◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼秋のお菓子&サイの神

2011-11-21 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

なんと可愛らしい。鎌倉/豊島屋のお干菓子




 ■土曜日の雨が嘘のよう。最高のお天気になりました。
  こんなに素敵なお土産を頂きましたのでUP。
  鳩サブレーも大好きだけれど、豊島屋らしいお菓子。
  もったいなくて食べられない~と言いつつ頂きました。
  あ~~お茶にあう。ほっこり。。
  そう言えばいつの間にやら、近所のモミジ色付いてきました。
  もうすぐ紅葉狩りに行けそうです。

 ■さて、前回登場した「サイの神」
  言葉は聞いたことがあるけれど、一体どなたなのかは
  この旅を始めるまで知ろうともしませんでした。

  そこで、調べた事を自分のために覚書き。
  もし間違った記述がありましたら、ご指摘いただけましたら幸いです。

 ■古代中国、道路神として辻や村境に複数並べて安置されていたのが
  道祖神。
  道祖神信仰は一説では3世紀頃、日本に伝播した。
  やがて6世紀後半
  都から地方への道路網の発達に伴い
  道標的要素も加わりつつ、広く全国に道祖神信仰が伝播していった。
  
  道祖神は元々道路の守護神として道端に祀られてきたが
  やがて、村境を加護する神としての信仰へと変化していった。
  そこで「境(サカイ)の神」転じて
  「サエノカミ」「セエーノカミ」「サイの神」と呼び名も変化していったという訳だ。

  これに仏教的思想が浸透し、
  村境、という境だけでなく、生と死の境という概念も加わり、
  死後の救済者としての地蔵菩薩信仰がサイの神信仰に融合していくのである。
  更に、子供たちの厄病が、
  地獄の鬼によってもたらされるという仏教的思考から発展し
  『子供の守護神』としての信仰対象にもなっていった。

 ■伊豆半島に祀られているサイの神の形態
 
   1)丸形単座像~三島・小田原から東伊豆の範囲内のみに見られる
           全国的に言っても伊豆半島以外に見られない特異な形態。
   2)浮彫単座像
   3)浮彫双立像~伊豆では珍しく、14体のみ報告されている。
   4)文字碑などの石祀型~河津以南のサイの神はほとんどこの形態。
         地蔵信仰に取って代わられた為と言われている。
   5)その他天然石など雑多

  サイの神は、形態も、その持ち物、仕草、すべてが「自由」!!
  その自由さが心惹かれるポイントかもしれない。

 ■伊豆半島の最古のサイの神は
   正徳4年(1714)(北伊豆方面のサイの神とのこと)。
   元文2年(1732)(南伊豆方面のサイの神とのこと)。
   弘化3年 (1846)片瀬浜のサイの神


 ■参考文献
   伊豆の史伝―下巻 石原驍
   東伊豆町の石造塔 東伊豆町教育委員会
   伊豆東浦路の下田街道 加藤清志
   伊豆のサイの神 後編 吉川静雄
   伊豆東浦路 現況調査報告書 伊豆歩倶楽部/伊豆東浦路調査委員会
  




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