翻訳者魂

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ニュージーランドのデジタルテレビ

2006-06-17 02:27:51 | マスメディア
地上デジタルテレビ放送は平成15年(2003年)12月に、関東・中京・近畿の三大広域圏でスタートした。平成23年(2011年)7月24日には現在の地上アナログテレビ放送の終了が終わる。

来年、ニュージーランドでもデジタルテレビ放送が始まる。国民の75%は直接デジタル放送を楽しめる。残りの25%も衛星を経由してデジタル放送を視聴できる。アナログテレビは、10年以内に終了する予定だ。

デジタルテレビの利点を並べてみよう。

  • 電話線を通してテレビ番組で意見を発表できること
  • ワイド画面
  • 多視点カメラ映像
  • 高音質
  • 番組数の拡大


でも、こういった利点を活かせる番組を放送局は作れるんだろうか?番組数が増えても、海外ドラマばかりじゃアナログで十分だし、そんなプログラムが双方向である必要も、多視点である必要もない。

アナログからデジタルへの移行には、国民の負担が必要になる。

デジタル放送を視聴するには、新しく機器を買い揃えなければならないんだ。デジタル信号をデコードするセットトップボックスに200ドル、UHFアンテナに60ドル。もし25%の難民に含まれているなら、さらに衛星アンテナに200ドル。ずいぶんお金がかかる。

負担に見合うお楽しみを享受できるの?

TVNZ と TV3 にどんな番組を放送するかを尋ねてみた。返ってきた答えがこれ。「商業的な問題があるため、今は答えられない。」

でも、TVNZ の重役リック・エリスには秘策がある。こう言ってたんだ。

「現在、変な時間に放送されている良い番組があるんだけどね、それを再放送しようと考えてるんだ。」

って、

深夜のアナログ番組の再放送!?

参照: よくわかるデジタルテレビ

Digital TV for NZ next year