。仕事をきっちりしながら、勉強でも成果を出すことを、とてもわかりやすく書いています。この本からは、資格試験の勉強方法だけでなく、仕事の効率化、仕事への取り組み方も学ぶことができます。

この本の構成は、第1章 超効率勉強法、 第2章 時間管理術、 第3章 モチベーション管理術、第4章 資格を取る理由と資格の選び方。
勉強法に偏らず、資格試験の選びかた、モチベーションの維持し方、時間の使い方が網羅されており、資格試験をこれから受ける人にとって、資格試験の勉強を始める段階から、資格試験を受けるところまでカバーした内容です。

この本を読んで、特に気づきを得たのが、「仕事と勉強の両立に悩んだら」という、両立に関する3つの大きなアドバイス。

仕事と勉強の両立のために
①仕事の手は抜かない

両立に悩んだ時こそ、仕事をきちんとやりましょう、ということを説いています。すごく共感できますね。
仕事を効率的に行う方法として、「できるだけ一度で処理する」とアドバイスしています。メールの返信はその場でする。(もう一度同じメールを開いて読み直すことを防ぐ)、ファイルの整理や精算をあげています。

②ビジネス感覚を「勉強」や「試験」で活かす
「社会人の強みは、社会常識、実務感覚があること」「知識から類推すれば、自ずと答えは出る」ことを説いています。
資格試験の勉強は、多くの場合、勉強で得た知識を仕事で活かすという、勉強→仕事の流れです。しかし、仕事の経験やスキルにより、仕事→勉強の流れを活かす、という考え方です。これが、とてもすばらしいやり方だと思います。

③試験勉強のつもりで、仕事の臨もう
企画書や報告書、セミナーは論文試験対策になると、著者は説いています。また、営業や渉外の仕事をしている人は、面接試験(口述試験)対策になるとも。この考え方は、いろんなところで応用できると思います。

英語の勉強だったら、例えば、学んだ英単語や英熟語、慣用句を仕事の英文メールで使う、英文メールを読む時間を短縮する、などの方法があると思います。

仕事には手を抜かずに、試験勉強のつもりで仕事に臨もう、という著者の勉強 ノウハウは、参考にできるところがたくさん、あります。私は今TOEICの勉強をしていますので、TOEICテストのつもりで仕事(英語関連)に臨むことをしたいと思います。