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基本、忘備録的日記です。

映画 「私の頭の中の消しゴム」

2008-04-12 23:21:58 | 映画

恋愛映画ですが、カップルがゴールインした後に、この映画の伝えたい重みが描かれています。

この映画を見て思った事は・・・、

まず、結婚を夢見る人・結婚を控えている人達には特に見て頂きたい映画です。
勿論、幸せな結婚生活を送っていらっしゃる皆さんにもw

夫婦のあり方を考えさせられる映画だと思います。

 

これはどんな映画かというとですね・・・。

 

---------------

 

ヒロインの父は建設会社の社長。
その建設現場に父と共に訪れたヒロインは、そこの責任者を父に紹介される。
失恋したヒロインが少し前に、とあるコンビニで偶然出会った男性、その人だったのだ。

 

その後の数回の出会いでお互いの愛を確かめあった二人は、やがて結婚。
しかし、その幸せは長く続かなかった。
やがてヒロインは若年性痴呆症を発症してしまう・・・・。
そして夫は、自分だけで彼女を守っていこうとする。

痛々しいまでに・・・。

 

---------------

 

さて、この映画を見ると「恋愛映画のハッピーエンド」と言うものが「生ぬるい」と思えてしまいます。
恋愛もののハッピーエンド、それは殆どが「結婚」か「結婚する事になる」と思えるようなエンディングが多いですね。
しかし、実際の人生は「結婚後に二人で家庭を築いていく期間」の方が交際期間より遥かに長いです。

そして、自らの伴侶が、うつ病等の精神障害になったり不慮の事故で障害者になったり、と言うケースは少なく無いです。

 

私の場合も身近に3つのケースがありました。

全て「心の病」で「うつ病」2つと「境界性人格障害」1つ、かなり危険な状況にまで病状は進行しました。

病気になった当人は「自殺」を真剣に考えるところまで行き、家族全員が「出口のない暗闇に引きずり込まれてしまい、家庭崩壊寸前」とも言える状態まで行きました。

実際そのうちの1つは、家庭崩壊してしまいましたが・・・。

 

この映画での夫の痛々しさは伝わってきますが、そこまで追い詰められていない状況で描かれているのが救いです。

 

さて、ちょっと意地悪な質問をしましょう。

この映画のように、

 

あなたの大切な人が「要介護」になってしまったら、あなたはそれを受け入れる事ができますか?

 

「こんな映画の真似なんて、とてもできないよ・・・。」と答えられる方が殆どだと思います。

謙遜も含めて。
でも、実際そうなってしまったら・・・・・・・・。

 

逃げられないですよ。受け入れるしかないのです。

 

それが、夫婦(家族)です。

 

 

家族の絆というものを色々考えさせられた恋愛映画でした。

 

この映画は、4月17日(木)午後9時~10時59分 衛星第2放送で放送されます。

 

衛星放送が受信できる環境に有る方は、是非ご覧になって頂きたいですねw

 

 

参考までに→映画「私の頭の中の消しゴム」

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

ラクちゃん [2008年4月12日 23:33]
こんばんはぁー(〃ー〃)ノ
この映画見たいと思ってたのですよぉー!
…結婚したい/恋愛したい/恋愛話が大好きなので☆
大好きな人なら、介護します!!!
大好きな人なら、何でも受け止めますよラクちゃんは(〃ー〃)。○
LUXEL [2008年4月13日 0:52]
こんばんは。
「私の頭の中の消しゴム」…ラブストーリーのような話ですね。
この手の話は私自身、凄く苦手です(苦笑)
私も好きな人が要介護になったとしたら、間違いなく受け入れます。
困っている人がいると、ほっとけない性格なのですから…
五里霧中 [2008年4月13日 11:26]
こんにちは。
この映画の話はよく人から聞いていましたが、あえて観ていません。
私の大切な人が要介護になったら・・・。
実際受け入れる気持ちはあっても、時期や期間によって
共倒れしてしまう場合も多いので、とても難しい問題だと思っています。
看ている人の心のケアが大切ですよね。
-.-; [2008年4月13日 20:53]
うちの母に言わせると旦那が要介護になったら、それまで離婚したいと思っていてもできないって言ってました。
おそらくいろんなしがらみがあるのかもしれません。
その人が介護するような事態になっても介護したいと思うような人と
結婚したいかなぁ~、それを想定しても結婚したい人を選ぶのがいいのかも。

EP82-SW20 [2008年4月13日 21:30]

>ラクちゃん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

若い力がみなぎっているコメント、元気を貰いましたよw
この映画でも、夫がヒロインに対して「自分なら何でもやってあげられる」という姿勢で臨んでいます。
そして、夫の記憶を失う前に夫に対して感謝の気持を伝えるヒロイン。
このあたりはとてもジーンとしますねw


>LUXELさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

作られたラブストーリーなので私もそれだけでは見たいとは思わなかったのですが、「痴呆症になってしまった奥さんに対し、どんな愛情表現を夫がするだろうか?」という所に興味があり、見てみました。
「介護の辛い現実」という点は余り表現されていなかったのが残念でしたけど、ラブストーリーだと考えれば、良い映画だと思いますw
EP82-SW20 [2008年4月13日 21:46]

>五里霧中さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

介護の核心を突いたコメントと思えますw
夫婦二人きりの家庭でどちらかが介護を受ける状況になりますと、重度の場合相方は仕事を放棄して介護に専念するか、介護する人を雇う(または介護施設に預ける)事が必要になります。
いずれにせよ、経済的な問題が大きくのしかかってきます。
そして、「寝たきり」のケースの場合、介護者の肉体労働は相当な重労働になりますし、回復の兆しが見えない場合、精神的疲労も・・・。
一人では背負いきれない現実が有りますよね(汗)。
EP82-SW20 [2008年4月13日 21:53]

>-.-; さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

「離婚したいような関係になっていたとしても、相手が要介護になったら離婚できない。」という事ですよね。
それは、「人道的立場」からできないのだと思いますよ。
相手を「見捨てる」事になりますから。
結婚は別に介護に拘らず、「この人と一緒になりたい!」と想った人と結婚すべきと思いますよw
結婚後、一緒に生活していく過程で仲が良いままなら進んで介護する気持になるでしょうし、どんなに愛し合って結婚しても亀裂が入って修復不能になってしまったら、介護なんてする気になれないでしょうから。
だから、ご結婚されたら、お互い相手を思いやる気持を維持していく事が大事と思いますよw

kuru [2008年4月14日 3:02]
こんばんは。
すっごく興味深い話です。
kuruはどんな事があっても生涯を共にしたいと思ってるので、相方さんが要介護になっても受け入れると思います。
ただ、経済的な話になると「面倒を見る」または「誰かに頼む」って選択の判断に迫られるでしょうね。
また逆にkuruが「要介護」になってしまったら苦しむと思います。
kuruが重荷になるのが分かってるだけに迷惑を掛けたくないと思うから何らかの方法を考えるのかも。
あんまり痴呆症にはなりたくないなぁ~(^_^;)
EP82-SW20 [2008年4月15日 22:40]

>kuruさん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

痴呆症に限らず、自らが「要介護」になってしまった場合、相方さんに掛ける負担の重さを考えると、滅入ってしまうかもしれないですよね。
実際問題として、介護疲れによる殺人・心中事件も起きている悲しい現実が有りますからね・・・。
この映画ですとヒロインのお父さんが会社の社長、また、若いカップルなので、経済的問題・介護の体力的問題は描かれていませんでした。
でも、現実問題としてはこの二つは大きな負担として立ちはだかってきますよね(^_^;)
コメント
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