長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。
今日は77回目の原爆記念日です。8時15分、毎年のように、家族全員で広島の方向に向けて黙祷を捧げました。
平和記念式典で松井一実・広島市長が読み上げた平和宣言の中の一節が印象に残りました。
他者を威嚇し、その存在をも否定するという行動をしてまで自分中心の考えを貫くことが許されてよいのでしょうか。私たちは、今改めて、『戦争と平和』で知られるロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉をかみしめるべきです。
『基礎英文問題精講』(旺文社)の40題ある例題の最後にも、こんな英文があります。
Man is here for the sake of other men – above all for those upon whose smile and well-being our own happiness depends, and also for the countless unknown souls with whose fate we are connected by a bond of sympathy.
(人間は他人のためにーとりわけ、その人々の微笑みと幸せに我々自身の幸せがかかっている人々や、その人々の運命とわれわれが共感の絆によって結ばれている数知れない見知らぬ人々のためにーこの世に存在する。)
見知らぬ他人の幸せのために我々は存在する。武力による侵略を止めない某国の某大統領に聞かせたい言葉です。まあ、聞く耳を持たないから、武力に依存しているのでしょうけど・・・。