Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

夜をぶっとばせ

2007年06月20日 | diary
 朝からストーンズ。“Let's Spend the Night Together”。直訳シリーズ「夜を一緒に過ごしましょう」。でも邦題は「夜をぶっとばせ」。タイトルが性的だということで(ま、歌詞そのものが性的なんだけど)、ミックは人気テレビ番組『エド・サリバン・ショー』でthe night をsometime に変えて歌うように言われ、そうしたのは有名なお話。ということは、エド・サリバンは文字通り、夜をぶっとばしたことになるね。やるね。邦題もここからきてたりしてね。まさかね。

 昨日はなんだか寝苦しそうだったので、コットンのパジャマを仕舞い、じんべいをひっぱり出した。こてっと寝れたところをみると、成功だったのだろう。そんなわけで、今もじんべいを着てたりする。外は今日も夏のような陽射しが降り注いでいる。あとで海へ行ってこようと思う。昨日は結局一歩も外に出なかったし、誰とも口をきかなかった。うまくいかないことがつづき、ちょっとうんざりした。だから、海でも眺めて、気持ちを切り替えようと思っている。

 ときどきお酒を飲みに行ってた藤沢の名店が一ヶ月ほど前に閉店し、その場所に串揚げとお刺身のお店が、今日、オープンする。「いいね、串揚げ」と思ったりする。さてね…。

 ブラウザを、なにかと不具合のあったInternet Explorer から Mozilla Firefoxに変えた。これでまともに表示されなかったページも、たいていは問題なく見れるようになった。僕はPCに疎いMac使いなので、普段からけっこう不便を感じることが多い。それらはたいてい僕の無知のせいであるわけだけど、そうじゃないときもある。なんであれ、画面の見てくれが変わると、気分もなんとなく違ったりして、悪いもんじゃないなと思った。

 さてと、海へ行く前に、やるべきことをやろう。がんばろう。

Most Likely You Go Your Way (and I'll Go Mine)

2007年06月19日 | diary
 ちゃんと早起きして始める1日。ポールの『Venus and Mars』から始まる1日。よしよし。洗濯機をまわし、モカブレンドを飲む。よしよし。

 日曜日、部屋の掃除をするつもりが、午前中から午後の3時頃まで、とあることに延々と頭を悩まし、友人がパソコンを不具合をみに来てくれたときも、部屋はとっちらかったままだった。穏やかな笑みを浮かべて手をあげる友人の手には買い物袋が下がっていて、その中にはビールが入っていた。「やーやーどーもどーも。かんぱいかんぱい」とごく自然にはじまり、これまた友人が持って来てくれたThe Whoの1975年ヒューストン公演のブート映像を観ては、「うぉー!うぉー!」と、これまたいたって自然に盛り上がったりする。結局、PCの不具合は、元専門家である友人の力をもってしてもどうにもならず、諦めた僕らは、僕の個人的念願であった藤沢で一番美味い鰻屋さんへ。ところが、この日は父の日(だからかどうかは知らんけど)、「本日はご予約のお客様に限らせていただきます」という貼り紙が入口にぺったりと貼られていた。「こういう星の下に生まれたんだね。きっと」と友人から、慰めなのかなんなのかわからない言葉をいただく。結局、安くていつも混み合っている中華屋へ。ビールを飲み、焼そばとチャーハンと餃子を食べて、再び我が家へ。チーフタンズのDVDを観たり、アメリカン・ロックの親父くさい度を割と真剣に検証しているうちに、夜はぽちぽちと更けていった。

 最近、数ヶ月ぶりにかつてのバンドに復帰した友人。「でも、まだつづけるかどうかわからないなぁ」とのこと。なんでも最近は、いろんなライヴ・ハウスで行われているセッション・ナイトにスティックを持って顔を出し、見ず知らずの人達とプレイしているのだという。「週に2回くらいでね。叩けるライヴ・ハウスをさがして行ってるんだよ」と、友人は涼しい顔で言った。「今はそういう方が面白くてね。やっぱり刺激になるし、また練習もするようになったし」とのこと。バンドにはバンドの良さがあるのはわかるが、友人のこうした気持ちもまたよくわかる。それよりも、どちらかというと内向的な友人が、そんな果敢なことをしていることに僕は驚いた。「すごいねー。まるでサムライみたいじゃないか」と僕が言うと、友人は「はははは…」と笑った。その夜、僕はそんな友人のことを考えながら、なんだかとても羨ましい気持ちになった。僕も彼みたいに楽器を演奏できたら、どんなに楽しいだろうと思った。

