Elizabeth Castroの古典的な名著"HTML FOR THE WORLD WIDE WEB"には次のような記述があります。
HTMLは、世界中の学者が使っているコンピュータに関係なく、同じ文書を同じように見られるようにするために開発された。この当時の学者をWEBの本来の住人、つまり第一世代という。この第一世代の人々は、文書の見た目にはこだわらなかった。とりあえず、「ここが題名で、ここを強調する」ぐらいできればよかった。それに対して、ウェブデザイナーなど、いわゆる第二世代の人々は、テキストの色やフォントなど見た目を重視した。
Netscape社やMicrosoft社はウェブデザイナーなどの第二世代の人々の要求に応えようと、次々に新しいプロパティやタグを作り出しました。外見を重視したわけです。デザイナーはテーブルを使ったレイアウトを考え出しました。
World Wide Web Consortiumがどうしたかというと、内容とレイアウトの両方を満足させるための手段を作り出そうと考えました。その結果、できあがったのがカスケード・スタイル・シート、つまりcssです。本文を書いた文書とレイアウトを書いた文書を別々にしたわけです。
ブログは、htmlとcssを存分に活用したツールです。gooブログアドバンスでは、htmlとcssの両方を編集できます。World Wide Web Consortiumの努力のおかげでぼくらは簡単に文章を書き、きれいにレイアウトしてインターネットに載せることができるようになったんですねえ。ぼくは、World Wide Consortiumの努力に感謝します。
でも、第一世代はどう思っているのかなあ?