15号と格闘

今日の台風はすごかった。

工房で体験した初めての台風かもしれない。


午前中は余裕だったのだが、


午後からはさすがに風雨が強くなってきた。


このまえ屋根に登り、屋根を留めている全ての釘穴をチェックして、ゆるそうなところはコーキングをしてきたので、屋根は安心していたが、

今日の敵は、「上から」でなく「横から」だった。


横殴りの雨とはまさしく、こういうものをいうのだろう。

壁にものすごい叩きつける雨の音が。

そして軒のトタンが差し込まれているところからは、横風でトタンの上を雨が逆のぼりしてくるのだろう。通常の雨なら全く問題ない構造が、
この一年に一度あるかないかの台風上陸では勝手が違う。

急遽、どうせ貼ろうと思っていた壁の内側に貼る透湿防水シートを貼り始めた。


これで大丈夫と一休みしていると、

今度は強風のために、ショールーム兼休憩ルームにリフォームしようと仮に合板で覆ってある西側のベニヤが吹きはがされ、
バタバタ言い出した。

「これはやばい」

とこれまた急遽、押さえの板を持って外へ。

しかしこれがすごい強風。
脚立が倒れそうだし、

インパクトドライバーでネジをももうとしても、
風でインパクトが揺れて、ねじ山に狙いが定まらない。
うーん、すごい風だった。


そしてまたつかの間。

今度はアルミサッシの下から、あまりの横殴りの雨のためにサッシ枠に雨が溜まり、そこから土間のほうに水が染み出してきているではありませんか。

どうにか床下に入らないように、

タオルや雑巾、新聞で堤防を作り、事なきをえました。


天気予報のとおり、

19時まえには雨雲は去り、風だけになったので、

ようやく通常の作業をすることができるようになりました。

工房も手間をかければかけるほど愛しくなっていきます。