◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼稲取の八幡神社のこと(その2 信仰の厚さ、瓦のこと、八幡の由来)

2014-04-09 | 東伊豆観光
▼稲取の八幡神社のこと(その2 信仰の厚さ、瓦のこと、八幡の由来)
稲取細野高原では『山菜狩り』始まっています!両手にいっぱいの山菜をどうぞ!!1泊2食¥8000~★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




 ■石の鳥居をくぐってすぐの左側の小屋の中に井戸。



  源頼朝が伊東へ流適の際、
  源氏再興を祈願して水垢離(みずごり)を行ったと伝えられる井戸。
  社殿内には
  源頼朝が寄進したと伝えられる
  守本尊(伝 慈覚大師作の薬師像)も祀られているそうだ。(未確認)

 ■前方右側には、
  解説付きの展示物。



  ちょっと読んでみよう。

   <前半>
     若宮八幡大神は、稲取総鎮守参土神にして、
     この里を開き給いし大神に坐しまして、
     社傅に摩牟称(まむね)明神と称え奉いて、
     延喜式神名帳所載の神社と言う。
     その昔、竜宮崎と秀都の崎(ほづのみさき)と言うその麓に鎮座まします
     古社であります。
     現在、山の上の老松は千年の昔をしのばれ、空高くそびえております。

   神社は寺院と違い
   「神聖なる場所」にお社を建て神を祀ったもの。
   廃寺はよくある話だが廃社(?という言葉があるかわからない)はない。
   神社というのは、
   檀家や宗派とは関係なく、ただそこに神様のお社一つあれば成立する。
   そういった意味合いがあるので長くその地に存在するのだ。(宮司さんポイント・3)
   
   こちらの八幡神社も、
   もともと、もっと山の方にあったそう。
   ここに書かれている、老松の根元なのだろうか。
   いつか確かめに行ってみたい。

  ■さらに読み進めると。

   <中ほど>
     拝殿は安政の始め
     天城の山から引き出された(つが)の木で造られておりまして、
     社殿は伊豆地方における立派な建物で、稲取の重要文化財です。
     現在百二十数年の星霜を経て風雨を凌いで参りましたが、
     数年前から雨漏りが激しくなり、今般稲取地区財産区の補助金を得て
     屋根瓦葺替工事を完了しました。


   今般とは、この文章の最後にある日付が昭和50年となっているので
   その時だろう。

  ■その続きは・・・。

   <後半>
     安政二年十月二日、江戸大地震の時、
     稲取出身者たちが皆無事であったことは、一重に氏神様の御加護によると
     誠心こめて燈籠を奉納の申し出がありましたが、
     当時の世話人前田三郎左ヱ門外二四名の人から
     屋根瓦寄付の願の書面を
     江戸日本橋四日市に住む伊勢屋善兵衛様(東町新家の出)に出して、歎願したのです。
     そこで問屋筋百五十数戸稲取出身者数名からも瓦の寄付がありました。
     伊勢屋善兵衛様から特に金百両の寄付がありまして、
     安政四年に出来上がりました。
     ここに陳列してある鬼瓦は当時のものです。
     いかに当時の方々が苦心惨憺して拝殿を造営し
     屋根瓦葺に努力したことを考えさせられます。
     茲に寄附金の看板と当時の屋根の写真を陳列して永くその功績を称えます。
               昭和五十年七月吉日 八幡神社宮司 稲岡秀男


    江戸時代、多くの稲取出身者が江戸へ上っていたが
    安政の大地震(1855)の際、その全員が生き残った。
    彼らは、お守りくださった氏神様のために
    こぞって寄付をした。

    当時、江戸の大店は
    店の優秀な番頭さんを婿として迎え発展していったが
    稲取から江戸へ奉公人としてあがった善兵衛さんもその一人。

    伊勢屋の主人にまでなり、
    百両もの大金を寄付したという記録。

  ■そのような経緯で
   社殿は江戸時代の終わり、
   元治元年(1864)に建て直された、というわけだ。

   立派な瓦!!!

   両脇の飛狛もキュート。

 

   よく見ると



   正面中央には、2羽のハト。
   平和の象徴??なんだかちょっと西洋の香りが。。。

   狐が稲荷神社のお使いであるのと同様
   鳩は、八幡神社の祭神のお使い。

   八幡神社の祭神である誉田別命が国内を平定する時に、
   水先案内人となったのが鳩であったとされ、
   以来、鳩は八幡神の使いとされるようになったそうだ。

  ■ところで、今回調べてみた八幡神社についての覚書。

   全国で4万を越える八幡神社の総本宮は、
   宇佐神宮(宇佐八幡)(大分県宇佐市大字南宇佐字亀山)。
   八幡神は「日本書記」や「古事記」に記されていない神で、
   天皇(人格)が神として祀られたとされるもので、
   その起源などについては謎の部分が多い。
   一般的な縁起などによると、
   欽明天皇の32年(571)に、
   初めて、宇佐の地に現れた応神天皇(誉田別命~ホンダワケノミコト)の神霊を
   八幡神として祀ったのが創起とされる。

  ■「八幡」の起源は、
    天から赤白それぞれ四旒(リュウ)、
    計八旒の旗が天から降って来たことに由来するという。
    旗を林立させた軍を率いる武神をイメージさせる。

