たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

CPU換装

2007-12-16 12:07:00 | Weblog
自作機のマザーボードは、Soltek社のSL-65GS8、1999年に発売されたものらしい。
Soltek社のwebページを見てみたが、ドライバやマニュアルのダウンロードはできないようだ。
CPUをtualatinコアのCeleron1.4GHzに換装する。。
と、ここで問題発生。CPUの上に装着するヒートシンク+ファンが、マザーボードの取り付け用ツメにうまくくっつかない。よく見ると、ツメの片方が折れている・・・
しかたがないので、本体を横置きにして、CPUの固定はツメの残った片方と、放熱用のグリスの粘着力に頼ることにした。。
ケーブル類の接続を元に戻し、電源オン。
すると、画面が写らない・・・。画面だけでなく、どうもPCじたいが起動しないようだ。。

あれこれ試した結果、CPUを元のmendocinoコアのCeleron533MHzへ換装すると、なにごともなくPCが起動した。
よくよくwebを調べてみると、このマザーボードにはtualatinコアのCPUは乗らないことが判明。。なんてこった。。。
「下駄」を利用するにしても、ヒートシンクを取り付けるためのツメが、片方しかないとあっては無理だろう。

これを機会に、マザーボードを交換しようかな・・・

自作機のパワーアップ計画

2007-12-10 18:45:41 | Weblog
動画の再生にはCPUパワーが必要だと書いたが、Skypeもどうやら同じらしい。
Linux版Skype2.0(いまだベータ版)はついに動画に対応したようだが、市販されているウェブカメラのスペックを見ると、"Pentium4 1.4GHz以上"などと書いてある。
いくらなんでも、PentiumIIの時代ではないか。。

通販サイトで、Celeron1.4GHz(tualatinコア)を注文。
これがうまく動けば、Celeron533MHz(mentocinoコア)の約3倍の処理速度になる。

少し心配なのは、「鱈」と呼ばれるtualatinコアCPUは、マザーボードによっては「下駄」と呼ばれるパーツを装着しなければならず、その「下駄」はもうほとんど流通していないらしいことだ。マザーボードがSocket370対応なら無関係なのだろうか?さらに、マザーボードのジャンパピン設定をどうするかも、よくわからない。。

まあ、動かなければ元に戻せばいいんだし。パーツが届けばひといじりしてみよう。





wine-0.9.49がリリース

2007-11-21 23:16:02 | Weblog
wineの新バージョン0.9.49が出た。
ということなので、VineLinux4.1へインストールしてみた。
wineのbz2版をダウンロードし、展開。
インストールは、
$ ./configure
$ make depend && make
$ sudo checkinstall
とやったが、glibcのバージョンに関するエラーメッセージが出て、インストールができない。
rpm -q glibc
で調べると、glibc-2.3系が入っている。
エラーメッセージには、「NTLSまたはTLSがサポートされないglibc>=2.3はサポートできない」旨の内容が記されていた。。。

もう少し前の版なら、インストール可能なのかな?

テキストエディタ nano

2007-11-04 23:21:54 | Weblog
Debian etchを使っていると、テキストエディタ"nano"が入っているのに気がついた。
GNOMEのプロジェクトの一部らしいけど、geditとは異なるもので、GUIではないが軽い。
vimのようにも見えるけど、vimのようなとっつきにくいキー操作ではない。
どちらかといえば、emacsのキー操作に似ている。Ctrl+oでファイル書き込みとか。
画面の一番下にごく簡単な説明書きが表示されているので、その通りにやれば大丈夫。

少し気に入ったので、VineLinux4.1へいれてみた。
(makeの次の段階で、checkinstallを使い、RPMパッケージ化する。)
nanoの入手先は、こちら

$ tar zxvf nano-2.0.6.tar.gz
$ cd nano-2.0.6/
$ ./configure
$ make
$ sudo checkinstall

以上でインストール完了。
vimよりもとっつきやすく、geditよりも軽い。
初めてテキストエディタを使って設定ファイルをいじる時には、重宝するのではないだろうか。


