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復活の日(1980)

2007-01-10 02:25:27 | 映画
昨年末、ようやく待望のDVDプレーヤー買いました。(苦笑)
DVDが一般的になって、古い映画もかなり再発されているみたいで、この「復活の日」という作品も観たかったんですよね。

「復活の日」は小松左京原作(最近「日本沈没」もリメイクされてました。)で、監督が意外にも深作欣二という角川作品です。

ストーリーは・・・全人類を短期間に滅亡させるという細菌兵器を盗んだドイツのスパイが飛行機での逃亡中に事故に遭い細菌が世界中に蔓延し、1年とたたないうちに世界は全滅します。ただ、この細菌は極寒の南極でのみその感染力がなくなるということで南極基地に従事する各国の観測隊員である男性855名、女性8名!のみが生き残ることになるんですが・・・

もし人類が滅びるとするなら、核兵器かウイルスですよね。映画後半ではさらに核兵器による「人類2度目の滅亡」という事態に陥いる結果となるわけですが、この作品は人類の進歩がもたらした弊害なんていうものもよく表現していますねぇ。

だけど、男855人に対し女たったの8人ですよ!南極に生き残った人間達は人類を絶やさないために、女性8名に対し不特定多数の男性との性交渉を義務付けます。この作品の時代設定が1982年頃なのですが、もし現在だったらどうなんだろう?いくら人類存続のためとはいえ、「不特定多数」なんて許されないでしょうね。女性人権保護団体からの反発はすごいでしょう。あっ、こんなときこそ、今問題になっている「クローン人間」かな?(冗談、笑)

主演は草刈正雄です。草刈正雄って、ルックスの方どうしても先行しがちですが、演技もかなりいいですねぇ。この作品は邦画でありながらもどちらかというと英語での会話の方が多かったんですが、草刈正雄の発音はなかなかです。彼は結構角川作品には出演していますよね。最近あまり見かけないのが惜しいですけど。

ラストシーンで、草刈がアメリカ・ワシントンから南極に最後に残された10数人の村に戻るために歩いて旅を続ける場面は印象的です。ワシントンから南極まで4年がかりで戻るんですよ!ちょっと笑えるけどすごいことですよね。
日本でもこんなにいいパニック作品が創れるんですね。「復活の日」、ホントにおもしろかった!超お勧め映画です。