    その一方、
    宇佐八幡神は、
    奈良時代、東大寺の大仏建立のため上洛して、東大寺の守護神とされ、
    さらに神仏習合して「八幡大菩薩」として
    仏法守護の神、鎮護国家の神ともされている。

  ■源氏の棟梁、源義家は八幡神を武門の守護神として仰ぎ、
   八幡太郎義家と称した。
   源頼朝が鎌倉幕府を開くと
   その中心に鶴岡八幡宮を置いたのだった。

  ■そういった経緯からもこの神社の境内の
   頼朝水垢離の井戸の存在は納得できる。


  ■ついでに、
   鶴岡八幡宮(鎌倉)本殿の神額も
   八の字が二羽の金鳩になっていて、
   鳩サブレは、これにちなんだお菓子だそうだ(宮司さんポイント・4)

   鳩サブレもしかり
   「きざはし」が食べたくなってしまった所で

   つづく~~。






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▼稲取の八幡神社のこと(その1 鳥居、築城石)

2014-04-09 | 東伊豆観光
稲取細野高原では『山菜狩り』始まっています!両手にいっぱいの山菜をどうぞ!!1泊2食¥8000~★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




 ■先日、稲取の町をふらっと歩いてきた。
  港からほど近い住宅地の中に
  突如趣のあるお宮が。。。

  八幡神社。



  前々から行ってみたかったのだが
  機会がなく、今日に至っていた。

  これは何かに、導かれたか?!
  お参りしないわけにはいかない!!

 ■境内は広く、とても整っている。



  社殿に上がる手前にあった展示物を見ていたら
  ブローワーで落ち葉の掃除をされていた男性に声をかけられた。

  その方のお話が面白くて面白くて!!
  私は、こういうお話が聞きたかった、というお話を
  次から次へと!
  それもそのはず
  この方、八幡神社の宮司さんだったのだ~!
  何という幸運。

 ■メモ帳を持っていなかったので
  間違って覚えて来てしまったこともあるかもしれないが
  思い出す限り書き留めておこうと思う。

  家に帰って来てから調べたことも合わせ
  例によって、長~~いブログの始まり。
  お付き合いくださる方は
  ぜひお付き合いください!!


 ■まずは神社の縁起から。

  創建は不詳だが
  徳治2年(1307年)再建の記録があるので、それより古いという事になる。。
 
  若宮八幡大神 祭神 穂都佐和気命(ほづさわけのみこと)→産土神
  別殿八幡大神 祭神 誉田別命(わんだわけのみこと)→源氏氏神

  の2神が祀られている。

 ■境内入り口の鳥居は石造り。
  2つ目の鳥居。てっぺんまで継ぎ目なし。
  


  貞享四年(1687年)と刻まれている。



  伊豆東海岸は、江戸城築城石の産地。
  そのころたくさんの石工職人が住んでいた。
  その職人さんたちの作品(?といっていいのかな?)だろう。



  宮司さんの説明が無ければ見逃していたポイント(以下、宮司さんポイントとする)・その1だ。
  今は2014年だから、ざっと400年、
  この地に立ち続けているとは驚き。

 ■実は、境内向かって左奥側にある日露戦争戦没者慰霊碑の台座



  これ、江戸城築城石として切り出された石。
  土佐藩山内家の切り出したものだそう。(宮司さんポイント・その2)

  稲取をはじめ、東海岸の至るところに
  江戸まで運ばれなかった築城石が残っているが、
  こんなところにもあったか!

 ■この前終わってしまった
  NHKの朝の連ドラ「ごちそうさん」で
  戦争に出征する、ということってどんな事か知った娘と一緒に
  一人一人のお名前をゆっくり拝見した。
 
  胸がつまった。。。

  つづく~~。




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▼河津の河津桜

2014-03-03 | 東伊豆観光
稲取では『雛の吊るし飾りまつり』、河津では『河津さくらまつり』、南伊豆でも『みなみのさくら祭り』開催中です!一足早い春に会いに是非遊びにいらしてください。土曜日からの1泊2食スタンダードプラン¥9450★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




 ■先週のことですが
  本家本元・河津へ
  河津さくらを見に行って来ました。

 ■河津から白田は道がすいていれば
  車で15~20分位。
  うちから30~40分ほどで到着します。

 ■河津さくら祭りの出店などが多くあるメイン会場は
  伊豆急行線の河津駅周辺。
  私は一人で行くときはいつもこのメイン会場ではなく
  川上の方からアプローチします。



  かわづいでゆ橋という新しい大きな橋からの眺めです。
  近くには涅槃堂があり、
  駅からは徒歩で45分くらいの場所です。
  


  川下方面を見たところ。
  手前に大きな樹があり
  大好きな場所なのですが。。。。
  横切る電線がなければ、パーフェクトだなぁ、といつも思います。

  まぁ、写真にすると気になる電線ですが
  これがあるから
  日本の風景、とも言える????
  安心する風景なのかも、なんて、ね。。

 ■時間も時間だったので
  桜の下を通る人は観光客と言うよりは
  地元の人。学校帰りの子供たち。



  日常の中に身を置いて
  静かに花を眺め
  時折やってくる野鳥たちを見たり。



  オレンジ色の夕日に照らされて
  桜の色が
  ますます暖かく感じる。
  


 ■ゆっくりゆっくり歩いて
  陽もだいぶ傾いてきて
  


  17時くらいには
  もと来た道を戻りました。



 ■何時間もかけ、大渋滞に巻き込まれながらも
  遠くから多くのお客様が河津まで桜を見に来てくださる。

  東伊豆に住む私たちは、
  ちょっと時間が出来たから、今日はいいお天気だから、と
  思い付きで桜見物に出掛けられる。


  それって、なんて幸せな事なんだろう。

  ひとりで桜を見ていたら
  しみじみ思いました。

  また行こう。。。

  
    




