翻訳者魂

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睡眠不足は海馬に悪い

2007-02-10 15:34:18 | 脳内ホルモン
毎日朝4時に寝て、7時に起きている。ときどき昼寝をする。睡眠時間がひどく短い。ときどきめまいがする。たぶんストレスもたまっているに違いない。

というわけで睡眠が不足すると動物はどうなるのか?プリンストン大学でおもしろい実験がおこなわれた。

No sleep means no new brain cells

睡眠不足は、記憶をつかさどる海馬に悪い影響を与える。ストレスホルモンがその原因と見られている。

研究は、プリンストン大学で行われた。動物に72時間睡眠を与えなかった。

結果はどうなったか?

  • 眠らなかった動物と眠った動物を比べた場合、眠らなかった動物のストレスホルモン (副腎皮質ホルモン) のレベルが高くなっていた。
  • 海馬の特定部分で、脳細胞の生成数が極端に少なかった。
  • 副腎皮質ホルモンのレベルが適切な場合、脳細胞の増殖数が減ることはなかった。


この3つの結果から、ストレスホルモンのレベルが上昇すると、脳細胞増殖数が減少するという結論が導き出された。

その後、睡眠パターンを通常の状態にもどした。

しかし、2週間は脳細胞の増殖レベルは戻らなかった。脳は、脳細胞の不足を補うために、フルに機能していた。

人間は、72時間も連続で起きてはいられないので、この研究結果が直接人間に結びつくわけではないけれども、毎日、睡眠不足が続いた場合に同じような結果になるのだろう?

よし、今日は早く寝よう。