PuppyLinuxのブートローダの設定

2007-10-02 19:49:36 | Weblog
GRUB起動フロッピーを使わずにPuppyLinuxを起動させるためには、PCのMBRにブートローダをインストールする必要がある。
PuppyLinuxは、GUIのメニューからブートローダGRUBの設定ができるようになっている。
メニュー > システム > GRUBブートローダの設定
で可能。
"simple" と"expart"の2つのモードがあり、expartではダイアログにしたがって、OSの起動についての詳しい内容を指定できる。
これを使うと、GRUBのmenu.lstを対話的に作成したうえで、さらにGRUBをMBRへインストールすることができる。
さっそくやってみた。。が、ルートディレクトリに/bootディレクトリができない。
このままでは、PCを再起動してもPuppyLinuxが起動しないのだ。。

この機能では、/bootディレクトリはホームディレクトリである/mnt/home/にできる。
また、作成される/boot/grub/menu.lstは、自動でおおよその内容がきまっている。
PuppyLinuxの起動に関わる部分はほぼ、以下のような内容。

root (hd0,4)
kernel /vmlinuz root=/dev/hda5 ro vga=normal

これでは、"質素なインストール"をしたPuppyLinuxに適合せず、起動時にカーネルパニックを起こしてフリーズしてしまう。
そこで、この部分を以下のように書き換える。
・・・・・・・
root (hd0,4)
kernel /vmlinuz root=/dev/ram0 loglevel=3 pmedia=idehd
initrd /initrd.gz
・・・・・・・

さらに、ルートディレクトリに /boot/grubディレクトリを作り、その中へ、/mnt/home/boot/grub/の内容を全てコピーする。
端末rxvtを起動して、
# cp /mnt/home/boot/grub/* /boot/grub/
これで完了。

PCを再起動すると、無事にGRUBブートローダの画面が現れ、起動するOSを選択できるようになった。


PuppyLinux on ThinkPad240 をネットにつなぐ

2007-10-02 00:38:52 | Weblog
ようやくインストールに成功したPuppyLinuxだけど、インターネットに接続したい。
そこで、手持ちのLANカードを試してみる。
カードは、 CardBusのLANアダプターカード(100/10MB)。
Corega CG-FE2CBTXD
である。
対応しているOSには、WindowsおよびLinux(ただしサポート対象外)とある。

これを実機に差し込んで起動させても、PuppyLinuxは自動認識してくれない。
デスクトップ画面の"接続"アイコンをクリックし、ネットワーク接続ウィザードを起動させねばならない。

これを動かすと、メッセージは全て日本語で、とてもわかりやすい。
カーネルに組み込まれているLANカードのドライバがたくさん表示されているが、どれが対応しているのかがわからない。
かたっぱしから"ドライバのロード"を繰り返すと、"8139too"がヒットした。
(こんなことをしなくても、"AUTOなんとか"を選べば、ある程度自動で認識してくれるようだ。)
これらの設定を保存すると、次回の起動時から自動でドライバを読み込んでくれる。
なお、設定ファイル(画面解像度やキーマップを含む)は、Puppyのインストールされたパーティションへ自動で保存され、次回起動時から適用されることになる。

IBM ThinkPad240へPuppyLinuxをインストール

2007-10-02 00:23:57 | Weblog
日経Linuxの9月号に、LiveCDのLinuxと、古い休眠PCを再生するという特集があった。
INSERTやSLAXが掲載されていたが、ひょんなことからPuppyLinux日本語版にであう。
ネットをさまよって得た情報によると、なかなかいいらしい?
ノートPCで動かしてみると、LiveCDながら、KNOPPIX5.1.1よりも動きが軽いようだ。
ハードディスクへインストールする場合、空き容量が1GBから2GBあればよいらしい。
さっそく、手元にあるIBMのサブノート ThinkPad240へインストールしてみることにする。

このPCは、CPUがセレロン?でクロック周波数300MHZ、メモリ192MB(128MBを増設済み)というしょぼいスペックである。ハードディスクの容量は6GB。CD-ROMドライブはない。
1999年夏に発売され、Windows98がプリインストールされている。
手元の実機は、たまたまハードディスクが2GBずつに区切られ、3つのパーティションがある状態だった。そこで、使っていなさそうな/dev/hda5をLinux領域&swap領域とする。
問題は、CD-ROMドライブがないので、CDからブートできないということだ。。。

