※ウィシュマさん事件については、不審な点が多すぎると思っていた。 → カテゴリ 不法滞在問題 で分けてあります。
スリランカ人の入管での死亡事件、映像が公開された模様。
「やっている事が拷問に他ならない」と、映像を見た立憲の議員さんが発言したそうだ。→ 詳細はこちら。
病死した事に対して、入管の対応に問題が有ったかどうかの追及は良いよね。
だけど、もう一つの追及は放置ですか?
彼女が病気になる前は、健康のまま5ヶ月間も過ごしていた、と言う事実については? 誰も追求しないのね。
こちらも追求すべきでは?
飛行機事故とかの場合、事故に至る徹底的な原因調査がされるから、最初のきっかけとなる誘因まで突き詰められる。
今回のケースで言えば、
・入国管理法違反しなければ、普通に暮らせた。(何故彼女は入国期限切れになったまま、日本に留まって居たのか?)
・支援団体に協力して貰い、お金を工面して帰れば、病気にならなかった。(何故支援者(支援団体)は、お金を工面してあげなかったか?)
今後この様な悲劇を起こさない為にも、こちらも追求されるべきだと思いますよ。
だって、体調を崩したのはその後の話だから。
一番の疑問は、彼女が死ぬ前後の支援者達の姿勢。
一人分の帰国の旅費すら工面できなかったのに、いざ彼女が死んだら豪勢な葬儀をやり、裁判費用や遺族二人分の滞在費・往復旅費を工面し続けている。(自腹で帰国旅費を出せなかった彼女やその遺族達に、葬儀や旅費なんて出せないでしょ? 出せるのなら帰れたわけですよ。)
そんなに支援に使えるお金が有るのなら、彼女を帰国させる為の費用を、何故最初から工面してあげなかったのか?
その理由が、わかってきた気がする。
支援者達はウィシュマさんを助けようとしていたわけで、彼女の死に直接関係していないから法的に訴えられる事はまず無い。
しかし、結果的に間違った道を彼女に選択させて死なせてしまったのは事実で、責任が無いわけでは無い。
(入国期限が切れたのなら帰国するのが原則。それを在留するように支援したわけだから、ある意味「違法行為を助長する」行動を取っているわけですよ。)
遺族がそれに気が付いてしまえば、訴えられる事も十分考えられる。
だから遺族に対して全面的にバックアップをして、「善人アピール」をしている、そう考えれば納得できる行動です。
この支援者及び支援団体の「違法行為の助長行動」は、今後も「人道的立場の支援」と言う名目で続けられるだろう。
だけど、この様な「法律を順守しようとしていない人道支援行動」はいかがなものでしょうね。
支援者と支援団体のモラルも、問われていくべきでは?
人道支援が悪いという事は言っていないですよ。
法律を守る方向の人道支援が、本来あるべき人道支援でしょ?
今回は、在留する為に支援したわけだけど、法を順守する形でできていないですよね。
支援の方向が間違っていませんか?
「正規な在留資格を取れる見込みがないのに、嘘をついて彼女を病気にさせた。」その様な疑いだって持たれているわけだし。
それにこの一件、入管と支援者の間で一切の意思疎通が無い、そう思えます。
支援側は、入管に対して「法に合致する方法で自由になるにはどうすべきか?」と相談したのでしょうか?
少なくとも、最初の仮釈放提出は、ウィシュマさんの責任(過去の不法行為が原因)で却下されているのです。
そして、2回目の提出中に彼女は亡くなりました。
事前に「どのような形で自由になれるのか?」ときちんと相談して根回しが済んでいれば、最初の仮釈放要求が通ったかもしれない、ですよね?
結果論ですが、支援団体は「支援をやってます」アピールだけになっていませんか?
どちらの側に責任が有るのかわかりませんが、対立しているだけでは話がまとまらないんですよ。
不法行為を助長する形で支援者が支援をしているとすれば、入管が拒否しても当然ですからね。
それと、彼女の死で、入国管理法改正案が撤回された事実も有ります。
今回彼女を主体で支援した集団が「人道支援」をお題目にした「政治的意図を持つ」集団であるのか無いのか、国は調査する必要はあると思います。
政治的意図? 十分考えられます。
何しろ、共産の志位さんが、入国管理法違反者であるウィシュマさんを擁護する、こんな発言してますからね。
支援団体のバックに共産党有り(!?)でしょうか。
いずれにしても、党首が人道にかこつけて犯罪者を容認する発言をしている様では、疑わしくなりますね(^^;)