大学入試センター試験を終え、私立大・国公立二次試験に向けてラストスパートをかける受験生からは、かなり高度な質問が飛び出します。
1年前の彼らからは考えられない質問の内容に、成長を感じます。
あともう少しで、努力が結実する瞬間を迎えることになるでしょう。それまで体調に気をつけてガンバレ!
「inductive(帰納的)とdeductive(演繹的)の違いは何ですか? 」などなど。
「条件を表す副詞節の中で will を使える場合はどんな時ですか?」
「make 以外の使役動詞で受動態を作ることはできるんですか?」
「You'll be surprised at how quickly you get over it. の get over it は、get it over としなくていいのですか?」
1年前の彼らからは考えられない質問の内容に、成長を感じます。
あともう少しで、努力が結実する瞬間を迎えることになるでしょう。それまで体調に気をつけてガンバレ!
先日は、息子さんとのテレビ出演、おめでとうございました(^^
「こつこつ」良い言葉ですね。
寿命が尽きるその日までこつこつ・・やりたいなあと思っています。
ところで、下の記事のことをこちらで申し訳ないのですが、get it over としないのはなぜなのでしょうか?
お時間ある時で結構ですので、教えて頂けたらとてもうれしいです。よろしくお願い致します。
「下の記事」ではなかったですね。紛らわしくすみません。よろしくお願い致します。
コメントをいただきありがとうございます。
例えば、give up ~ の up は副詞です。目的語が名詞であれば、give up the seat ともいえますし、give the seat up ともいえます。しかし、目的語が代名詞の場合、give it up となり、give up it とは言えません。これは英語の基本が「旧情報→新情報」の流れを重視し、旧情報は前に出すという大原則があるからです。
A book is on the table. (△)
これは不自然な英語と見なされています。なぜなら不定冠詞がついた新情報 a book が文頭になって最初にきているからです。これを避けるために、There is a book on the table. というthere is 構文があります。よって、旧情報である it や the book などはthere is 構文では主語になれません。
There is the book on the table. (×)
T
he book is on the table.(○)
話しを元に戻しますが、get over ~(~を乗り越える、克服する)の over は、give up~ の up (副詞)とは違い、前置詞と考えられます。代名詞 it が目的語でも、動詞+代名詞+前置詞 という語順にはなりません。やはり、前置詞over にはその後ろに目的語がないと不自然になるからです。
複雑ですが、論詰めで行けば以上のような説明になります。
また何かご質問があればいつでもコメント下さい。
私が思っていたのは
put it on が正解で put on it はダメ、というのが強烈にアタマにあったのです。
私は
動詞+代名詞+前置詞
はダメなのだと思い込んでいたのですが
動詞+代名詞+前置詞 はむしろダメだったのですね。
ご説明では「前置詞の後ろには目的語がないとダメ」ということでしたものね。
ということはput it on が正解でput on it がダメという説明は、この場合のon は前置詞でなく「副詞」という認識で良いのでしょうか?
お忙しい中ですので、お答えは本当にいつでも結構です。感謝しております。
「私は
動詞+代名詞+前置詞
はダメなのだと思い込んでいたのですが」の部分は
「私は
動詞+代名詞+前置詞
でなくてはダメだと思い込んでいたのですが」に訂正します。
よろしくお願い致します。
コメントをいただきありがとうございます。
「put it on が正解で put on it がダメという説明は、この場合の on は前置詞でなく副詞という認識で良いのでしょうか?」というご質問ですが、その通りです。
日本人が前置詞と副詞を感覚的に区別するのは難しいと思います。私も常に論理的に考えてから覚えようとしていますので、早くネイティヴの感覚が身に付くように、日々研鑽していきたいと思います。
考えてみたら
put on a hat のon を前置詞としてとらえたら
「帽子の上に(何かを)置く」みたいな感じになってしまいますから、この場合のイディオムのon は副詞でないと意味が通らないですね。
感覚的に理解するのは難しいですので、一つ一つ論理的に考えて、その上で感覚が身に付くようにしたいですが、時間がかかりますね(笑)
でも、あせらず一生かけて(?!)やるつもりでいようと思います(^^;