◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼東浦路の旅(1-10)新旧の路が出会う場所

2012-02-24 | エルブルズの料理
***本日の写真***

第一回目の東浦路の旅のハイライトとも言える場所。




 ●12:07 峠のお地蔵様

  前回、峠の石造塔のうち右の4体をご紹介しました。
  
     
 
  今日は左の3体を。

    

  お地蔵様である事は、形や、苔生してしまった涎掛けで想像できますが
  風化が激しく
  お顔も失われています。

  一番大きい(高さ83cm)、向って左側のお地蔵様は
   寛保3(1743)年のもの。
  270年もの長きに渡り、
  旅人の安全、平和のために立っていて下さっているのでした。

 ■峠の石造塔に別れを告げ、
  緩やかに下って行く舗装路を歩きます。

  車も1台分通る事の出来る道幅。
  林の中を暫く下ると

   

  北川の集落のおそらく一番奥に行き着きます。

●12:27 北川 中ノ山 名号塔

  やがて、道は北川の港の方まで続く下り坂(右)と東浦路に分かれます。

   

  分岐点には、「南無阿弥陀仏」の文字が刻まれた自然石が。

   

  高さ162cmもある立派な名号塔です。
  文政元(1818)年11月の建立です。

  確認は出来ていないのですが
  これは、「トクホン」または「トッコン様」と呼ばれているものか??

  徳本、とは
  江戸時代中期に活躍した念仏行者で、
  36歳の時に、吉野山中に子守厳しいい修験者の修行を積み、
  活僧成として名声をはせた方です。
  1815年には、伊豆に念仏説法行うために訪れ
  布教活動を行い念仏講を組織しました。
  その後、唯念、良観が受け継ぎ、
  徳本講は伊豆の各地で発展したそうです。

  幕末期に向かい
  名号塔は、伊豆の各集落に次々と建てられました。
  黒船来航、
  それに続く開港という変動期の民衆の不安の表れと見ることができます。

●12:30 3つの道を望む場所

 名号塔を過ぎ間もなく
 右側の視界が開けます。

   

  この場所は、東浦路という道の立ち位置を
  はっきりと把握できる場所です。

  向って一番左が、北川の漁港
  その右、伊豆急行線の線路。山の陰に伊豆北川駅があります。
  
  そのさらに山側、海岸沿いに見事な眺望を楽しみながら走る国道135号線。
  
  そのさらに山側、国道135号線開通までは大切な道路であった旧道。
  
  そして、今立っているのが、山肌に沿って作られた古道・東浦路。

  しばし、ココに立ち、時の流れを感じるのでした。




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