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▼近くて遠い素晴らしい場所、はさみ石@稲取

2014-02-26 | 東伊豆観光
稲取では『雛の吊るし飾りまつり』、河津では『河津さくらまつり』、南伊豆でも『みなみのさくら祭り』開催中です!一足早い春に会いに是非遊びにいらしてください。土曜日からの1泊2食スタンダードプラン¥9450★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




   注)これを読んで
      行きたいな~~と思われた方、
      くれぐれも事故のないよう、自己責任においてお出掛けください。
      稲取観光協会では、海上からはさみ石を観るツアーもやっていますので
      そちらのご利用も検討されてください。

 ■国道の駐車場に車を止めてから
  なんだかんだで約45分ほど。

  「国道からまぁ15分くらいですよ。」
    距離から考えたらそんなもんですが
    現場は、ちょっと違いました。ウソ情報~すいません~~!  

  目の前にそびえたつ大岩。



  間に立ってみるとその大きさを実感します。



  見上げると、
  頼りなげに引っかかっている岩。
  両方の岩からの微妙な力のバランスで
  保たれているのでしょうか?



  大岩の間から見る太平洋。



  ここが、
  その昔、天城の山に住む天狗の兄弟が決めた境界線。

   左が白田。右が稲取。

  まぁるく浸食された岩肌のベッドに
  小さな巻貝。



  耳を澄ますと
  波音のほかにも水の音。
 


  
   海岸いっぱいのごろた石の下。
   山からのたっぷりの雪解け水が
   流れて海に帰る音。

  温められた石の上に座って
  ほんわかおしりがあっためられて、
  心地よい波音、雪解け水の流れる振動。
  
  あ~~なんだか眠くなってきました。     


 ■はさみ石を正面に眺めながら
  持ってきたお弁当を広げランチタイム。
  満潮時にはどこまで潮が来るのかわからなかったけれど
  周囲には潮溜まりも見られなかったので
  たぶん安全。

  トータル約2時間半の
  近くて遠い、贅沢な旅を満喫しました。




 ■一緒に行ってくださった
  Tさん。Yさん。Mちゃん。楽しい時をありがとうございました。
     




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▼近くて遠い、素晴らしい場所。はさみ石@稲取(その1)

2014-02-25 | 東伊豆観光
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  (注)これを読んで
      行きたいな~~と思われた方、
      くれぐれも事故のないよう、自己責任においてお出掛けください。
      稲取観光協会では、海上からはさみ石を観るツアーもやっていますので
      そちらのご利用も検討されてください。

 
 ■風も穏やかなある晴れた日に、
  「もうここへは2度と来ないだろうな。」、と
  かつて思った場所へ
  行ってしまいました。

  稲取、はさみ石。

 ■前回は、大勢の屈強な男性グループの中の紅一点、ということで
  「お姫様状態」で出掛けましたが
  今回は、「自分の安全は、自分で守る」探検隊の一員として
  状況によっては、
  「勇気ある撤退」も視野に入れての出発です。

 ■はさみ石とは・・・。
  地中からいきなり突き出た「挟み大岩」と
  それに挟まれて地上10mの場所に存在する「挟まれ石」で構成される
  何とも不思議な光景。

  
  漁場をめぐって稲取と白田が争っていた所
  万二郎岳と万三郎岳にそれぞれ住む天狗さまが一計を思いつき、
  大岩を運んでその間に石を挟んで境界とした、
  などという伝説もあります。


 ■まずは、国道135線、トモロトンネルの近くの駐車場に集合。
 



 稲取の海を見下ろします。   



  ここでも十分見ごたえのある景色ですが
  今回のゴールはここではありません。

 ■トモロトンネルの出口近くから国道の下へ回るけもの道があり
  そこを下って先へ進みます。
   (その辺の写真は割愛です)



  国道を見上げてみました。

 ■さて、最初の難関。
  今日は、先日の大雪の影響がまだ残っているのか
  山から大量の水が流れています。



  雨後でなくても、常に水が流れているこの場所は
  舗装路でありながら
  1日中、陽のささないために、苔むしてツルツル。

  滑らないように注意して進みます。

 
 ■国道上からは
  見えそで見えないはさみ石でしたが

  じゃ~~ん!


 
  実はここから見ることができます。



  この先進めず、
  結局見ることができなかった時のための保険に
  やや遠景ですが
  じっくり拝みます。

 ■さて、先に進みましょう。
  わっ、前に来た時は
  ここまで水が溜まっていませんでした。
 


  沈まないうちに、次の一歩を踏み出す、
  それ以外に進む方法はなく
  まぁ、がんばってみました。

 ■・・・
  その後は、身の安全のため
  一旦カメラを仕舞いました。
  なので、しばらく写真はありません。

  大島の地震があった時に崩落した国道あとなどを見つつ
  ・・・・。

  最終的には
  こんな崖を
  


  頼りあるのかないのか、
  100%信頼はできないお助けロープに助けられつつ、
  海岸まで何とか無事に到着!  

