今日は、試験本番までに自分の課題としたことの一つ、「〇〇之〇」という形の四字熟語を復習しています。
前にも書いた通り、そのまま四字熟語の問題として出題されることはないと思います(かつて出題されたことはあるのでしょうか?)が、習得していれば正解できる書取や読み、故事・成語・諺の問題がかなりあることが、改めて感じられます。
【棣鄂之情】
ていがくのじょう 兄弟が仲むつまじくする情。
⇒ 「棣鄂」の音読み問題として、平成22年度第1回、平成24年度第3回で出題。
【徙木之信】
しぼくのしん 約束を実行するたとえ。
⇒ 故事・成語・諺の書き問題として、平成22年度第3回で出題。
【鷸蚌之争】
いつぼうのあらそい 両者が譲らずに争っていると第三者が骨を折らずに利益を横取りしてしまうことのたとえ。
⇒ 故事・成語・諺の書き問題として、平成22年度第3回で出題。
【垂拱之化】
すいきょうのか 天子の徳化によって、自然と天下が平穏に治まること。
⇒ 「スイキョウして天下治まる」の形での故事・成語・諺の書き問題として、平成24年度第2回で出題。
などなど、枚挙に遑がありません。
こういうことを実感できるとまた勉強に意欲が湧いてきますが、ということはつまりは、「漢検に合格することが目的の勉強」の域はまだまだ脱せられないということですね。 ^^;
今日から6月。今月末に迫った漢検での合格は、実感として厳しくなってきているように思いますが、めげずに頑張って行きたいと思います。
<「漢検・四字熟語辞典 初版」の記載ページ>
(第二版とは記載ページが異なるかもしれませんが、初版しか所有していないので、ページ相違の際はご容赦ください。)
【棣鄂之情】 P.345
【徙木之信】 P.240
【鷸蚌之争】 P.90
【垂拱之化】 P.276