 月曜日、ポールの誕生日。朝からいたって普通にポールを聴いて過ごす。で、昼には、再び藤沢で一番美味しい鰻屋さんへ。暖簾をくぐると店内はお客さんでいっぱい。どうにかカウンターの席に落ち着き、メニューを広げる。そして、なんの迷いもなく僕は店のおばちゃんにこう告げた。「特上うな重!」。むーん、我ながらかっこいい…。しばしの待ち時間を経て、おばちゃんは、僕の特上うな重を運んできた。いつになく神妙に心もちになった昼下がり。それはそれはおいしゅうございましたよ。胸に温かいものが広がりましたよ。あーまたいつか、いつになるかはわからないけど、この店の特上うな重を食べたい。そのためにも、これからがんばろう。そう誓って、僕は、自転車のこいで部屋に戻った。

 お昼をしっかり食べたこともあって、この日は夜になっても腹が減らなかった。おかげで、僕はせっせと部屋の片づけに専念することができた。あとは掃除機をかけるだけというところで、携帯が鳴った。「今、江ノ島にいるんですけど、これから寄ってもいいですか?」と、昨日とは別の友人が言った。そして、彼は、ごくごく当たり前のように、ビールを持ってやって来た。「江ノ島でなにやってたの?今日は仕事休みだったのかい?」と僕が訊ねると、「いや、仕事帰りですよ。ハーモニカの練習をしてました」と友人はいった。彼は、つい最近バンドを辞めたばかりで、今後の予定としては、仕事も辞めて、ギターとハーモニカだけを持って、「本当の歌」をさがす旅に出かけることになっている。この日は、仕事帰りにハーモニカの練習をしに江ノ島の海へと向かい、その後に僕の部屋に寄ったのだという。「まっすぐ家に帰るといつもギターばかり練習してしまうんで。でも、旅に出るにはハーモニカもできるようにしておきたいから」と彼は言った。僕はそのあまりにシンプルな行動に、すっかり感心してしまい、「えらい!いつかきっとお前がさがしている「本当の歌」に巡り会える日がくると俺は思うよ」と、無責任に励ましたりした。それから僕らは、交互にギターを弾いて、歌った。友人が“You've Got a Friend”と“Don't Think Twice, It's All Right”を弾いた。歌も演奏もまだ拙いものだったけれど、純粋な気持ちと真剣さはしっかりと伝わってきた。僕には、それだけで十分に思えた。

 みんながそれぞれにそれぞれのことをやっている。音楽を愛し、それぞれに、それぞれのことを。僕も僕のことを、ゆっくりとでいいから着実に、やっていきたいと思った。だから、今日はちゃんと早起きできた…のかもしんない。よくわかんねけど。

Happy Birthday

2007年06月18日 | diary
 今日は誰よりも偉大なポール・マッカートニーの誕生日。65歳になりました。おめでとう!ぱちぱちぱち…。

 さっそく『McCartney』をターンテーブルにのっけてみたりする。ポールがたったひとりで作ったアルバム。ビートルズが終わりを迎える中、静かにソロ・キャリアをスタートさせたアルバム。“Every Night”や“Junk”や“Maybe I'm Amazed”などの名曲が、ダイヤの原石のような形で収められているアルバム。ジョンとジョージとリンゴが、たくさんのミュージシャンとコラボレートしていく中、ポールはたったひとりで歩き出したわけで、そんな勇気に改めて頭を下げてみたりする。ポールはすごい。

 それだから、このアルバムはどこか淋しげでもある。そこが僕にはたまらなく魅力的で、「個人的切なさランキング」第一位アルバムは、昔からずっとこれだったりする。本当の強さとか勇気って、きっと切ないものなんだなぁと思ったりする。

 こんな風にして、僕はポールの誕生日を、会えもしないのに、僕なりに自分勝手に、毎年お祝いしている。そんな僕みたいなファンの気持ちが、なんとなくでいいから、ポールに届いて、ポールの気持ちをいくらか明るくしていたら嬉しいのだけど、さて?

