たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Vine3.1でcups版pipsドライバが動いた

2005-01-23 21:14:10 | 印刷関連
Vine3.1においては今までさんざん試したものの、さっぱり動かなかったpipsドライバだが、
このたびCUPS版PIPS600-2.6.2-2.i386.rpmの導入に成功し、無事にプリンタが動作した。

動くまでのインストール作業。
1. パッケージの追加インストール
(1)psutilsをapt-getで入手。
# apt-get install psutils
psutils-1.17-19vl1がインストールされた。
(2)さらに、以下のソフトを追加する。全て、apt-get installコマンドで入手。
cups-devel
openssl-devel
gtk+-devel
libpng-devel
libjpeg-devel
libtiff-devel
zlib-devel

2. CUPS版pipsドライバを、EpsonKowaのwebページからダウンロード、インストール。
pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
これが、現在のバージョン。
# rpm ivh pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
すると、自動でekpdなどいろいろなものが入る。

READMEファイルなどを見て、ドライバを動かすための環境設定を把握する。
まずekpdが動いてないといけないようだ。自動で起動してない場合、コマンドで動かす必要がある。ちなみにこれは、chkconfigコマンドでは起動しない。
# /etc/rc.d/init.d/ekpd restart
以上のコマンドで動かした。
あとは、CUPSを再起動させてから、webページからcups設定画面にアクセスし、
テストページを印刷してみる。
CUPSの再起動
# service cups restart
CUPS設定画面へのアクセス
Mozillaのアドレスバーへ、http://localhost:631/と入力する。
そして、トップページから、「プリンタ管理」-> 「テストページ印刷」へいくと、
A4の1ページにテスト印刷が行われた。
印刷品質は綺麗だ。良かった。。。でも、用紙の左に印刷がずれているような。。。

テスト印刷ができたので、ホームディレクトリに置いているテキストファイルを
lprコマンドを使って印刷してみる。
$ lpr cc600px hoge.txt
ところが、A4ページの左上隅に意味不明の記号が7文字ほど印刷されたのみ。
ファイルの文字コードのせいだろうか?
それとも、CUPSの設定がまだうまくいってないのだろうか?

このあと、webページをMozillaから印刷させてみたら、問題なく印刷できた。
lprコマンドの場合、なにか引数を入れないといけないのかも知れない。

PCMCIAのLANカードの認識

2005-01-09 13:06:15 | Weblog
PlamoLinux4.0をインストールしたLaVieでは、PCMCIAのLANカードが認識されなかった。LANカードはLaneedのLD-CDL/T、10Mbpsのもので、2000円くらいで購入した。
この場合、LANカードが機械にどのように認識されているかを確かめて、必要な設定情報を設定ファイルに書き込む必要がある。
書き込む先は、/etc/pcmcia/configだ。
なお、このカードの情報を調べてみると、pcnet_csというドライバで動くらしい。

まずコマンドdmesgを行うか、/var/log/messagesを見てみる。
今回は、/var/log/messageのほうに詳細な情報が残っていた。
$ su -
# cat /var/log/messages
これで見ると、認識されていないカードがある、と言うメッセージとともに、カードの情報が記されている。この情報を、/etc/pcmcia/configへ書き込む。
/etc/pcmcia/configへ書き込む内容は、こんな感じ。

card "Laneed LD-CDL/T"
version "Laneed", "LD-CDL/T", "2.0"
manfid 0x0149, 0xc1ab
bind "pcnet_cs"

1行目から3行目までは、/var/log/messagesのなかに記されている。
最後のbind以降は、ドライバの名前を明記する。
これで念のため再起動すると、LANカードが認識され、無事にADSL回線が開通した。

PlamoLinuxを試す

2005-01-08 18:43:37 | Weblog
実験機1号LaVieへWhiteBoxがインストールできなかったせいでなんだか悔しい。
そこで、手近にあったムックを利用して、PlamoLinuxをインストールしてみた。
参考書:「PlamoLinux Expert Plamoで覚えるLinuxのいろは」 技術評論社,2004/8/25発行
ベースがSlackwareなだけに、RPMなディストリビューションとは勝手がずいぶん違うようだ。
インストーラはテキスト主体の、いかにもエキスパート向けっぽい匂いのするもので、グラフィカルなインストーラを見慣れていると面食らう。
パーティション操作のできるツールがついているのはVineと同じだが、DiskDruidじゃない。fdiskを使うことになる。参考資料をよく読んでおかなかった私は、スワップ領域を1ギガバイトくらいにしてしまった。->あとでKNOPPIX3.6のqtpartedを使い、Linuxスワップのパーティション領域を切り直した。
Plamoをインストールした直後は、ランレベル3のそっけないCUI画面だ。そこでXF86Configコマンドを使ってX-WindowSystemの設定をする必要がある。viの操作になれないと大変かも。
ただし、ビデオカードやサウンドカードは正しく認識されていた。また、Vineではサポートされておらず初期状態では音がならなかったmaestro-solo1のサウンドカードだが、最初からAlsaドライバが入っているために、Xが動くと同時にきちんと音が鳴る。これは大きい。
ムックを読むと、Alsaを利用してMidiファイルなども作れるらしい。
なんだかマルチメディア対応ディストリビューションのような気がしてきた。
デフォルトのウインドウマネージャはAfterStepだが、KDE3.2もインストールできる。このKDEはとても速い。そのためか?遅いCPUにあまり多くないメモリをつんだこの機械でも、そこそこ快適に使えている。
欠点といえば、PCMCIAのLANカードを認識しなかったこと。
これはwebを頼りに,/etc/pcmcia/configを修正することで対処できた。
Plamoは、GUIな簡単ツールを装備しないかわりに、テキストの設定ファイルを自分で書き換えてシステムの設定を行う必要がある。大変と言えば大変だが、そのかわりシンプルで軽い?システムになっているのかもしれない。
最大の欠点は、プリンタが使えないこと。。。。