  さて、
 
  そこで出会った
  はさみ石は~~!

  後半へ続く。
 




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▼稲取、スサノオ神社に行ってみました。

2014-02-08 | 東伊豆観光
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 ■稲取で、雛の吊るし飾りまつりが始まりました。

 ■今年は、新たな試みと言うことで
  神社の階段に雛人形を飾り付けるとか。

  初日翌日の雨の降りそうな日、
  きっとお雛様は飾られていないだろうとふんで
  神社に行ってみました。

 ■神社の名前は素戔嗚(スサノオ)神社
  地元の方は、天王(テンノウ)さん、と呼んでいます。



  「天王」の名は、
  平安時代中期から始まった、牛頭天王を祀る祇園祭が
  関東地方に伝わったことに由来すると言われています。



  スサノオはイザナミ、イザナギ両神の子。
  暴れん坊ゆえに神様の国を追放された後
  人間界でヤマタノオロチ退治をした事で一転、
  災いを防ぐ神様として崇められるようになりました。



  その後、伝来した仏教の教えの中の牛頭天王(祇園精舎の守護神)と
  混ぜこぜ(神仏習合というのでしょうか?)になって
  現在に至っているようです。



  祭りは7月15日。
  赤や青の装束を纏った男達が「あかっぱら」と呼ばれる御神体を持ち町内を練り歩き、
  子孫繁栄と五穀豊穣、疫病除けを祈ります。



  どんつく祭り的(←これは観光客むけのお祭り)に暴れまわるらしいのですが
  詳細は不明。
  是非、この目で見てみたいものです。

■翌日、天気が回復したので
  見に行ってみました。



 こんな感じ。



  吊るし飾りまつりのメイン会場の一つ、むかい庵の近くです。



  どう思われますか?





   









  余談:どうも、燦々と日が当たり、土ぼこりもする屋外に
     雛人形を飾る意味が分からない、と思うのは、私だけ???
     半紙に包まれたお雛様を、箱から大切に出して
     一つ一つほこりを払いながら大切に仕舞う。
     それを子供の頃から繰り返してきた私には
     とても違和感のあること。
     自分のお雛様でなくても 
     お雛様がかわいそうで。。。
     この写真をUPするかどうか迷ったのですが
     どうしても書きたくて、あえて余計なことを書きました。
     自分のブログだからいいよね。
     久し振りに、ちょっと批判的なことを書いてしまいました。

今日の日記の冒頭の
     スサノオと天王さんの話、
     お祭りの由来や様子の方をアピールするほうが
     よっぽど稲取らしさが出るし
     お客様も喜ぶと思うのだが。。。





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▼蝋梅のころ・・。@松川湖

2014-02-02 | 東伊豆観光
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 ■蝋梅の花がたくさん咲いている所をどうしても見たくて
  伊東の松川湖まで、観に行ってみました。
 


  松川湖は、伊東市民の水道水をまかなっている奥野ダムの奥の湖。
  市民の憩いの場となっています。



  その湖畔の一角に
  伊東西ロータリークラブが、
  1998年にロウバイ広場として整備し、
  約260本を植樹してくれたらしい。



  広場の場所が今ひとつ分からなかったのですが、
  嗅覚を頼りに歩いていくと
  みつけました!蝋梅の薄黄色!



  蝋細工のような、少しツヤッとした花弁



  枝がハート型。
  花同志が愛を囁き合ってる??



  そんな一枝を見つけて
  うれしくてたくさん撮ってみました。



  湖に誰もいなくなる時間まで楽しんで、
  余香を友に
  幸せな気分で、帰路につきました。  

 
 ■まだまだ見頃だと思います。
  是非お出掛け下さい。





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▼一碧湖・見頃まで後もう少し

2013-11-19 | 東伊豆観光
伊豆の秋は少しずつ深まっています。のんびりムードの伊豆へ是非遊びにいらしてください。土曜日からの1泊2食スタンダードプラン¥9450★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




 ■先日、伊豆の瞳、一碧湖へちょっとだけ行って見た。
 


  以前、木漏れ日と紅葉の赤がとても綺麗で感動した広場へ。



  あの時を再現するには、ちょっと時期が早かったみたい。

  真っ赤に染まる一碧湖も素敵だけれど、
  そこへ至る途中も、いい。



  夕陽が当たり、全体的に赤みを帯びて。



  ボートに乗ってデート。
  王道だけど、なんかいいなぁ。



  もし、うちの夫婦で乗ったら
  釣り竿ナシでは乗らないはずだから、
  忙しくて
  情緒を楽しむどころではなさそう。

  


  池(湖)といえば、シラヌタの池、の私の最近の感覚に
  広々とした一碧湖の風景が、とても新鮮だった。




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    伊豆・本格料理と貸切り露天風呂の宿【ペンション エルブルズ】

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▼火山としての大室山に行ってみました。(その5)東~南~西方向の眺め

2013-07-20 | 東伊豆観光
夏休みのご予約受付中!1泊2食¥7925~★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)



■長~~いブログ 5回目、いよいよ最終回となりました。
 ツアーの当日、ガイドをしてくださった先生に伺ったお話と
 インターネット、小山先生の著書「伊豆の大地の物語」からの引用で
 自分なりに勉強してみました。
 よかったらお付き合い下さい。
  間違っている記述がありましたら、是非ご指摘くださいね!

