翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

ブログの書籍化

2005-03-21 22:58:38 | インターネット
amebloの『実録!鬼嫁日記』やgooの『高円寺の女』など、ブログが書籍化されるケースが相次いでいる。2ちゃんねるからは『電車男』が書籍になった。これからも、ブログや掲示板からたくさんの書籍が産声をあげることだろう。

ブログは、コメントやトラックバックという機能があるからこそ面白いのであって、書籍でその面白さを十分表現できるとは思わない。しかし、中には書籍にして残したいと考える人もいるだろう。そんなブロガーに最適なサービスを提供しているのがblogbinders.comだ。

ユーザーは、書籍にしたい記事を複数のブログプロバイダから選択し、綴じ方 (中綴じ、リング、平綴じ) を選択するだけで、自分のブログを書籍にできる。

95ページ、リング製本で約1,500円 (送料および税金別)、と価格も手頃なので、自費出版や記念品として製本するのも楽しいだろう。

しかし、まだ日本語には対応していない。町の印刷屋さん、トライしてみてはどうですか?有望な商売になるかもしれませんよ。

ところで、わたしは、リング製本機 (上の写真) を持っています。とりあえず自分のブログを製本します。

Googleによる世界情報制覇

2005-03-20 23:34:20 | インターネット
わたしはインターネットで何かを調べるときはにGoogleを使う。「ググる」という言葉もあるほどだから、わたし以外の多くの人もたぶんGoogleを使っているだろう。

Googleというのは、"Googol"という数字の単位 (1 x 10の百乗) を元にして作られた造語である。ウェブ上に存在する無限の情報を組織化するというミッションを表しているのだそうだ (Google Corporate Information参照)。

そのGoogleが先ごろバーチャル図書館プロジェクトを発表した。これは、ハーバード、ミシガン、スタンフォード、ニューヨーク、オックスフォード (オックスフォードについては2015年までにオンライン化する予定) の5図書館にある1千5百万の文学作品をオンラインで参照できるようにするプロジェクトである。フランス政府は、アメリカによる文学作品参照分野の独占に危機感を持ち、Googleバーチャル図書館に対抗するEUプロジェクトの開発を宣言している。

日本では、先週Googleデスクトップがリリースされた。これは、自分のコンピュータ内の情報をすばやく検索できるひじょうに便利なツールである。しかし、いつのまにやら、自分のハードディスクにある情報がGoogleに送られるという危険性も存在する (Googleデスクトップ参照)。

あなたがどんなウェブサイトを巡回し、どんなメールを書き、どんな日記をつけ、どんな論文を書いているのかをGoogleは知ることができるかもしれない。

もし組織に機密保持の意識が薄い人がいれば、その組織の重要情報がGoogleのデータベースに入れられるかもしれない。

1つの会社が地球上のすべての情報を支配したとしたら?かなり怖い未来が待ち受けていると言えるのではないだろうか。

チャット相手と逢おうなんて思わないで

2005-03-17 22:50:59 | インターネット
インターネット空間は、誰もが現実のしがらみを捨て自由にきさくに振る舞える。ブログで意見を交換しているうちに、友だちの輪はどんどん広がる。インターネット上の人々は、美しく、友だち思いで、優しい、と感じられるかもしれない。インターネットに比べれば、テレビやラジオや新聞なんか石器時代の洞窟の壁みたいなものだ。

