ひと言だけ・・・福岡ソフトバンクホークス応援ブログ

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修行という名の人生

2007-10-26 02:10:05 | Weblog
つい先日、比叡山延暦寺の32歳の住職が9日間にもわたる断食などを行う「堂入り」を成し遂げたというニュースをやってました。

「堂入り」とは、比叡山の山奥で1000日間にも及ぶ荒行(千日回峰行)の中でも最難関ともいわれ、9日間も食事はおろか水さえも口にできず(5日目以降、喉にたんがからむ危険性があるなどの理由からうがいのみ許される)、さらにその間一睡もせずに10万回ひたすらお経を唱え続けて不動明王と一体となるというものらしい。

行者は入堂前に「生き葬式」を行う。白装束をまとっているのはそのせいらしい。途中、行を遂げられなくなったときは自ら生命を絶たなくてはならない掟もあるとか・・・戒律が厳しいことで有名な比叡山の僧侶にあってもなかなかこの荒行を志すものはいないらしく、今回のこの住職は6年ぶり戦後12人目の偉業だそうです。

いやぁ、もう、どう言っていいのか、スゴイの一言では片づけられないほどですよね。凡人のアタシには、「その間トイレはどうするの?」とか「夏場は意識的に避けているのかなぁ?」なんてことばかり考えてしまうのですが・・・(笑)これこそ命懸けの修行ですね。今世間を騒がせているインチキボクサーが「試合に負けたら切腹」なんて発言があったけど、「死」なんて言葉は簡単に使うものじゃないよ、比叡山から出直せとでも言いたいよね。

宗教の名を借りた犯罪、デタラメ教祖が多数存在する現在にあって、心から両手を合わせて拝めるホンモノの「お師匠」様はまだまだいらっしゃるんですね。どういうヒトなのか話しを聞いてみたいなぁ。今のこの世の中はどう写って見えているのかな、興味深いなぁ。でもまだまだ修行の途半ばなんだろうな、いや一生修行なのかも・・・