 Happy Birthday ! 今日があなたにとって素敵な1日でありますように。僕なりに自分勝手に、そう願っている。

日本家屋とボブ・ディラン

2007年06月17日 | diary
 今日もいい天気。空も心も日本晴れ。

 金曜日、のんびりと最後のお勤めをして、夜は鰻でも食べようと思っていたのだが、大事な用事が転がり込んできて、それにせっせと取り組むも、自分の力だけでは太刀打ちできず、友人に助けておくれメールして、とりあえず一段落つけたのが22時。自転車に乗って出かけるも、鰻屋などやってるはずはなく、そのままいつものアナログ・バーへ。居合わせた常連さん達とがやがや談笑し、なんとなく焼き鳥屋へと流れ、気がついてみれば朝の5時だった。

 土曜日、昼まで寝て、電話の音で目が覚めた。ワインと花をもらったので、ワインを飲み、花をウイスキーのボトルに生けた。アナログ・バーのマスターも、ワインをもって来てくれたそうだが、残念ながら受け取れなかった。夜は、ブラジル音楽のソロ・ギターを聴きに出かけた。古い民家をそのまま使ったカフェに、アンプラグドな音はよく似合っていた。途中で歌も入り、彩りを添えた。この夜、奏でられた曲はどれも美しかった。ファースト・セットとセカンド・セットの間には、ボブ・ディランの『Modern Times』が小さな音で流れていた。最近のディランの歌もまた、古い日本家屋に、ぴったりと馴染んでいるような気がした。ライヴが終わってからは、連日でいつものアナログ・バーへ。「今日お祝いもって行ったのに」とマスターに言われた。気持ちだけでもありがたいと思った。金曜日も土曜日も、バーはとても盛況だった。カウンターはお客さんでいっぱいだった。

 今日は散らかった部屋を片づける。友人が15時過ぎに来て、パソコンの相談にのってくれることになっている。その後は、いよいよ、鰻でも食べに行けたらいいなぁ。いいよね、鰻。鰻、最高。

気分は朝から鰻なのだ

2007年06月15日 | diary
 偉大なるバディ・ホリーが歌った大好きな曲、“Raining in My Heart”。太陽が輝き、空は青く、視界をさえぎる雲ひとつない。でも、僕の心は雨が降っている。そんな歌だったりする。で、僕の今の気分はといえば、その真逆なわけでね。外は雨かもしんないけど、心では太陽が輝き、空は青く、視界をさえぎる雲ひとつない。そんな感じ。いやーすっきりだぜ。

 そう、今日は待ちに待った最終出勤日。それってつまり、明日からなんでも僕の好きにしていいってことでしょ?ぜーんぶ自分で決めてやっていけるってことでしょ?

 なんて素晴らしいんだ…。こんなに気分が晴れ渡ったのは久しぶりだぜ。自由だ。

 「鳥のように自由であること。それが次に大切なこと」とジョンも歌っているわけでね。つまり、自由であるよりも大切なことは確かにあるけれど、自由がとても大切なのに変わりはない。んじゃ、自由より大切なものってなんだろね?と思うに…、うーんと、なんだろな?思いやりかな。やっぱり。

 ひとまず、起きがけにポールをかけてみたりする。“Let'em in”。邦題「幸せのノック」。勝手にノックされまくり。あ、そうだ、今日は鰻でも食って帰ろうかな。いいよね、鰻。鰻、最高。

No More Lonely Nights

2007年06月14日 | diary
 えっと、ポールばかり聴いている。お出かけのお伴にポール。部屋でのくつろぎにもポール。いつもの耳元に『Memory Almost Full』。ま、他のも聴いてるはいるけど。昨日だとドノヴァンとかキンキー・フリードマンとかドニー・フリッツとか。でも、いたってポール・マッカートニーな日々ではある。

 昨日は微妙に体が疲れてるくせに、頭の方は冴えてしまって、うまく眠れなかった。ゆっくり休みたくて0時30分にはベッドに入ったのに、ちっとも眠れない。1時が2時になり2時が3時になり、このままでは3時が4時になるなぁと思ったところで、おもむろにむくっと起き出し、ポールの『All the Best』をターンテーブルにのせた。なんとなく気分でB面からスタート。“No More Lonely Nights”からスタート。

 体が確実にリラックスしていくのがわかった。

 ポールの声はとても自然で、いたわりがあって、心地よく僕の体をほぐしていく。こういうことって、ビートルズやポール・マッカートニーじゃないと、僕の場合、あり得ない。ビートルズやポールの歌は、いわば帰るべき家であって、いつも待っていてくれる家族のようなものだ。これまでずっと一緒にいたから、僕のことならなんでもわかっているし、なんの説明もいらない。僕はベッドに戻って、目を閉じた。ポールの歌声が、真っ暗な部屋をあたたかく満たしていくのを、ただ聴いていた。“Silly Love Song”、“Let'em in”、“C Moon”とつづき、“Pipes of Peace”が終わると、針の上がる音がした。部屋は歌の余韻を残したまま、本来の静けさを取り戻した。僕は小さな息をひとつ吐いた。まどろみがやってきて、そのまま意識は薄れていった。