■火口から遊歩道を登り
 再び『お鉢めぐり』の遊歩道に戻り、大室山の周囲を展望。
 先生の解説もますます熱を帯びてきました。



 伊豆高原の別荘地の俯瞰。意外に沢山の家々。
 白飛びしてしまっていますが、写真上部は海です。

 伊豆高原のシンボル的存在、桜並木はどこ??



 実際に歩くと、かなりの勾配を感じるけれど、
 ここからみると、平坦な道のよう。。。



 それだけ高い場所から見下ろしている、ということです。

■更に目を東~南側へと移します。



  海に向かって立つお地蔵様。
  海上安全、海難防止祈願のために漁師さんによって建てられました。



  わが町・白田は、山陰に入り見えませんが
  突き出た山の向こう側に、
  拡大すると稲取の岬がかろうじて見えました。

■西側を見下ろすと、
 『池』の盆地。美しい田んぼの風景。



  かつてこの場所には
  西の麓から湧き出した最初の溶岩流によって堰き止められ
  出口を失った川によってできた
  一碧湖2個分ぐらいの湖がありました。

  やがて周囲の土砂などによって徐々に埋め立てられ
  最終的には、
  明治二年に排水用トンネルを掘り
  干拓して作られたのが、この地です。

池の排水隧道について

  伊豆でそのような、大干拓工事があったとは!知りませんでした。

■遊歩道は1/3を残す場所。
 もうすぐ起点に戻ります。  



■沢山の物を見て、勉強して
 リフトに乗って下山。
 


見所満載の大室山!
 先生のお話もてんこ盛り!!

 最後の方は、ちょっと集中力が途切れて
 蝶々を追いかけ、ふらふらとグループを離脱。。。。(チョットだけです)
 だもんで、尻つぼみのブログになってしまいました。

 今回教えていただいた事を忘れないうちに
 もう一度大室山に行ってみよう~~!ッて思いました。

 企画してくださったイタリアンレストラン・ルーチェの小笠原さん
 コーディネートとしてくださった伊豆の暮らしを楽しむ会・会長いずこいさん
 ありがとうございました!!

▼火山としての大室山に行ってみました。(その4) 浅間神社の由来・神話

2013-07-19 | 東伊豆観光
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■大室山のその火口。
 約4000年前には煮えたぎる溶岩が満ちていた。
 溶岩湖の湖面の高さ位の所にに浅間神社はあります。
 今日は、ジオから少し離れて、浅間神社にまつわる神話を。。。

■祭神は
 大山祗神(オオヤマズミノカミ)の三女、盤長姫命(イワナガヒメノミコト)で
 富士山頂の祭紀である四女、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)の
 姉にあたります。

  磐長姫命と木花開耶姫命は、とても仲の良い姉妹だった。



  妹神は、美女であるが短命、
  姉神は器量は良くないが寿命が磐(いわお)の様に長く才能に溢れる、
  そんな宿命の姉妹であった。 



  ある日、天孫である瓊々杵命(ににぎのみこと)が
  絶世の美女であった木花開耶姫命を見初めた。
  大山祗神は、
   「仲の良い姉妹二人一緒なら」と2人を嫁がせた。

  しかし、ある時、姉神だけが送り返されてしまった。
  姉神はすでに瓊々杵命の子を身篭っており、
  大室山山頂に萱で産屋を作らせ、
  中に入ると萱に火を放たせ
  炎の中で、火の神3柱を出産した。



  そんな盤長姫命を奉った大室山の浅間神社は
  安産のご利益があるということ。

  一方、別の言い伝えでは・・・。



  瓊々杵命が美しい妹神ばかりを愛した為
  姉神は身を隠し、じっと耐え、
  妹神は、姉の姿が見えないのを心配しては首を伸ばし探していた。
  やがて長い年月が経ち
  姉神は、我慢の限界を迎え、妹を恨む様になリ
  父親の所ヘ送り返されてしまった。

  それ以来、イワナガヒメ(大室山)とコノハナサクヤヒメ(富士山)は、
  互いに にらみ合ったままでいるという。

  でもあれっ???

  下田冨士も確かイワナガヒメだったような??
  そして、八丈冨士と3姉妹だったような~~。

  まぁ細かい事は気にしないで行きましょう。。。
   
  大室山の山頂から北西方向には富士山をみることができますが
   
  「大室山に登って、富士山をほめてはいけない!」
   富士山をほめると「たたりがある」といわれているのはそういうわけ。

  この日はあいにく、富士山を見る事が出来なかったけれど
  そういうことなら。。。。

(つづく~~)

▼火山としての大室山に行ってみました。(その3) 火口内。

2013-07-18 | 東伊豆観光
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■大室山ブログ、続いています。
 ツアーの当日、ガイドをしてくださった先生に伺ったお話と
 インターネット、小山先生の著書「伊豆の大地の物語」からの引用で
 自分なりに勉強してみました。
 よかったらお付き合い下さい。
  間違っている記述がありましたら、是非ご指摘くださいね!

