近年は、Hiromi's Sonicbloomのメンバーとして、我国でも知名度が上がってきたDavid Fiuczynski(デヴィッド・フュージンスキー)について書きたくて、ここのところヤツの関連作を色々聴き倒してました。
しかし、イマイチピンと来ない音源ばかりだったんですわ。
彼のパーマネントなグループの1st作として十数年前に出てたこの作品でさえ、最初は?でした。
ところが、つい最近手に入れた、そのバンドScreaming Headless Torsos(スクリーミング・ヘッドレス・トーソズ)のライヴ映像集“Live!! in New York & Paris”という2枚組みDVDを観て、ようやくフューズがバンドでやりたかったことが分ったような気がしたんですね。
で、改めて聴きなおしたこの作品の凄さを、再認識するに到った訳です。
【Live!! in New York & Paris(DVD)】
このレコーディング・メンバーは以下のとおり。
personnel:
Dean Bowman(v,populi)
David Fuse Fiuczynski(g)
Jojo Mayer(d)
Daniel Sadownick(per)
Fima Ephron(b)
【LtoR:Sadownick,Ephron,Bowman,Mayer,Fiuczynski】
リーダーのフューズ以下、みんな上手いです、ホントに。
そのフューズですが、'64年ニュージャージ州ニュー・アーク出身とのことで基本はヤンキーだったようです。
8~19歳の青春時代をドイツ周辺で過ごし、USへ戻ってからVan HalenやJohn McLaughlin加え、なぜかNina Hagenらをお手本にミュージシャンを目指したとのこと。
で、一際異彩を放ってるのが、ヴォーカルのディーン・ボウマンですね。
普通に歌うだけでもパワフルで上手いんですが、ラップも凄いし、ホロホロ鳥や猿の鳴き声の口笛に加え、ヨーデルまがいのスキャットなんかも隙あらばかましてきます。
はっきり言って普通じゃないですね。
・・スッゲ~絶倫オヤジって感じです。
ちなみに、先のライヴ映像は'96年のNYと'04年のパリのライヴをカップリングしたもので、面子は同じなんですが、上記のメンバーからドラムだけチェンジしてます。
このスタジオ作のドラマー、ジョジョ・メイヤーも大概恐ろしいテクニシャンですが、その後チェンジしたGene Lake(ジーン・レイク)ちうオッサンも鼻血ものです・・凄い。
tracks:
1.Vinnie
2.Free Man
3.Cult of the Internal Sun
4.Little Wing
5.Word of Herb
6.Blue in Green
7.Chernobyl Firebirds
8.Graffiti Cemetery
9.Smile in a Wave(Theme from JACK JOHNSON)
10.Wedding in Sarajevo
11.Hope
12.Kermes Macabre
13.Another Sucka
14.Something
このバンドの音楽性って、基本はファンクなんだと思います。
多分にミクスチュア的な要素が散りばめられてて、イメージは熱帯のジャングルみたいな・・。
フューズのギターって、異常に個性的でフレット間の音をしきりに使いたがる傾向があります。
従って、アーミングやグリッサンドを多用しており、ソロのみならずバッキングのコードワークまでゴムみたいな。(笑)
この頃、ダブルネックのフレットレスはまだ使ってなかったようですね。
でも、滅茶苦茶演ってるんではなく、骨格がしっかりした中で表層だけいかに浮遊感を出せるかというあたりに注力してるんだということも強く感じます。
個人的にツボなのが、#2“Free Man”でのフューズのソロ。
ちょっとスペーシーで、特に最後のあたりホールズワースぽいのが面白いす(スタジオバージョンの話ネ)。
それと、#3“Cult of the Internal Sun”のソロではVaiみたいにギターでおしゃべりしてるし。(笑)
逆に残念なのがカバーの2曲。
#2“Little Wing”は例のジミヘンの名曲で、リマスターを機に追加収録されてるようですが、完全に自爆してます。
それとラストの#14“Something”はビートルズのあれで、これも追録ですが蛇足そのものじゃないすかね。
この辺、繰り返し聴いてると、曲によるクオリティの差の大きさが凄くよく分かります。
#5“Word of Herb”はギターとヴォーカルの不規則なユニゾンフレーズで始まる曲なんですが、多分何か有名なジャズのフレーズから引用してる感じがしてます。
不勉強な私にはちょっと思いだせませんが、かなりカッチョええですね。
・・これ一押しかも。(笑)
#1“Vinnie”と#8“Graffiti Cemetery”あたりはライヴでも定番曲のようなんですが、異常な盛り上がりをみせるこの両曲ともパワフルでいい感じですね。
ん~、同率で次点かな。
あと、ドゥームな#7“Chernobyl Firebirds”、バラード#10“Wedding in Sarajevo”、ハードファンクの#11“Hope”なんかもいいですね。
もし彼らに興味があって聴いてみたい方は、余裕があれば上記のDVDから入られることをお勧めします。
実は、ほとんどが今回リンク貼ってるYouTubeのネタなんですがネ。
・・これで充分かもです?
