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書評『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル著)

2019-05-02 12:31:05 | 書評
バレットジャーナル 人生を変えるノート術
栗木さつき
ダイヤモンド社


GWは前半、ずっと旅行に行っていました。ライフワークや勉強でやるべきことが、山積しています。朝起きて、カフェに来て、まずやったのが、「To Do List」作り。勉強関連のやることが一息ついたので、読書をしよう、と思って本屋さんで目についたのが、『バレット ジャーナル 人生を変えるノート術』です。折しも、年代が平成から令和に変わり、何か新しいことをしたいと思っていました。気づいたら、この本を熱心に読んでいました。

1番知りたかったことは、To Do Listとの違い。バレットジャーナルとは、なんでも箇条書きにするノートで、ToDo Listの延長という理解しかなかったのです。

本書の前半は、バレット ジャーナルの作り方(作成ノウハウ)、後半でバレットジャーナルの使い方(自分にあわせた使いこなし方)が書かれています。


To Do Listとの違い
読み終えてわかった、ToDo Listとの違いは、以下の3点に集約されると思います。

① バレットジャーナルには、タスクだけで無く、メモ(忘れたく無い情報)やイベント(経験すること、経験したこと)も書くこと。
② ToDoListとノート、目標、いろんな記録を統合したものであること。あらゆる自分の行動や予定に関する情報を統合するノートであること。
③ 記録として残すことを重要視していること。

の3点です。

使われる記号
バレットジャーナルでは、すべて、箇条書きにします。
ただし、箇条書きにする前に書く記号が、内容により異なります。

記号のルールで基本的なものは、次の7つだけです。
・ タスク
ー メモ
◯ イベント
X 完了したタスク
* 優先事項
! ひらめき
取り消し線 必要なしになったタスク

自分にあわせた使い方
スケジュールのためのタイムボクシング、スランプに陥った時の対処法など、ジャーナルを使いこなすためのアイデアがたくさん詰まっています。そんな中でも、私がもっとも「いいな!」と思ったのは、感謝ログ。とにかく、感謝したことは全て書き留めるというもの、これは、ぜひやってみたい応用編の使い方かな、と思いました。

最後に、この本を読んで、自分のToDo管理、スケジュール管理への応用、適用について考えたいと思います。

1)会社ノートのデイリー・ログ化
今の私は、ジブン手帳にスケジュールや目標管理を集約して、日々のタスク管理については、重要性、緊急性のマトリックスに書いたToDoListを使っています。しかし、このToDoListは近い捨て。今後は、会社のノートを会社用のデイリー・ログ、家のノートを家用のデイリー・ログに使いたいと思います。

2)毎日の振り返り「デイリー・リフレクション
ジブン手帳、会社のデイリー・ログ、家のデイリー・ログの振り返りを必ず行う。
振り返りが大事なのは、わかっているのですが、忙しい時ほどできていないんですよね。デイリー・リフレクションを習慣にしたいです。

3)マンスリー・ログの活用
年間単位の目標管理、週間単位のスケジュール管理は行なっておりますが、それをつなぐマンスリー・ログができていなかった。この点に、修正をかけます。今月から、マンスリー・ログを作って、毎月のタスクについても、ログに残していきたいと思います。

バレットジャーナルは、仕事の効率だけで無く、勉強やパーソナルの時間を充実させるための管理方法です。この本に書かれている方法をそのまま使うわけではありませんが、自分のやり方に、バレットジャーナルのエッセンスを取り込むことで、より、資格試験の勉強や情報発信に時間を使えるよう、生活をシフトしていきたいと思います。