■ここで遊歩道からリフト乗り場へ一旦戻り、
 中央の噴火口跡に降りてみました。


 画面上の明るい緑色の建物が、リフトの山頂駅
 画面右側が東側(海側)になります。

 リフト乗り場から一本道があり、
 火口内へと下っていくことができます。


 噴火の最終段階、火口内には溶岩がたまり
 溶岩湖が形成されていました。
 かつて溶岩湖を満たした溶岩の大部分は
 地下に戻ったり周囲に漏れ出して消失しましたが
 
 ここに溶岩がいっぱい満たされていた証拠を
 簡単に観察出来る場所があります。

 サイズや見所を入れてみました。


 浅間神社近く、
 火口の内壁にへばりついて残った溶岩。



 ペッたりと一様な印象の岩。



 この位の高さまで、溶岩が満たされていたのです。
 目を閉じて真っ赤でどろどろとした火口の情景を浮かべると、
 怪獣映画を思い出します♪

■そのまま、遊歩道を下り、
 火口のそこまで降りた所に、大きな岩が1つ。。。
 一見ただの岩ですが、



 先生の解説とともに見てみると



 火口の底にある溶岩と、
 溶岩の中に取り込まれた火山弾、という物語が付く。

 噴火の際に吹き上げられた火山弾が、
 どろどろの溶岩の中にポチャンと落ちてそのまま固まった物。
 4000年前のある日の出来事が、
 今、目の前に~~。感激。。。。

 ちょっと余談ですが。。。

 (火口の底は、アーチェリー場になっていて
 アーチェリーの料金を支払った人しか入れない、とのことで
 係員の人に、怒られちゃいました。
 ここで、アーチェリーをやるのと
 伊東のランドマーク的なジオサイトを学ぶのとは
 両立できないもんなのでしょうか~~?!))

■そんな疑問をちと感じつつ
 遊歩道を登って、浅間神社にお参り。

(浅間神社の云われについて、次号につづく・・・)


▼火山としての大室山に行ってみました。(その2)北東方面の眺め。

2013-07-17 | 東伊豆観光
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■長~~いブログの続きです。
 ツアーの当日、ガイドをしてくださった先生に伺ったお話と
 インターネット、小山先生の著書「伊豆の大地の物語」からの引用で
 自分なりに勉強してみました。
 よかったらお付き合い下さい。
  間違っている記述がありましたら、是非ご指摘くださいね!

■リフトに乗り、山頂まで行くと
 「お鉢めぐり」と称し、
  噴火口のエッジにそって約1kmの遊歩道が整備されていて
 周囲の大パノラマを見ながら歩く事が出来ます。

■まずはリフト山頂駅から左手に少し登り、
 北東の方角の眺め。

 


 わかる範囲で地名などを入れてみました。間違っていたら教えて~~!


 大室山から流出した溶岩は約3億8000万トンと言われています。
 そのとてつもない量の溶岩が
 それまでそこにあった地形の凹凸を埋め立て、
 なだらかな伊豆高原の地形を作りました。

 そのなだらかな地形の中に、
 埋め残された古い火山の頭の部分がまばらに見え残っています。



 地形図を見ながら
 先生と一緒に火山の位置を確認していきましたが
 これがなかなか面白い!
大室山のほかに14個もの単成火山の名前が挙がっています。
 
■例えば一碧湖と沼池。
 両者とも、火口跡のくぼ地の他に目だった地形のない
 『マール』と呼ばれる火山。
 噴火していたのは、大室山よりずっと前の10万年前。

 一碧湖の中には
 『十二連島』と呼ばれる小さな島の連なりがありますが、
 ここへ流れ込んだ大室山の溶岩流が作った地形です。

■例えば梅ノ木平。
 写真ではちょっと判りにくいですが
 北西に開いたU字型をした丘の連なりがあります。
 ここが梅ノ木平火山。
 
 梅木平火山をつくった爆発的噴火の性質は、
 一碧湖をつくった噴火と同じで、
 マグマが大量の地下水と触れあって起こった「水蒸気マグマ噴火」。
 ただし、
 一碧湖が火口以外に目立った地形のない
   「マール」と呼ばれる種類の火山であるのに対し、
 梅木平は大きな火口のまわりにリング状の山体の高まりを確認でき、
 『タフリング』と呼ばれます。
 世界的に有名なのは、ハワイの、ダイヤモンドヘッド!

 一番高い所は標高297m。
 火口の直径800m。

 噴火年代は、一碧湖と同じくらいの10万年前ごろ。

 国道135号線を伊東市街から南下し「吉田」を過ぎた頃
 上り坂となりますが
 ここが梅木平火山の火口の北東側の外縁。
 これを乗り越え
 しばらく火口原(かこうげん)を走った後に、
 今度は南西端を越えて火口の外に出ます。
 「梅ノ木平」の信号のある交差点が
 ちょうど火口の南西端になります。

 今まで何度もこの場所を通りましたが
 まさか、火山の縁を登り、火口の中を走っているとは思いませんでした。
 実際に意識をして通ってみましたが
 なかなか面白かったですよ~~。 

■大室山の溶岩が直接作った地形の一つに、
 城ヶ崎海岸があります。
 
 大室山の南東方向に流れた溶岩が海まで達し
 冷え固まって出来たのが、城ヶ崎海岸。
 指を広げたように流れ広がっています。
 写真の右端、この位置からは見えませんが
 いつかまたご紹介したいと思います。

(次は、火口跡へ~~。つづく!)


