縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

記憶のすりかえ

2007-10-12 | Weblog
地井散歩を見ていたら勝鬨橋が映っていた。かちどき橋は隅田川に架かる可動橋の橋で船を通すために
橋が真ん中から上がる仕組みになっている。年がばれるが猫社長はこの橋が上がるのを何度も見ているらしい。
まだ幼児だったので覚えていないのだけど、猫社長は晴海に住んでいて乳母車に乗っかり散歩がてらこの
後景を見ていたらしい。橋が上がるとものすごい砂埃が舞い上がったそうだ。だが記憶はない。
猫社長の脳裏には隣の橋からかちどき橋が上がる風景がインプットされているのだけど、婆猫に聞くと
そんな橋から眺めたことは一度もなかったというのである。つまりこれはその後の写真や映像をみて
自分の記憶にまぎれこませてしまったってことなのだろうか。
そんなことがもうひとつあって、その後コウガイ町今の麻布に引っ越した時のこと、美智子皇后ご成婚馬車行列が
家の側を通過なさるとのことで、猫社長は爺猫に肩車されて見に行ったらしい。晴海の頃より少し大きく
なっていた猫社長は沢山の人がいたことと、馬車らしきものが左から右へ通過したことはおぼろげに覚えていた。
だが婆猫にそのことを話すと馬車は左から右へ通過していったのだと言われた。
ふーむ、だがことに関しては爺猫が道路のあっち側に渡っていたという場合もあるし、事の真偽は不明である。
なぜなら爺猫に聞きたくてもういない。