 そして、今朝も同じようにポールを聴いている。『All the Best』を、でも今度は最初から。で、やっぱり小さな息を吐いてたりする。ポールが求めた安らぎは、僕らが求めるそれと、きっと一緒なんだろうなと、ふと思ってみたりする。似てるんじゃないかなと。

 “No More Lonely Nights”を始めて聴いたのは、中学3年のときだった。僕は塾に行く前に発売されたばかりの『Give My Regards to Broad Street』を買い、塾から帰ってから、居間のステレオの前に座って、ヘッドフォンをして、買ったばかりのこのレコードに針をおろした。イントロが流れ、一拍おいてから、ポールの声が聴こえてきた。それは信じられないほどいい曲だった。僕はひどく興奮してしまい、「これは絶対にナンバー・ワンになる!」と、たまたまその場に居合わせたお袋に宣言した。でも、“No More Lonely Nights”がナンバーワンになることはなかった。結局、たいていのことって、そういうものなのかもしれない。でも、“No More Lonely Nights”はいい曲だ。今でも信じられないくらいにいい曲だと思う。

Jerry Roll Morton

2007年06月13日 | diary
 会社にて。只今、事務姉と2人。のんびりまったり、ストリング・チーズ・インシデントの『Born on the Wrong Planet』をかけつつ、窓を開けつつ、眠いなぁと思いつつ、心おきなくこんな日記をつけてたりする。

 昨日は送別会だった。えっと、僕の。午後6時半に、鎌倉にある庶民的だけどそこそこ美味しい焼肉屋さんへ。ハラミとかロースとかカルビとかを食べた。ビールも飲んだ。その後は、ひとりで地元のバーへ。久しぶりに行ったその店では、ニューオーリンズの古い音楽がかかっていた。「これ誰?」と訊くと、マスターはジェリー・ロール・モートンだと教えてくれ、注文したスコッチより先に、ジャケットを僕に手渡した。裏を見ると1920年代の録音だった。ソロでのストライド・ピアノが最高にかっこよかった。バンドを率いての演奏もよかった。「あとね、このドッズ兄弟ってのが有名なんですよ。これにも入ってるし、ほら、これにもいるでしょ」といろいろ出してきては、あれこれとかけてくれる。僕らはラグタイムの話をし、ブルースの話をし、ジャズの話をした。それらはすべて違うようにでいて、一緒のようでもあった。最後に、まだ悪そう顔をしていた頃の若きルイ・アームストロングの演奏を聴いて、僕はその店を出た。外では気持ちのいい風が吹いていた。なんとなく心が豊かになった気がして、そのままついつい、いつものアナログ・バーへ。友達がビールを飲んでいたので、僕もまたビールを飲んだ。そして、来日が決まったスティーリー・ダンやリッキー・リー・ジョーンズの話をした。マスターがマイルス・デイヴィスの『Someday My Prince Will Come』をかけた。僕が初めて聴いたマイルスのアルバムは、確かこれだったと思う。そんな話もしたりした。で、またもや気持ち良くなってしまい、結局、閉店までいたわけでね。午前2時のクロージング・タイム。

 で、今朝目が覚めたのが午前8時37分。「おっと、やべー」と飛び起きて、着替えて、歯を磨いて、部屋を出たのが8時43分。無事、遅刻することなく出勤することに成功。

 そんなこんなで、今は会社にいたりする。事務姉と2人。のんびりまったり、窓を開けつつ、眠いなぁと思いつつ、日記をつけてたりする。こんな日々もあと3日でおしまい。

燕返し

2007年06月12日 | diary
 昨年、最寄り駅の改札に巣を作っていたツバメが、帰ってきた。2羽仲良く小さな巣の中におさまっている姿はとてもかわいい。「おーおー大きくなって」と爺さんっぽく思ってみたりする。えっと、多分、昨年ここにいたヒナだと思うんだけどな…って違ったりして。ま、いいんだけど。とりあえず、これで朝の楽しみが増えた。

 会社帰りに友人にメールして、一緒に夕飯を食べた。駅近の中華屋に入り、ビールを注文し、チャーハンやジャージャー麺を食べた。友人は自分の近況について語り、僕は主にその話を聞いた。そして、思いついたことをそのままストレートに話したりした。あまり自分の話ばかりをしているのも悪いと思ったのか、あるいはすっきりしない内容を申し訳なく思ったのか、友人は僕が最近取り組んでいることについて訊いてきたけど、僕が話している間はあまり興味がなさそうだった。それから僕らは歩いて家まで帰った。その間も、友人は自分のことを話し、僕はその話を聞いて、ときどき思ったことをそのままストレートに言ったりした。で、僕の家に着くと、友人は「やっぱり眠いから」と言って、部屋にもあがらず帰っていった。まぁ、なんというか、長いつきあいなんで、いつしかお互いが無駄な気遣いをしなくなって久しい。それはそれで、よろしいかと。