でも、怖い思いをしたくなければインターネット上の友人と逢おうなんて思わないほうがいい。

16歳のサンドラが自らの体験を語ってくれた。

1年前、友だちと一緒にチャットルームに入ろう、ってことになったのね。知らない人とチャットしたことなんてなかったし、楽しいだろうな、って。

チャット相手はすぐに見つかったわ。19歳って言ってた。いい人そうだったから。毎日1時間ぐらいチャットした。

1週間して、彼が「逢わない?」って言ったの。私たちはOKしたわ。チャットルームが危険だなんて聞いたことなかったのよ。それにあっちは1人、私たちは2人だったしね。

逢う場所はマクドナルド。込んでるから安全でしょ。

チャット相手に会うことは誰にも言わなかった。からかわれるって思ったの。
夜8時にマクドナルドの近くに行ったら、店の前に男が2人いたの。誰かを待ってるようだった。

離れた場所から電話してみたの。1人の男が電話をとるのが見えた。1人じゃなくて2人じゃない!あの男たち、私たちを待ってるんだわ、ってすぐに気付いた。

19歳なんかじゃなかった。あの男たちは40代よ。怖くなって走って逃げた。

電話が立て続けに鳴ったわ。その後も何日か男から電話がきたけど、そのうち来なくなった。住所を教えてなくってほんとによかった。

私たちはすごく危なかったけど、たまたま逃げることができたの。チャットルームってほんとうに危ないのよ。みんな注意してね。

Elgoog (Google逆読み) は自由のために

2005-03-10 01:17:26 | インターネット
中国のインターネットユーザー数はここ十年で爆発的に増加し、現在は約1億人。これは米国についで2位。しかし、これでも全人口のわずか8%にすぎない。米国を抜くのは時間の問題だ。

中国政府は国民が自由に世界中の情報にアクセスするのに危機感を持ち、ファイヤーウォールを使って国民が見られるウェブサイトを制限している。また、インターネットの住所録であるドメイン・ネーム・サーバー (DNS) を独自に修正。チベットに関するサイト、BBC、Google、Playboyなどへのアクセスを試みても、要求は拒否される。

ネットカフェでは客の行動が監視されている。監視を怠ったネットカフェは政府によって潰される。2004年は47,000件以上のネットカフェが閉鎖。

自動検閲システムは、適切でない書き込みを30分以内に削除できるまでに進化。昨年は、チベットや鳥インフルエンザについての多くの書き込みが削除された。

しかし、情報に飢えた人々がただ手をこまねいているはずはない。

国内および国外のインターネットユーザーが協力し、制限を外す方法を考えた。21世紀は情報の世紀。あちらが汚い手段を使ってくれば、こちらは対抗手段を繰り出すだけだ。

Elgoogは万里の長城と喩えられる強大な中国政府製のファイヤーウォールを飛び越えてGoogleのデータベースにアクセスするためのウェブサイト。

ユーザーはElgoogにアクセスし、検索語を逆に入力する。Playboyを検索するには、yobyalPと入力する。これだけで、本来はアクセスできないGoogleのデータベースにアクセスし、検索結果を引き出せるのだ。

Elgoogにアクセスしてみるといい。すべてが左右逆に表示され、目がくらくらする。しかし、Elgoolをバカな冗談ウェブサイトとみなすのは大間違いだ。

Elgoog

音声ブログでキミにコネクト!

2005-03-09 11:19:24 | インターネット
Radio Hoder

ライブドアの堀江社長のように日本放送の株を取得しなくても、音声ブログを使えば自分の放送局が持てる。

今、音声ブログに対応しているメジャーなBlogプロバイダはSeesaa。早速、Seesaaのアカウントを取得して、音声ブログを作成してみた。

自分のPCの音源ボードには雑音が入るので、MP3ファイルのアップロードは断念。記事の音声変換に挑戦する。

1. まず、記事を書く。
2. 保存する。
3. システムが自動的に記事を音声に変換。

音声ブログのできあがり。結構簡単。もちろん、音源ボードに雑音が入らなければ自分でMP3ファイルを作成してアップロードできる。

音声ブログを聞くには、Dopplerなどの音声ブログ自動収集ソフトを使用する。これでApple iPod などのMP3プレイヤーで通勤通学途中にブログを聞けるようになる。

参考: Seesaa

---------------

国外に住むイラン人にとって、ブログは家族や友人と連絡を取り合う手段に止まらない。ブログは世界に分散するペルシャの文化を結びつける重要な手段なのだ。

5年前、改革系新聞社で働いていたデラクシャンはテヘランでブログを始めた。しかし、改革系新聞社への厳しい取締りに危機感をおぼえ、2001年に妻と共にトロントに移住。

そこで、デラクシャンはペルシャ語に対応したブログの開発を決意する。

「イランの文化、とくに若い人々の文化と繋がっていたいと考えたんです。新聞社時代の私の読者とも連絡をとりたいと考えました。」

イラン国内のブロガーの数は46,000人と推定されているが、デラクシャンは世界全体のペルシャ語ブロガーの数を75,000と見積もる。

イランのブロガー数は、ここ数年、凄まじい勢いで伸びている。イラン国内外のイラン人の情報交換の最大手段はは今やブログなのである。

デラクシャンはブログをさらに強化するために英語とペルシャ語に対応した音声ブログを追加した。

イランで聞くことができるラジオは、政府か、またはロサンジェルスの亡命者団体が管理しているものに限られている。しかし、音声ブログを利用すれば、だれもが情報を発信できるし、討論に参加できるようになるのだ。

