今回の第4章で描かれたのはセイバーとバスターの信頼関係の確立と、
新たな敵の強襲にエスパーダ(一番左)が変身後の姿を初披露して応
戦!という設定の基盤確立のエピソードで、新キャラと新フォームが
順調に紹介されている。ハンザキことオオサンショウウオのネタは変
身忍者嵐(1972年)の原作版からの引用だろう。正直言って筆者のセ
イバーの印象はブレイド(2004年)とカブト(2006年)に似ている。
世代的に知らない方は配信かレンタルで観てください。実はこの3作
には共通する事情がある。「とにかくシリーズを無難に繋げたい」と
いう事しか伝わらず、 具体的に何かをしたいスタッフの気持ちが観て
いる方に伝わらないのだ。ブレイドの時期は「ここらへんでシリーズ
を終らせて次は変身忍者嵐あたりをリメイクしようか」という予定だ
ったそうだし、カブトも前作の響鬼があまりにも不調ゆえに「もう後
がない」と言われていた。もっとも、後番組の電王の人気がシリーズ
延長を決定づけたが、この頃はブレイド放映時と同様に打ち切りの危
機にあったのだ。シリーズ物は伝統があるので守りの部分があるのは
避けられないが、それを最優先すると、登場人物は記号化しストーリ
ーも御約束化する。とはいえ、どんな傑作のシリーズ物でも番組序盤
は登場人物に親しみがわかないのは当然な部分はあるので、第5章以
後はレポートするかは未定だが、放映は観続けるつもりだ。というか
1週遅れてる???
~PS~
職場である鑑定団の特撮関連のアイテム過多の状態は続いて
いる。これだけのアイテムを一気に手放すのは、持ち主が既
に故人の可能性が大きい。もうきりがないので、企画記事に
使えそうな物以外はスルーする事にした。どこまで物欲をコ
ントロールできるかわからないが…(汗)。