▼火山としての大室山に行ってみました!その1

2013-07-16 | 東伊豆観光
夏休みのご予約受付中!お盆前半のご予約はお早めに!★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)




■またまた長~~いブログです。
 ツアーの当日、ガイドをしてくださった先生に伺ったお話と
 インターネット、小山先生の著書「伊豆の大地の物語」からの引用で
 自分なりに勉強してみました。
 よかったらお付き合い下さい。
  間違っている記述がありましたら、是非ご指摘くださいね! 

■先日、伊豆高原のイタリアンレストラン「ルーチェ」さん主催の
 『大室山リフトとプチジオ』と題された大人の遠足に参加してきました!

 今回は、城ケ崎ネイチャースクールを設立され
 日本自然保護協会自然観察指導員でもある斎藤俊仁先生が
 講師として一緒に大室山に登ってくださるとのこと。



 これは期待できます!

 大室山
 伊東市にあり、
 国の天然記念物および富士箱根伊豆国立公園に指定されている
 伊豆東部火山群で最大のスコリア丘。



 標高580m。直径1000mくらい?


■スコリアとは、
 粘り気の少ないマグマが空中に噴出し、冷えて固まった暗い色の軽石の事。
 (白いスカスカの石は軽石、色が付いてるスカスカの石がスコリア。
  エルブルズの周囲に沢山ゴロゴロしている赤茶色の軽石はスコリアです。)

 スコリア丘とは、
 落下したスコリアが火口の周囲に降り積もって出来た山の事。

 噴火の進行に伴いスコリア丘が高く成長してくると
 落下したスコリアは安定せずに転がり落ちる。
 火口の縁の外側に転がり落ちたスコリアは、
 スコリア丘の裾を徐々に成長させていき、
 やがて、プリン型の美しい山体が出来上がる。

 この噴火活動が起こっていたのが、約4000年前の事。 
■伊豆半島の土台が
 今で言う『硫黄島』の辺りに出来たのが、4000万年前のこと。
 フィリピン海プレートにのって、一年に数センチずつ本州に近付いてきました。
  
 現在、地上で実際に目にして観察できる最古の地層は
 2000万年前くらいの海底火山活動によって出来た『仁科層群』。

 フィリピン海プレートに乗ってやってきた伊豆半島の土台が
 本州と合体したのが200万年前
 
 うちの裏山、天城山が盛んに活動していたのが、80~20万年前

 大室山が活動していた、4000年前というのは
 20万年前から始まった『伊豆東部火山群』の時代の
 しかも終わりのほう。。。

  *ちなみに富士山が活動を始めたのは10万年前ごろのこと。

 比較的新しい時代の火山活動によって、このあたりの地形を形作った張本人が大室山。

 三筋山と同様に(と言うより大室山の方が有名ですが・・・)
 毎年山焼きが行われるため、
 緑の草原で覆われていて、春から夏は抹茶プリンとなっています。

 かつては徒歩で登れた様ですが、現在はリフトを利用し、山頂まで一気!

■とその前に、

  大室山リフトの駐車場脇、ちょっと削れた崖を観察。



 この一見何の変哲もない崖には
  実は約1200年前の地球の活動がはっきりと刻まれているのです。

 この白い線!チョークで書いたわけではありません。

 なんと、838年神津島火山が噴火した際に飛んできた火山灰の層なんだそうです。
 見えているのは、ほんの一部。
 この崖の奥、何百メートル(キロメートル)に渡ってこの層は存在するのですが
 そのホンの一部が、たまたまここで私たちの目に触れるように現われている。

■大室山へ登る前に
 伊豆半島の生い立ちや、地層のお話を伺い、それを実際に目にして 
 日頃の時間や距離のスケール感を
 一旦ここでリセットされた思いです。

■そしていよいよ、大室山リフトに乗車。
 往復¥500

 約6分で山頂まで一気に連れて行ってくれます。

(つづく~~!)


▼伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館

2013-06-19 | 東伊豆観光
新緑のベストシーズン到来。観光客も少ない伊豆で、ゆったりと自然を満喫できます。1泊2食¥7350~★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)


*いつものことですが、
 このようなテーマの時は、写真少な目、文章長いです!
 自分の覚書もかねていますが、
 もし宜しかったら読んでください!
 そして、間違っている所があれば、是非ご指摘下さい!!

   ナランとは「蓮」、ダとは「与える」という意味。
   蓮は知恵の象徴。転じて、「知恵を授ける場所」

   北インド仏教の最重要拠点。
   仏陀はここで説教をし、
   玄奘三蔵が経典を授かった場所。



■梅雨の時期、
 紫陽花や花菖蒲が美しく咲いている。
 こんな日、しっとりと濡れた石畳、古刹を訪ねる旅、なんて
 とっても「いい」ような気がして
 以前より興味のあった、河津町奥谷津にある南禅寺(なぜんじ)に行ってみた。

 ここでは、なんと平安時代の仏様を拝む事が出来るとか!!

 河津バガテル公園へ行く途中、看板にしたがって山中へ。
 車だったら、河津駅から10分くらいの距離だろうか。



  緩やかにカーブを描く
  伊豆急行線の線路。


■「しっとりと濡れた石畳」を見たいと思って出掛けたが
 しっとりどころか、風雨強まり、途中の写真はほとんどなし。
 ご勘弁を。

 駐車場に車を止め
 急な、ホントに急な参道を登ること数分。
   (地図に、急な坂道と書いてありますが、ホントです。)




 ただし、足の不自由な方は、一部私有地内を通る道路を利用し
 自家用車でお堂のすぐ近くまで上がれます!