当然ながら、ペルシャ語音声ブログには問題もある。

イラン国内ではダイヤルアップ接続かインターネットカフェが主流であり、音声ファイルの作成とアップロードに適した環境ではない。

イラン政府は国内の音声ブログを検閲の対象とする可能性がある。最近また20人以上のブロガーとサイバージャーナリストが逮捕されたが、これは音声ブログにとっては悪い前兆かもしれない。

アメリカだって安心できない。アメリカのホスティング会社が、イラン人学生が運営するニュースブログANSAを突然閉鎖した。もちろんイランの状況はもっと悪い。イラン国内にもホスティング会社はあるが、ANSAのようなニュースサイトは理由もなく閉鎖されることが多い。

デラクシャンは今のところ音声ブログは通常のブログよりも影響力が小さいことを認めている。しかし、音声ブログが簡単に利用できるようになればその影響力は大きくなるだろう。デラクシャンは、今春のイランの選挙に向けて音声ブログの下準備をしている。現在は、イラン国内外のイラン人の学者やジャーナリストへのインタビューを計画している。

「音声ブログを真剣に聞く人がいれば、選挙にも影響を与えられるかもしれません。イラン国内の主流メディアが、わたしの音声ブログを聞き、それを多くの人に広めるかもしれませんしね。」

Persian blogging round the globe

迷惑メールに高額の罰金: ニュージーランド

2005-02-27 00:32:22 | インターネット
Spammers face big fines under proposed law

ニュージーランド政府は2月23日、迷惑メールを大量送信した業者に高額の罰金を科する法案を提出した。

罰金の最高額は企業の場合は50万NZドル、個人の場合は20万NZドル。

IT担当大臣は「インターネット利用者が受け取るメールの三分の二は迷惑メール。迷惑メールに0.1%でも返事を出せば、送信者は儲かる。迷惑メールの大量送信のコストはほとんどゼロだからね。この法案の目的は、迷惑メールの送信を割りにあわないビジネスにすること。」と述べた。

わたしは複数のメールアドレスを利用しているが、そのうちの一つは、99%が迷惑メール。削除を一日さぼれば、迷惑メールは300通に達してしまう。

この大量の迷惑メールをどうやって削除するかというと・・

1. WEBメールを使ってます。
2. 受信メールがすべて、迷惑メールフォルダに入るように設定。
3. 必要なものだけ、適切なフォルダに移動します (普通は0通。たまに1通)。
4. 残ったメールはすべて一括削除。
5. これで削除の効率が大幅アップ。

それにしても、日本でもそろそろ、迷惑メールには罰金を科するようにした方が良いのではないかな。


迷惑メール

2005-02-18 12:37:05 | インターネット
Spam Equals Money

ある電話調査によると、インターネット利用者の4分の3がスパムを毎日受け取っている。一日の受信スパムの平均数は18.5通。その削除に費やす時間は2.8分。金額に換算すると年額220億ドルの損失。

また、スパムを受け取った人の14%は、そのメールを読み。4%は何かを購入している (それじゃなんだい?スパムは有効ってこと?)

ピボッ、って、あ、メールだ。なになに「送信者: purincess 題名: Re: 真理奈です」

ああ、ローマ字プリンセス。「真理奈です」って変な題名のメール、誰も送らないと思うよ。バシッ。削除完了。損失10円!

ネットカジノが増殖中

2005-02-08 10:14:07 | インターネット
ネットカジノが増殖中: 朝日新聞

VideoPoker Classic2というソフトをダウンロードした。プレイファンという無料ゲームモードを選択すると2000ドル分ゲームができる。ポーカーは種類が多すぎて難解。

スロットマシンをやってみた。ときどき大きな当たりが出て、1000ドル、10万円、くらいプラスになる。しかし、長く続けると結局ゼロになってしまう。やめどきが大切なのか。まだよくわからない。プレイ中に数度「リアルモードでプレイすれば現金で遊べます」というようなメッセージが表示される。2000ドル、日本円にすると20万円以上があっという間に無くなってしまうのだから、リアルモードはかなり危険。やめといた方がいいよ。