最近、"直刺しIDE"というパーツを入手したのだが、これはIDE接続のハードディスクなどの端子にUSBインターフェースを装着し、PCへ接続できるもの。
CDドライブがないThinkPad240のハードディスクを取りだし、このパーツを介して別のPCへ接続して作業することにした。
作業にはKNOPPIX5.1.1を使う。

作業1 インストール先のパーティションをつくる
ThinkPad240のハードディスクをつなぐと、KNOPPIX5.1.1はこれをすぐに認識し、/dev/sdaとして表示する。
パーティションはそれぞれ、/dev/sda1(Windows98) /dev/sda5(fat16) /dev/sda6(fat16) となっている。
Qtpartedを起動させ、/dev/sda5を1.8GBに縮め、ext2へフォーマットする。さらに、200MBをLinux-swapとする。

作業2 PuppyLinuxのファイルを用意する
PuppyLinux2.16-1日本語版のisoイメージ(115MB)をダウンロードし、KNOPPIX上でループバックマウント。
このとき、マウントポイント"puppy"を事前に作っておくこと。
# mkdir puppy
# mount -t iso9660 -o loop ~/puppy*.iso /ramdisk/home/knoppix/puppy
そして、以下のファイルを別の場所(ThinkPad240のハードディスク)へコピーする。
vmlinuz initrd.gz pup_216.sfs zdrv_216.sfs
(例)
# cp /ramdisk/home/knoppix/puppy/vmlinuz /dev/sda5/
ファイルのコピーが終わると、忘れずにループバックマウントを解除する。
# umount /ramdisk/home/knoppix/puppy

注意:この作業は、PuppyLinuxの"質素なインストール"を手動で行うものである。
(参照)PuppyLinuxオープンラボのマニュアル(バージョン2.17版)
http://openlab.jp/puppylinux/man-jp/manual/puppy217/main.html

作業3 grub起動ディスクを準備
ThinkPad240にはフロッピードライブがついており、これから起動できる。
そこで、ブートローダーgrubをフロッピーディスクへ納め、このフロッピーからPuppyLinuxを起動させることにする。
grubのイメージファイルをダウンロードし、これをフロッピーディスクへ書き込む。
用いたgrubは、
grub-0.97-i386-pc.ext2fs
ダウンロード元は、ftp://alpha.gnu.org/gnu/grub/
書き込む方法は、
# dd if=~/grub-0.97-i386-pc.ext2fs of=/dev/fd0
これで、イメージファイルを書き込むことができる。

以上で準備は(とりあえず)終了させ、PuppyLinuxを起動させてみる。

ハードディスクをThinkPad240の中へ戻し、grub起動フロッピーディスクをドライブへセット。
そして再起動させる。
BIOSの設定(F1キーを電源投入直後に押すこと)で、フロッピードライブの起動順序を一番最初にしておくこと。
すると、フロッピーのgrubが起動し、プロンプトが表示される。
grub>
このプロンプトの後ろに、起動させるためのコマンドを入力する。
コマンドは以下。
grub> root (hd0.4)
grub>kernel /vmlinuz root=/dev/ram0 loglevel=3 pmedia=idehd
grub>initrd /initrd.gz
grub>boot

すると、画面にメッセージが流れ、無事にPuppyLinux2.16-1が起動した。
オンメモリで動くせいか、かなり動きは軽い。
軽量なウィンドウマネージャ"JWM"のおかげもあるのだろうか。
CPU650MHZ、メモリ256MBのVAIOでKNOPPIX5.1.1を動かすのと同等から少し早いくらいの動作に思える。

OSが新しくなると、古いPCまで新品になったような気がする。よかった。




ThinkPad240にメモリを増設する

2007-09-03 23:34:40 | Weblog
IBMのサブノート、ThinkPad240にメモリを増設するには、少しコツが必要だ。
メモリスロットがキーボードの下にあるので、キーボードを注意して取り外さないといけない。
内部をいじるので、念のために、バッテリーも外しておく。
必要な道具は、ドライバー1本でOK。