 僕は風呂に入り、それからは特になにもせずに、のんびりと過ごした。レコードを聴こうかと思ったけど、それさえどこか億劫だったので、やめた。それでもついついPCの前に座り、これまたつきあいの長い友人によるプチ軽井沢旅行記を読んだり、とある旅準備日記を読んだりして、「俺もどっか行きたいなぁ」と思ってみたりした。

 で、今朝はジョー・ママのファーストを聴いてたりする。ダニー・コーチマーとチャールズ・ラーキーというどこか裏方的資質をもったメンバーが中心のバンドだけど(当時、本人達にそんなつもりはなかったんだろうけど)、けっしてツルンとしない、この時代ならではの味わいある音がかっこいい。それにしても、センス良過ぎ。演奏良過ぎ。で、この名盤をひっぱり出してこんなことを言うのもなんだけど、この「良過ぎ」感が、ひょっとすると裏方的なのかもしれない。いい意味でも、悪い意味でも、いろんな意味でも、突き抜けてはいかない安心感があったりする。だから、人のサポートしているくらいがちょうどいいのかもしれない。人にはそれぞれ適した役割があるんだと思う。

 さて、そろそろツバメに会いに行こう。今日はヒナも見れるといいのだけど。朝の楽しみ。

How do you sleep?

2007年06月11日 | diary
 ちょい寝坊な朝。トーストかじりながら、この日記をつけてたりする。

 昨日はひとつのことをずっとやっていて、とりあえず午後の8時くらいに終わって、「あー終わったー。さーて、飲みにでも行くかなぁ」なんて思ったりもしたんだけど、さすがに疲れたのと、あと内容に一抹の不安もあったりして、しばし部屋でぼんやりし、頭が休まったところで、もう一度見直しなどをはじめてみると、どうやら不安は一抹どころか二抹、三抹、四抹くらいは余裕であることに気づき、再び「うーん、うーん…」と頭を悩ませ、結局、「あーもういいや。どうせ考えたってよくわかんねーんだから」と、なんだかよくありがち展開となり、多少乱暴な気分で送信ボタンを押したのだった。ぼちっとな。

 希望的結論:世界中の人が日本語を話せたらいいのに。

 そんなわけで、昨日も英語の難解さにおつきあいしていたのだった。ま、いくらなんでも、世界中の人が日本語を話し出すよりは、僕が英語を多少理解できるようになる方が、まだ現実的ではある。スプリングスティーンが日本に来るのを待つよりは、自分から観に行った方が現実的なのと一緒(…かどうかは不明)。

 最近、頭をとてもよく使っている。言うまでもなく、それはとても珍しいことであって、ひどく慣れないことでもある。だから、頭は頭で(僕の頭なんだけど)びっくりしているらしく、「なんだよなんだよ、どうしたどうした、おいおいおい」と慌てているやら落ち着きがないやらで、おかげで寝てもすぐに目が覚めてしまったりする。昨日も、1時間おきに目がさめて、どうにも寝た気がしない。ま、随分長い間、さしたる運動もせず、頭も使わずにきたかんね。腹に贅肉がついても、頭がなまっても、それは当然というもの。文句は言えない。はやく慣れたい。

So Far Away

2007年06月10日 | diary
 雨が上がったようで。よかったよかった。特に出かける予定があるわけじゃないけど、とりあえず。ポールを聴きながらの昼下がり。これからひとがんばりするつもり。

 昨日は地元のバーにライヴを観に行った。降り出した雨に、客入りを心配して行ったんだけど、着いてみたら店内はお客さんでいっぱいだった。ライヴはキャロル・キングの“So Far Away”からスタートした。僕はビールを飲み、カツサンドと、ドライカレーのおにぎりと、ソーセージ・ロールを食べながら、ギターとヴォーカルのユニットによる優しい歌と演奏を聴いた。

 ライヴが終わってからは、混み合った店内を出て、居合わせた友人と一緒に近くの中華屋へ。そこで、ライヴの感想やら、スプリングスティーンのDVDについてやら、曲づくりについてやら、あれこれと語らいつつ、ビールを飲んだり、ギョーザを食べたり、ザーサイをつついたりした。

 日付けが変わるくらいに店を出ると、外では雨がまだ降っていた。友人はさっきライヴを観たバーに戻り、僕はタクシーで家に帰った。

 今、洗濯機がぴーぴーと音を鳴らしている。で、外ではちょうど雨があがってたりする。洗濯物を干そう。