本日、私の「日本列島半北上木の旅」が始まりました。
この旅は、伊那の技術専門校に入学するまでの時間を使って、「たくさんの現場を見ること」が目的です。
家具作りの現場とは、工房の作業が思い浮かびますが、
もちろんそれも含めて、とりわけ今回はまとまった時間を利用して、家具になる前工程である実際の林、伐採、製材現場を見てきたいと思います。
それによって、木を知り、願わくば木を感じ、また木に携わる広範な人々との交流が持てたら最高です。
そんなわけで、本日の出発地「有明港」にやってきました。
お台場の観覧車が目の前わずか数十メートルのところにあるこの港も別にお洒落なわけではなく、厳しい港湾労働の現場です。
コンテナを積み込む巨大なフォークリフトを手足のようにすばやく操作し、前に移動しながらリフトを操るという芸当を運転者の方々は普通にやっています。
また洗面器にシャンプーを持った人達とも多くすれ違い、労働時間の不規則さとその厳しさを少し感じました。
さて、夕方17:00、いよいよ出港です。
ビルの5階建てくらいの高さまでタラップを一気に登るとさすがに息が切れます。
小さな子供二人連れのお母さんは、すべての荷物を一身に背負いもうゼエゼエもんでした。
出港時には、ドラマにある紙テープを持っている人はさすがにおらず、意外とあっけなく出港です。
私は東京湾の南にある地元の館山を海上から見てやろうと、寒風吹きすさむ冬の海を走るフェリーのデッキでひたすら目を凝らして陸地を眺めますが、
海はもう真っ暗、陸に見える明かりだけを頼りに館山を特定することは困難でした。
「あの湾がそうかな」とも思うけど、「いや、そんなに街じゃないからあんなにライトは光ってないだろう」とか。
それにしても夜の海は暗闇の世界、怖いし寒いしで、結局館山探しは諦めました。
自分が半日の時間とお金をかけて東京までやってきたのに、再び船で自分の家の鼻先を通過するのもなんだか癪ですから。
フェリーの旅というと、私は昔仲間ととバイクで小樽に向かったことがあります。
そのときの印象は二等のごろ寝でみんなわいわい、仲間とも知らない人とも知り合いになって楽しく過ごした経験がありますが、
今日の二等は行き先別に部屋を分けられ、私は男性独身部屋に。この部屋が一番人数はいると思うのですが、みんな行儀がいいです。
19:00過ぎには毛布をかぶって寝ています。中には若い人のグループもいるので、「沖縄行きのフェリーという物好きな旅なんて一生のうちにそうそうあるものじゃないんだから騒がないのかな」と、私のほうが気を使ってしまいました。したがって他人と知り合うなんていうチャンスはあまりなさそうな雰囲気です。
さて本日の本題です。
テレビの番組で「宇宙船 地球号」ってやってますよね。
地球をひとつの宇宙船に見立て環境問題を考えるきっかけになる番組です。
でも普通の人間にとってはやっぱり地球って大きすぎるのだと思います。そこまで想像力が及ばない。
普通の人にはこのありあけ号くらいがちょうどいいと思う。
フェリーの外は怖い海が広がりあたかも宇宙のよう。シャワーの水は有限で無駄使いはできません。これは地球の資源が有限であることと一緒です。そして多くの人達との共同生活。ちょっとくらいむかつくことがあってもこの狭い船内ではどこかで出会ってしまいます。お互い気持ちよく過ごすためにはうまくやっていかなければいけません。
そんなことで、皆さんにも「素敵な宇宙船 ありあけ号」の旅をオススメします。
さて、フェリーは雨風交じりの災厄な天候の中を、きれいな景色なんて望むべくもなく、
でもなんだかんだで足摺岬沖くらいには差し掛かっているのでしょうか。船の旅もあと5時間ほどです。
◆鉄人28号のような巨大ボイラー煙突
◆志布志港に到着
この旅は、伊那の技術専門校に入学するまでの時間を使って、「たくさんの現場を見ること」が目的です。
家具作りの現場とは、工房の作業が思い浮かびますが、
もちろんそれも含めて、とりわけ今回はまとまった時間を利用して、家具になる前工程である実際の林、伐採、製材現場を見てきたいと思います。
それによって、木を知り、願わくば木を感じ、また木に携わる広範な人々との交流が持てたら最高です。
そんなわけで、本日の出発地「有明港」にやってきました。
お台場の観覧車が目の前わずか数十メートルのところにあるこの港も別にお洒落なわけではなく、厳しい港湾労働の現場です。
コンテナを積み込む巨大なフォークリフトを手足のようにすばやく操作し、前に移動しながらリフトを操るという芸当を運転者の方々は普通にやっています。
また洗面器にシャンプーを持った人達とも多くすれ違い、労働時間の不規則さとその厳しさを少し感じました。
さて、夕方17:00、いよいよ出港です。
ビルの5階建てくらいの高さまでタラップを一気に登るとさすがに息が切れます。
小さな子供二人連れのお母さんは、すべての荷物を一身に背負いもうゼエゼエもんでした。
出港時には、ドラマにある紙テープを持っている人はさすがにおらず、意外とあっけなく出港です。
私は東京湾の南にある地元の館山を海上から見てやろうと、寒風吹きすさむ冬の海を走るフェリーのデッキでひたすら目を凝らして陸地を眺めますが、
海はもう真っ暗、陸に見える明かりだけを頼りに館山を特定することは困難でした。
「あの湾がそうかな」とも思うけど、「いや、そんなに街じゃないからあんなにライトは光ってないだろう」とか。
それにしても夜の海は暗闇の世界、怖いし寒いしで、結局館山探しは諦めました。
自分が半日の時間とお金をかけて東京までやってきたのに、再び船で自分の家の鼻先を通過するのもなんだか癪ですから。
フェリーの旅というと、私は昔仲間ととバイクで小樽に向かったことがあります。
そのときの印象は二等のごろ寝でみんなわいわい、仲間とも知らない人とも知り合いになって楽しく過ごした経験がありますが、
今日の二等は行き先別に部屋を分けられ、私は男性独身部屋に。この部屋が一番人数はいると思うのですが、みんな行儀がいいです。
19:00過ぎには毛布をかぶって寝ています。中には若い人のグループもいるので、「沖縄行きのフェリーという物好きな旅なんて一生のうちにそうそうあるものじゃないんだから騒がないのかな」と、私のほうが気を使ってしまいました。したがって他人と知り合うなんていうチャンスはあまりなさそうな雰囲気です。
さて本日の本題です。
テレビの番組で「宇宙船 地球号」ってやってますよね。
地球をひとつの宇宙船に見立て環境問題を考えるきっかけになる番組です。
でも普通の人間にとってはやっぱり地球って大きすぎるのだと思います。そこまで想像力が及ばない。
普通の人にはこのありあけ号くらいがちょうどいいと思う。
フェリーの外は怖い海が広がりあたかも宇宙のよう。シャワーの水は有限で無駄使いはできません。これは地球の資源が有限であることと一緒です。そして多くの人達との共同生活。ちょっとくらいむかつくことがあってもこの狭い船内ではどこかで出会ってしまいます。お互い気持ちよく過ごすためにはうまくやっていかなければいけません。
そんなことで、皆さんにも「素敵な宇宙船 ありあけ号」の旅をオススメします。
さて、フェリーは雨風交じりの災厄な天候の中を、きれいな景色なんて望むべくもなく、
でもなんだかんだで足摺岬沖くらいには差し掛かっているのでしょうか。船の旅もあと5時間ほどです。
◆鉄人28号のような巨大ボイラー煙突
◆志布志港に到着