寺社縁起研究会・関東支部

@近畿大学東京センター

第49回例会

2004年03月22日 | 例会履歴

2004.03.22 早稲田大学戸山キャンパス

【資料紹介】小野随心院蔵『青龍記』  高橋悠介
※例会案内送信時には資料名を『〔安祥寺青龍事・付青龍権現祭文〕』と仮題で表記していたが、その後、書名が判明したため、発表時に上記に訂正。
【要旨】今回は、京都・小野随心院の聖教から、京都・山科にある安祥寺鎮守の青龍権現社に関する資料を紹介する。内容は、前半が安祥寺青龍社への暦応三年(1340)の参詣記録、後半が青龍権現祭文で、文明元年(1469)書写の巻子本断簡である。かつての安祥寺青龍社の神体(現在、「蟠龍石柱」として京都国立博物館で展示中)に関する具体的な記述を含む点でも興味深い資料である。