寺社縁起研究会・関東支部

@近畿大学東京センター

特別公開 重要文化財「當麻寺縁起-中巻-」

2012年07月12日 | お知らせ

奈良県葛城市歴史博物館からの依頼で、
特別公開 重要文化財「當麻寺縁起-中巻-」についての情報を掲出いたします。

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奈良国立博物館から100年ぶりの里帰り展として、平成22年からスタートしたこの絵巻展も、今回の「中巻」の公開で、三巻ある絵巻の全巻をご覧いただくことになり、本展がその完結編となります。
さて、絵巻「中巻」の内容ですが、主人公「中将姫」の誕生にまつわる話から始まり、幾多の苦難に遭遇しながらも、ひたすら耐え忍び、ひばり山の奥深くの草庵で母の菩提を弔うため、一心に写経を続けた14歳までのころの話が、絵と詞書により納められています。
製作者は、室町時代後期の絵師土佐光茂と、近衛尚通・稙家・聖護院道増の能筆家たちによる寄合書です。
当代随一の絵師と能筆家達の大和絵と詞書とのコラボレートによる縁起絵巻の傑作を、是非この機会にご観覧ください。
また、今回も巻替えにより、「中巻」全ての内容を、前・後期に分けてご覧いただけるまたとない機会です。
全長22.5m。室町時代の大和絵の一典型と評されています。
公開日は本年7月21日(土)~8月20日(月)。
場所 葛城市歴史博物館(奈良県)
普段、観覧機会の少ない、本作品を多くの方にご観覧頂きたく、お知らせ致しました。
どうかよろしくお願いします。

担当:吉岡 :葛城市歴史博物館 住所:奈良県葛城市忍海250-1〈近鉄忍海駅下車3分〉. 電話0745-64-1414。【休館:火曜日・第2・4水曜日】 入館料200円