先日岡山へ出張する機会がありました。
そこで思い出したトピックがあったのでご紹介。
数年前の旅情報誌、「るるぶ岡山」に載っていたこの「岡山ミステリーツアー」、サブタイトル「金田一耕介の足跡を辿って。」
それを読んで引き込まれてしまい、小説「金田一耕介シリーズ」の単行本を5冊買ってしまった、というお馬鹿さんは私です(苦笑)
岡山を舞台にした金田一耕介の関わった事件現場、それは何処をモデルにしたのか?
岡山を舞台にした金田一耕介の関わった事件現場、それは何処をモデルにしたのか?
小説に出てくる地名から推理して、そこを探してみましょう、というもの。
さて、ここで取り上げられたのは、
本陣殺人事件
獄門島
八墓村
悪魔の手毬歌
そして、悪霊島
本陣殺人事件
獄門島
八墓村
悪魔の手毬歌
そして、悪霊島
何故岡山を舞台にした事件がこれだけあるかというと、原作者の横溝正史さんが若いころ疎開で岡山に住んでいたのだそうです。
本陣殺人事件では、彼が疎開していた近所の地名も記載されているのだそうですよ。
さて、記事を書いた女性レポーター、本陣殺人事件は小説では一部地名が隠されていましたが、おおよそ「ここ!」といえる場所を見つける事ができた。
しかし、戦前が舞台なので、あるはずのものがなかったり、地形が若干違っていたりと、100%でなく、本人は少し不満げでした。
しかし、戦前が舞台なので、あるはずのものがなかったり、地形が若干違っていたりと、100%でなく、本人は少し不満げでした。
次に彼女が辿ったのが獄門島。
ここは島の場所が明確に記されていました。しかし・・・・
島の地形が全然違うのです。
釣鐘が置かれた丘や、山のある島のはずなのに、どちらかというと平らな島。
どうやら島自体のモデルは実在の島にしたものの、実際の地形は別の場所のようでした。
ここは島の場所が明確に記されていました。しかし・・・・
島の地形が全然違うのです。
釣鐘が置かれた丘や、山のある島のはずなのに、どちらかというと平らな島。
どうやら島自体のモデルは実在の島にしたものの、実際の地形は別の場所のようでした。
八墓村は似たような名前の八束村を彼女は選びましたが、鍾乳洞が無い。
映画では村でロケをし、鍾乳洞は秋芳洞等複数の鍾乳洞を繋ぎ合わせて作ったらしいです。
映画では村でロケをし、鍾乳洞は秋芳洞等複数の鍾乳洞を繋ぎ合わせて作ったらしいです。
近隣には似たような事件が過去にあった村もあり、八墓村を彼女は絞りきれませんでした。
悪魔の手毬歌、これも最初に出てくる峠の名前が明確でしたが地図には見当たらない。
周辺都市からの場所を目安に彼女は探しましたが、目星をつけた峠は小説と違って見晴らしが全然利かず、これまた探しきれません。
悪霊島は、岡山県の海岸から見えるはずなのですが、その位置に島が無い。
完全に架空の場所に島を設定していたようです。
完全に架空の場所に島を設定していたようです。
結局彼女は絞りきれませんでした。
このような小説の舞台探しの旅、面白いと思いませんか?
私も仕事でなければこの5箇所を探してみたかったです。
私も仕事でなければこの5箇所を探してみたかったです。