D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Aerial Boundaries('84)/Michael Hedges

2005-11-23 12:31:22 | acoustic guitarist
この数日、私の住む街はすっかり寒くなり、まるで年末になってしまったような錯覚に陥りそうです。
こんな寒い日の朝には、熱いコーヒーを入れて、アコースティック・ギターの音色に浸るのも結構いいもんです。

Michael Hedgesと出会ったのは、私が大学生になってすぐの頃かな。
ワンゲル野郎の友人が、WindhamHillのオムニバス盤‘LOVE’をよく聞いてたので、William AckermanやAlex DeGrassiらと共に、妙にカッコいい激しいギター入っているのが、とても印象に残っていました。
後日CDで見つけ、姉妹盤の‘PEACE’と共に購入してから、本格的に聞き始めました。
これらの盤には、あのGeorge Winstonの‘Longing/Love’やLiz Storyの‘Bradley's Dream’など素敵な曲が入ってるし・・せっかくなんで、また後日の紹介としましょう。(笑)

この‘Aerial Boundaries’はマイケルの2ndになるようですね。
2曲を除いて、すべてギター・ソロのインスト曲、もちろんスチール弦のアコギなんですよね。
タッピング・ギターの奏法は、意外と多くの方がトライしていることを、つい最近知ったところで、私も現在研究中なんです。
私の苦手なオープン・チューニングをベースとせざるを得ないのがちょっと辛い。(笑)

私が初めて聞いたアコギのタッピング曲はVan Halenが2ndで演った‘Spanish Fly’だったと思いますが、最近手に入れたDVD‘Windham Hill In Concert’でのマイケルのライブは、バン・ヘイレンがなんじゃい!と言わんばかりのタッピングの嵐で、まるで鼓膜を突き破らんばかりのハーモニクス、スラッピング・トーンの連続に、ただ口をあんぐり開けて観てるしかありませんでしたね・・ギターがかわいそう・・マーチンやし!なんて・・。

こんなことなら、彼が生きてる間にもっと彼の音楽に触れておきたかった・・今更遅いですよね・・。


#1.Aerial Boundaries:
私の一押し!名曲です。

#2.Bensusan:
友人のPierre Bensusanへのトリビュート曲です。死後ピエールからも返曲がありました。

#3.Rickover's Dream:
低音弦がフレットに触れる音が生々しい。

#4.Ragamuffin:
メロディラインがしっかりした、コピーしたくなるような曲・・弾けません。(笑)

#5.After The Gold Rush:
Neil Youngのカバーです。Mike Monringがベースで参加してます。

#6.Hot Type:
ライブで観てみたかった。ハーモニクスが強烈。

#7.Spare Change:
テープ逆回転で創ったと思われる不思議な雰囲気の曲。確かにバックもメロディもアタック音が後に聞こえるし・・スコア逆に起こしてよく弾けたなあ・・。

#8.Menage A Trois:
先のMikeのベースと、Mindy Rosenfeldがフルートで参加してます。

#9.The Magic Farmer:
ゆったりとした河の流れ・・一面の麦畑のイメージかな。

彼のギターを聴いてると、Andrew Wyethが描く風景画のイメージが脳裏を掠めます。
きっとアメリカ人にしか出せない音なのかも知れません。


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