ちなみに、これ輸入盤しかありませんが、再生上問題ないので多分リージョンオールだと思います。
・・イッパツで虜になること請け合いで御座います。
しかし、イマイチピンと来ない音源ばかりだったんですわ。
彼のパーマネントなグループの1st作として十数年前に出てたこの作品でさえ、最初は?でした。
ところが、つい最近手に入れた、そのバンドScreaming Headless Torsos(スクリーミング・ヘッドレス・トーソズ)のライヴ映像集“Live!! in New York & Paris”という2枚組みDVDを観て、ようやくフューズがバンドでやりたかったことが分ったような気がしたんですね。
で、改めて聴きなおしたこの作品の凄さを、再認識するに到った訳です。
【Live!! in New York & Paris(DVD)】
このレコーディング・メンバーは以下のとおり。
personnel:
Dean Bowman(v,populi)
David Fuse Fiuczynski(g)
Jojo Mayer(d)
Daniel Sadownick(per)
Fima Ephron(b)
【LtoR:Sadownick,Ephron,Bowman,Mayer,Fiuczynski】
リーダーのフューズ以下、みんな上手いです、ホントに。
そのフューズですが、'64年ニュージャージ州ニュー・アーク出身とのことで基本はヤンキーだったようです。
8~19歳の青春時代をドイツ周辺で過ごし、USへ戻ってからVan HalenやJohn McLaughlin加え、なぜかNina Hagenらをお手本にミュージシャンを目指したとのこと。
で、一際異彩を放ってるのが、ヴォーカルのディーン・ボウマンですね。
普通に歌うだけでもパワフルで上手いんですが、ラップも凄いし、ホロホロ鳥や猿の鳴き声の口笛に加え、ヨーデルまがいのスキャットなんかも隙あらばかましてきます。
はっきり言って普通じゃないですね。
・・スッゲ~絶倫オヤジって感じです。
ちなみに、先のライヴ映像は'96年のNYと'04年のパリのライヴをカップリングしたもので、面子は同じなんですが、上記のメンバーからドラムだけチェンジしてます。
このスタジオ作のドラマー、ジョジョ・メイヤーも大概恐ろしいテクニシャンですが、その後チェンジしたGene Lake(ジーン・レイク)ちうオッサンも鼻血ものです・・凄い。
tracks:
1.Vinnie
2.Free Man
3.Cult of the Internal Sun
4.Little Wing
5.Word of Herb
6.Blue in Green
7.Chernobyl Firebirds
8.Graffiti Cemetery
9.Smile in a Wave(Theme from JACK JOHNSON)
10.Wedding in Sarajevo
11.Hope
12.Kermes Macabre
13.Another Sucka
14.Something
このバンドの音楽性って、基本はファンクなんだと思います。
多分にミクスチュア的な要素が散りばめられてて、イメージは熱帯のジャングルみたいな・・。
フューズのギターって、異常に個性的でフレット間の音をしきりに使いたがる傾向があります。
従って、アーミングやグリッサンドを多用しており、ソロのみならずバッキングのコードワークまでゴムみたいな。(笑)
この頃、ダブルネックのフレットレスはまだ使ってなかったようですね。
でも、滅茶苦茶演ってるんではなく、骨格がしっかりした中で表層だけいかに浮遊感を出せるかというあたりに注力してるんだということも強く感じます。
個人的にツボなのが、#2“Free Man”でのフューズのソロ。
ちょっとスペーシーで、特に最後のあたりホールズワースぽいのが面白いす(スタジオバージョンの話ネ)。
それと、#3“Cult of the Internal Sun”のソロではVaiみたいにギターでおしゃべりしてるし。(笑)
逆に残念なのがカバーの2曲。
#2“Little Wing”は例のジミヘンの名曲で、リマスターを機に追加収録されてるようですが、完全に自爆してます。
それとラストの#14“Something”はビートルズのあれで、これも追録ですが蛇足そのものじゃないすかね。
この辺、繰り返し聴いてると、曲によるクオリティの差の大きさが凄くよく分かります。
#5“Word of Herb”はギターとヴォーカルの不規則なユニゾンフレーズで始まる曲なんですが、多分何か有名なジャズのフレーズから引用してる感じがしてます。
不勉強な私にはちょっと思いだせませんが、かなりカッチョええですね。
・・これ一押しかも。(笑)
#1“Vinnie”と#8“Graffiti Cemetery”あたりはライヴでも定番曲のようなんですが、異常な盛り上がりをみせるこの両曲ともパワフルでいい感じですね。
ん~、同率で次点かな。
あと、ドゥームな#7“Chernobyl Firebirds”、バラード#10“Wedding in Sarajevo”、ハードファンクの#11“Hope”なんかもいいですね。
もし彼らに興味があって聴いてみたい方は、余裕があれば上記のDVDから入られることをお勧めします。
実は、ほとんどが今回リンク貼ってるYouTubeのネタなんですがネ。
・・これで充分かもです?
ちなみに、これ輸入盤しかありませんが、再生上問題ないので多分リージョンオールだと思います。
・・イッパツで虜になること請け合いで御座います。
すごくいいですよね!!
この手のはドツボに嵌って大変な目に合うかもです。
じっくりご堪能ください。
なんかいいですね!
堪能します!!(笑)
お返事ありがとうございまーす!!
・・ご愁傷様。(爆)