2024年度より英検の問題形式の一部がリニューアルされると、一昨日、日本英語検定協会のHPで発表されました。詳しくはコチラをご覧ください。
英検協会のHPより
まとめると「語彙問題と長文問題が減り、ライティングが一題増える」といったところでしょう。特に1級と準1級では語彙問題の25問で苦労する受験者がほとんどですので、今回のリニューアルで与し易くなると感じた人も多いと思います。
要約問題の追加は大学受験の観点からも歓迎される変更です。英語の長文読解に限らず現代文でもそうですが、その文章を読んだ後に「結局、この文章を通して筆者が言いたいことを簡潔に言うと?」と生徒に問うと、書いてあることを第一段落から再び言い始める生徒が多いです。つまり、自分の言葉でまとめられない、言い表せないのです。学力が高い生徒になると、書かれている内容を自分の言葉で簡潔に言えるというのは、指導者の多くが気付いていることです。東京大学の英語の第一問が今も昔も要約問題なのも納得できますね。
英語力にプラスして自分の言葉でまとめられるか、そして、自分の意見を述べられるか・・・? 今回の英検のリニューアルには、授業での生徒たちへのアプローチを徹底すれば対応できることですので、慌てず腰を据えた指導を心がけてまいります。