ひと言だけ・・・福岡ソフトバンクホークス応援ブログ

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「ヤセの断崖」、行ってみたいな

2009-11-12 23:47:45 | Weblog
松本清張生誕100年記念としてリメークされた「ゼロの焦点」が大きな話題だ。もちろん話のスジも過去に映画化された野村芳太郎作品も観ているので今更内容どうのこうのなんて言わない。実際にこの作品を知ったのは20代の頃だったんだけど、当時「これが清張の代表作なの?」が率直な感想だった。今、思い起こせば「社会派小説」といわれる清張作品を当時ハタチそこそこの自分ごときの若造なんかに理解出来るわけなかったに違いない。

そういえば今年の春先に深津絵里サマ主演で「駅路」もTVドラマ化されたけど、テーマは「ゼロの焦点」に似てたよなあ。家庭を背負った男の葛藤とでもいうか・・・そりゃ、人生経験も乏しい20代の自分に作品の良さが分からなかったのも無理ない。そういう意味で今回の広末涼子主演のこの作品、楽しみではある。ただ野村版の主演の久我美子って女優、そりゃヒロスエ以上の美しさだった。今風に言えば「クールビューティー」って感じかな。ショールの「真知子巻き」もまたカワイかった。

広末涼子って、最近、作品に恵まれているよなあ。先週観た「ヴィヨンの妻」も戦後昭和の混迷期のバーのママ役だったんだけど、雰囲気あったよな。ただちょっと惜しいのは活舌というのかな?言葉の発し方がワンパターンなんだよな。それでどんな役やってもまだ高校生みたいな印象が残るんだよな。あっ、でもヒロスエも「真知子巻き」似合っているなあ。(笑)

さてこの「ゼロの焦点」、ラストの謎解きのシーンは今やサスペンスドラマの定番にもなった断崖絶壁を背景としたシーン。実はこれ、「ゼロの焦点」が始まりとも言われている。ちなみにこの「ゼロの焦点」石川能登半島の「ヤセの断崖」はあまりにも有名。もともと北陸地方に興味あって最も行ってみたい土地だったんだけど、またその思いも再燃してきたなあ。ただ現在、多発する地震の影響で断崖の先端部までは立入禁止になっているとか・・・