=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

曲がり過ぎ~(ダボ切り鋸)

2009年07月07日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
って思いません?こののこぎり。

組み手を使った枡づくりもようやく終わり、仕上げに入っています。

失敗して突き出たほぞを処理するために、当初はかんなで荒減らしをしようと思っていたのですが、菊池先生が「ダボ切り鋸」を使ってみたほうがいいというので、使ってみました。
最初はおっかなびっくり普通の鋸のように使っていたのですが、先生に教わると「このくらい曲げて使う」らしいです。

「常識的には、普通こんなに鋸曲げちゃうなんて思わないでしょ」
でもこれがこのダボ切り鋸の使い方なんです。
失敗したおかげで私初めて知りました。

この他にも、底板をはめる溝を間違えて上側に掘ってしまい、その溝を直すことを教えてもらったり、失敗すれば失敗しただけ新しいことが学べます。


学生、これかなり社会の中では異色な存在です。
そして今、この学生という貴重な時間を与えられています。

ならばこの貴重な時間をどう過ごすか?
何をするかは非常に重要です。

例えばですが、せっかく外国に語学留学をしたの日本人の友達とばっかり遊んで日本語で生活している学生もいると聞いたことがあります。
その場合、その環境に与えられた特権を活かしているとはとても言えないでしょう。

同じ時間を過ごすにも、その時、その環境でしか得られない最高の特権を活かすことが大切だと思います。

この技術専門校で考える私の特権とは、

1番目は「失敗」です。

どんどん失敗できることだと思います。

語弊がある言い方かもしれませんが、会社と違って、失敗それが許されている。

と私は思います。

そして2番目で私が心がけたいと思っていること、それは学校にある材料や道具、たくさんある(ひょっとしたらいらないかもしれない)いろんなものにとにかく触れること。
一度扱ったこと、触ったことがあるのとゼロでは全然違います。たとえばですが、自分が独立するときに、この道具は要らないとか要るとかね。

早くも3ヶ月が経過してしまった学生生活ですが、
その特権をフルに活用していきたいと思います。


追伸:
帰省は学割で

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