今回、作業する機体。


裏側にひっくり返す。


バッテリーを外す。もちろん、電源コードも抜く。


この部分(箱ヒゲマーク)が、メモリの印。つまり、キーボードを固定するためのネジである、ということらしい。


ドライバーを突っ込んで、外す。3ヶ所のネジを外す必要がある。


再びひっくり返し、液晶部分(フタ)を開けて、キーボードの端をそっと持ち上げる。




キーボードを取り外した図。キーボードと本体は、薄いフィルム状の部品で繋がっているだけなので、誤って壊さないように注意する。


メモリスロットは、キーボードの右上の所にある。今回、装着するメモリ。


メモリの切り欠きの部分を、メモリスロットのでっぱり部分とあわせる。


少し力を入れないと、メモリが入らない。まず斜めにしっかりと入れる。


十分に入ったら本体側に倒し、メモリの両側にある白い固定部品に「ぱちん」とはめこむ。


以上で終了。キーボードをもとに戻して、忘れずにネジで固定。
バッテリーを装着し、スイッチオン!
無事に起動した。
この機体は、384MBまでメモリを認識するようだ。

Debian "etch" をインストールしてみる

2007-08-12 11:34:01 | Weblog
CD-ROMドライブのないノートPCへLinuxをインストールするには?という話が。
あれこれ考えてみると、フロッピーディスクからインストーラが起動すればよいのだけど、
Vine4.1はフロッピーからの起動が廃止された模様で、インストールはCDから、またはPXEブートを使うことになるらしい。
調べてみたがよくわからないので、Debian"etch"をフロッピーからインストールする方法を選んだ。
参考は、2ch-linux-beginnersの、「Debian GNU/Linux スレッドテンプレ」。

FDからのインストールを行うには、Debianのringサーバ等からFD用イメージを取得し、それを特殊な形式(rawイメージ)でFDへ書き込む。
必要なイメージは、boot.img 、root.img の2つ。
さらに、ネットワークへ接続するためのドライバ(?)として、net-drivers-1.img およびnet-drivers-2.img の2つも必要。

これらをrawイメージでFDへ書き込むが、Linuxでは、ddコマンドを使う。
コンソールを起動し、
$ dd if=xxxx.img of=/dev/floppy-fd0 bs=512 conv=sync; sync
以上のコマンドを入力。
xxxx.imgの部分に、書き込みたいイメージファイル名を入れる。
Vine4.1では、/dev/fd0というデバイスファイルはなく、かわりに/dev/floppy-fd0を使うようだ。

全部で4枚のFDを作成。
これらのうち、まず boot.imgのFDをドライブに入れ、PCを再起動。
すると、インストーラが起動し、Debianのぐるぐるマークを背景にプロセスが進行していく。途中でメッセージにしたがい、root.imgのFDへ入れ換える。
すると、Debianのテキストインストーラが立ち上り、ダイアログの質問に答えていくようになる。
ただし、インストーラの言語を"Japanese"に選んでも、「翻訳されていない」旨のメッセージが出て、英語のダイアログが出てくるのみ。
延々と質問が続くが、途中でnet-drivers-1.imgを入れる場面を見逃さないこと。
これに入れ換えないと、インストール作業が始まらず、質疑応答のプロセスが終わったら"BusyBox"Linuxが起動してしまう。
適切にnet-drivers-1.imgに入れ換えれば、ダイアログの言語が日本語表記にもなる。

ここから、インターネット経由でファイルをダウンロードし、インストールしていくことになる。自動で行われるが、あまり早くないADSL環境だと長時間かかる。
実際には3~4時間は必要だった。。。

ようやくインストール作業が終わると、ログイン画面が表示される。

GNOMEが起動したら、画面上部のパネルにある、「ネットワーク接続」のアイコンをクリックすること。自宅の環境では、これをしないと、ネットワークの接続が有効にならなかった。
ネットワークを有効にすると、自動アップデートが働くようで、新しいカーネルがダウンロード、インストールされた。