縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

2年後のあなたへ

2009-12-17 | 干支
ピノコと公園に行った。12月の公園は落ち葉の絨毯に引き詰められている。その絨毯の上を
サクサクいわせながら歩いていたら、落ち葉の間にいかにも子供が使うようなカワイ子ブリッコな
封筒が落ちていた。近くに寄って拾ってみると中に便箋が入っていた。便箋にはつたない字で文章が
書いてあった。
おお、もしやこれはヤングの書いたラブレターか?手紙をもらった子が迷惑だとうち捨てたのかい?
好奇心が公園の森森よりもっとモリモリ。悪いけどちょっと盗み読みさせて貰った。
兎のぽん子様、2年後のあなたへ、中略、私は2年後東京女子大付属を目指します。チャンチャン。
兎のぽん子より。
おやおや、なんだ、自分に当てた手紙か。ラブレターじゃなかったのか。期待して損した。
でもなんで公園に封筒ごと落ちていたんだろ。自分宛なら大事な手紙のはずだ。捨て去る
理由がない。たまたま偶然にカバンから落ちてしまった?ありえる話だ。
偶然は一度きりならわかる。でもちょっと様子が違うようだ。なぜなら公園を見渡すと、落ち葉の絨毯の上に
拾った封筒の他にいろんな色の封筒ががあちらこちらに散らばって落ちていたからだ。
たぶん2年後のあなたへ、君へと書かれた手紙たちだろう。
ふむ、どうしたことかな。ちょっと気持ち悪いね。ミステリアス。
ところでこの手紙は最近自分のために書いたものなのか、2年経って渡された手紙なのかどっちなんだろう。
ワープロ印刷字と違ってへたくそでも手書きの文字には暖かさがある。


11月9日から来年の1月7日まで日本橋丸善1階にて寅を中心とした展示即売をしてます。
福岡丸善、津田沼丸善でも同じく開催してます。
玉川高島屋ルーフギャラリーのショップでも販売中です。
横浜そごう6階ジャパンショップにも寅のアイテムが揃っています。