10月の実用英語検定(=英検)が近づいてきました。私が勤務する塾は英検準会場になっていることもあり、小・中・高校生に積極的な受験を呼びかけています。
実用英語技能検定1級合格の ceritificate
英検2級は大学入試センター試験レベルであるため、高校3年生には2級受験を半ば強制的に薦めています。
英検2級の一次筆記試験に合格する力があれば、センター試験の英語で160点を取れる可能性が高くなります。準2級レベルだと100~120点で、大学の合格レベルにはまだ達していません。
高校3年生の中には、「英語が苦手」「検定試験は苦手」「自分は理系」という理由から、英検を敬遠する生徒もいます。
しかし、それは全て言い訳であり、‘逃げ’の姿勢です。
2級に合格できなければ、彼らが目指す第1志望の大学に合格するだけの英語力は備わっていない証。英検受験を避けている生徒は、不合格という現実を突きつけられるのが怖いのです。
「二次試験の面接が心配」という生徒もいますが、そんなことは一次筆記試験に合格してから悩めばいいこと。二次試験は一次試験免除の特典が1年間あります。大学に合格してから二次試験のことを考えればいいのです。
「英検対策はどうしたらいいでしょうか」という質問をしてくる生徒もいますが、英検対策の勉強法などこの世に存在しません。大学入試に向けた普段の勉強ができていれば、2級には必ず合格します。
指導経験上、英検対策用の問題集や参考書を買ってしまった生徒が、不合格になります。
なぜでしょうか?
答えは明白です。このような生徒は、普段の勉強ができていないため、基礎力がありません。そこで、慌てて英検対策用の問題集や参考書を購入してしまうのですが、普段の勉強に負担がプラスされるだけであり、それらに取り掛かっても、基礎力が無いため、結局2~3ページやって、本棚の肥やしとなってしまうのです。
確かに、英検対策用の問題集や参考書は準1級や1級を受験する時に検討する必要があります。しかし、高校生が2級合格を目指すには、普段やっている『NEXT STAGE』などの文法・語法対策問題集と単語集、そして過去問を使った長文読解に取り組めば、必要十分です。
資格は一生の財産になります。高校生のみならず、英語を学習している方には積極的に英検・TOEICなどの資格試験にチャレンジしてもらいたいです。