寺社縁起研究会・関東支部

@近畿大学東京センター

第69回例会

2006年07月08日 | 例会履歴

2006.07.08 早稲田大学戸山キャンパス

【研究発表】「三国」をめぐる中世の仏教世界観とその造形への視座―親鸞の名号本尊、善光寺阿弥陀三尊像、清凉寺釈迦如来像、日蓮の曼荼羅本尊を同一地平で論じる試み―  津田徹英
【要旨】本発表は、中世日本の辺土意識を造形から俯瞰しようとするものである。その典型を親鸞の名号本尊、善光寺阿弥陀三尊像、清凉寺釈迦如来像、日蓮の曼荼羅本尊に認めつつ、「三国」をキーワードにしながら、それらを同一地平で論じることを目論むもので、あわせて、中世において大量にコピーされて行く意義にも及んでみたい。
なお、本発表は名古屋大学を当番校として開催された美術史学会全国大会における招待発表(平成18年5月27日)にもとづくものであることをあらかじめ断っておく。