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書評『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』(山口真由著)

2019-05-16 08:28:49 | 書評
勉強法のベストセラーの研究です。山口真由さんは、勉強法に限らず、仕事術、読書術、思考法などいろんな分野でベストセラーを出されている著者の方です。テレビや他のメディアに出られていることも多く、ご存知の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

著者は大学3年生のときに司法試験に合格、4年生時に国家公務員I種試験に合格。財務省主税局に入局。その後、大手法律事務所を経て、ハーバードのロー・スクールに留学、という、まさにエリートの中のエリート。

明確なミション
この本の素晴らしい点は、山口さんご自身が、「知識の参入障壁を取り除きたい」「知っていると知らないの間の壁を低くする」ことをミッションにした情報発信をされていることです。これまでのキャリアの中で気づいたミッション。明確なミッションがあるので、いろんなテーマで、わかりやすい本をお書きになっているのでしょう。

独学の中で生み出した定石の勉強法
表題にもある「7回読み」勉強法は、著者が独学の中で生み出した勉強法です。その勉強法については、1章をまるまる割いて、説明しています。7回読みは、真っ白なノートに書き込んでいく作業。1回め、2回め、3回目、どのように読むか、具体的に書かれています。

独学の中でできた勉強であるため、ユニークな面が多く、同じく(レベルは全然違いますが)独学で勉強する私と同様、勉強法が確立されています。独学で勉強するには、やはり自分の勝ちパターン、定石の勉強法を身につけることが何より大切であることを、痛感しました。

7回読み勉強法

7回読み勉強法のコンセプトの一つが、「反復」「繰り返すこと」。これは、私の提唱する「過去問高速回転法」とも通じるところが多いです。(拙著のリンクを付けました!)著者の7回読みは、更に難しい資格試験でも使える勉強法であること、あらゆる勉強で使える勉強法であることが、違いです。反面、7回読みの読書法を読む力、そしてそのベースにある、早く読む能力が必要になると思います。

エリート中エリートの方の書いた本なのに、上から目線ではなく、優しく語りかけてくれるような本です。学生や若い社会人の方には、特に、この本を読んでいいただきたいです。

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)
山口 真由
PHP研究所


中小企業診断士1次試験 科目別合格戦略
山口 賢人
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