■参道の最後、石畳の先に



 太い樫の木に周囲を守られたお堂が1つ。

 これが、南禅寺。
 江戸時代に作られたお堂だ。
 住職は居ない。

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 天平感宝元年(749年)、行基が那蘭陀(ナーランダ)寺をこの地に開創。
 その後康和元年(1099年)実道法師が建立したとされている。

 行基は、優れた土木技術を持ち、民衆から厚い信頼を受けていた僧。
 東大寺の大仏創建にも係わっていた。
 玄奘三蔵の弟子の弟子。

 行基の功績は西日本に多く残っているが
 伊豆には、行基が開いたとされるいくつかの寺院や温泉がある。


 伝承によれば、
 那蘭陀寺は七堂伽藍を供え、薬師如来像などが安置されていた大きな寺であったという。

 現在でもこの地区には、弥勒、大門、仏谷 などの地名が残り、
 かつての一大寺院の存在をうかがい知る事が出来る。




 しかし、永享4年(1432年)山津波により、堂や仏像は一夜にして埋没。
 その後、天文10年(1541年)、南禅和尚が南禅堂を建立し、
 土中より掘り出された埋没仏像群は、
 地元の人たちの手で、大切に守り伝えられてきた。




■今年のはじめ頃まで、このお堂の中に何体もの仏様が安置されていたが
 現在は、併設された「伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館」に
 


 安住の地を得られている。

 入り口を入ると、真新しい木材のいい香り。
 受付のオバチャンとちょっとおしゃべりをしていると

 展示館の学芸員の方だろうか?
 ここの仏像を守られている地元のオジチャン?的な方が現れ、
 一対一で、懇切丁寧な解説をして下さった。
 なんと贅沢な時間。
 気付いたら、じっくり1時間以上、仏像と対峙していた。

 もちろん仏像は撮影禁止。
 なので、パンフレットの写真でご紹介。




 (写真左上)薬師如来坐像

  像高なんと117.4cm。思った以上に大きい!
  一木造(頭部、体幹を一本の木から造る)、
  翻波式の衣文(大波小波が交互に打ち寄せるような衣の文様)、
  厚みのある体躯、彫眼などの特徴から、
  平安時代前期(9~10世紀)・静岡県最古の極めて重要な文化財。




  その他、
  よくぞ残ってくださいました、仏様が大勢。。。





  ヨーロッパへ展示会の為に渡り、
  あちらの国の人たちを驚愕させた
  金剛力士立像や

  神像もある。


  展示館へ移され、仏様が遠くに感じられるようになったかと思いきや
  その全く逆で
  ノミ後の一つ一つまで、見る事が出来る距離。

  「お客さんに触られてしまう危険性はあるけれど
   それより、じっくり見て頂きたいから。」
  と、案内をしてくださったオジチャン。

       「愛」を感じた。

■そこで一つ疑問が湧いた。
 なぜ、この山中に
 これほどまでの洗練された素晴らしい仏像が、
 しかも少しずつ時代が違うにしても同じ種類の仏像が重複して複数存在するのだろうか?

 オジチャンは、「仮説ですが・・・」と前置きをしながら
 語ってくれた。

 いにしえ、
 京の都と東国を結ぶ交通手段として最も有効だったのが、「海路」。
 伊豆半島は、その海路のちょうど中間地点に当たる。

 以前は、この近くまで海が深く切れ込み、
 その入り江は良好な港の機能を果たしていた。

 これらの仏像は、地元の仏師によるものではなく
 東国への仏教の布教の為に
 京の都よりやってきた仏師集団が彫り、運び出していたのでは???
 という説があるそうだ。

 運搬の為の地の利、そして豊富な木材。

 あくまで仮説とはいえ、
 1000年前、河津に仏像の発信基地があり
 次々と生れては全国へ旅立っていった、などと考えると
 楽しいではないか!

■お土産に、
 売店で売っていた、カヤの樹のコースター。
 小さい方が100円♪
 



 ニッキのようないい香りがする香木。

 目が詰まって硬く、香りもするので
 虫がつきにくく
 日本にはないビャクダンの代わりに、
 多くの仏像がカヤの樹を使って彫られたそうだ。

■すっかり満喫し、
 参道を下る。

 


 もしここに、伊豆急の「黒船電車」が通過したら
 画になるなぁ、などと考えつつ
 南禅寺を後にしたのだった。





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▼日没前の三筋山にて

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***本日の写真***



 ■先日、日没の少し前に三筋山へ行って来ました。

   「新緑のベストシーズン」とかヘッダで言っておきながら・・・



  夕刻の柔らかな光の中
  山焼きで焼け残ったススキの穂がキラキラ光っていて。。。

  こんな時間だから
  新緑の色はくすんでいたけれど

  幾重にも重なる古い白い穂の列が美しかった。

  少しうら寂しいけれど
  何故か落ち着く。

 ■いつもお天気のいい日中に出掛けているので
  あまり出くわさないブルー。



  実際には、もっと深いブルー。


  
  稲取の町も、後数分で闇に包まれていく。







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