行列のできるパン屋

猫社長が思うに当たれば倉が建つ職種にパン屋とラーメン屋がある。おいしいと評判がたてば
近隣から人が足をのばし、やがて行列ができる。
縁起村にも数多くのパン屋があるんだけど、まだつぶれた店は一件もない。個人で小規模に
営んでいる店はそれなりにおいしくていつも人があふれている。そのなかでも特に行列のパン屋
T太郎は最初は小さな貸店舗を借りてパンを焼いていたのだけど、おいしさが口コミで広がり
縁起村でもで店の外まで行列するまでになっていった。
やがてT太郎の店主は３階立ての家をたて１階を店舗にした。あっというまに倉建てたということだ。
それでもまだ店が狭いせいかパンを買う人の行列はあいかわらずだった。
猫社長もときどきT太郎のパン屋が無性に食べたくなるときがあって買いにでかける。
今日も昼過ぎに店の前に来てみれば、絶望的、店の外に人がはみだしている。
T太郎はトレイにパンをいれるのではなく、順番に店員さんに指名する方式で精算する。
そうなると並んでいる間に前の人がどんどん買ってしまうとなくなっていく。
案の定、猫社長の番が来た頃、パンのケースはすっからかん、仕方がないので残っているものの
中から選ぶことになる。残り物にも福があるでそれらもおいしいのだけどね。
でも人気商品はここしばらく買えたことがない。まだまだ店も工房も狭すぎるのだ。
おいこら、こんなに人がくるんならまたもっと大きな倉建てろ。
パン屋ラーメン屋に限らず人を集めるお店は何かが違う、それはセンスがいいんだと思う。
商品のなかに込めているセンス、こればっかりは生まれもってのものなんだなあ。
猫社長もばかでもいい、センスがほしい。

スポーツ、クイズ、バラエティ

今年の冬は冗談じゃなく暖かい、どこのワイドショー、ニュース番組でも暖冬の話題を毎日の
ように取り上げているけど地球温暖化が主な原因ならテレビのチャンネルの数を半分くらいに
してみたらどうだ。番組を半分にしてもいい。
番組を一本制作するだけでも大量の人や機材を動かすわけだから、これは省エネ、二酸化炭素
削減におおいに貢献するよ。今のテレビって人にお金を使わせよう、使わせようとしてる番組が
多い。ああ、そうか当たり前だ、スポンサーあってのテレビだものね。
ずいぶん前だけど、国民から政治や社会に対する興味を失わせる一番の方策はテレビ番組の内容を
スポーツ、クイズ、バラエティばかりみせるとそうなるって聞いたことがある。
まさに今の日本がこれだね。吉本万歳。