たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

PortableSkype

2007-05-27 23:41:45 | Weblog
SkypeをPortable化しUSBメモリにインストールしたものの、使う機会がまったくなかったのだが、このたび、晴れて使用(実地テスト)することができた。

WindowsXPの動いているPCに、USBハブを介してUSBメモリを装着し、PortableAppsのメニューを起動。その中のExplorerを使って、Skypeの実行ファイルがあるUSBメモリ内のフォルダから、Skypeを起動させた。
このとき、「一般ユーザ」権限でWindowsXPへログインしていると、ファイアウオールによってSkypeの通信が弾かれてしまい、使えない。
そこで、「PowerUsers」としてログインしなおすと、無事に使用できた。

ある作業をする間(ほぼ6時間くらい)、Skypeを起動させっぱなしにしておいたのだが、無事に動作。音声もチャットも問題なく使えた。

今回、使わせてもらったPCは他人様のもので、Skypeは入っていない。自分のものでもないPCに、必要とはいえソフトを勝手にインストールすることは問題があるように思える。その点、Portable化したソフトはインストール不要で使えるため、とても便利だった。

今回の疑問点など。
今回使った、Portable化Skypeを入れているUSBメモリは、USB2.0に対応しているはず。しかし、どうもUSB1.1で動いていたらしい。
USBハブを介したせいだろうか(USBハブがUSB1.1にしか対応していなかったとか?)。
Skypeを起動させるときは、動作がとても遅かった。
起動させてしまうと、処理速度には問題なし。音声のとぎれも発生しなかった。

Skype-1.3.0.53を使う

2007-05-19 21:51:43 | Vine4.x
Skype-1.2.0.18は、ときどきセグメンテーション違反をおこして落ちる。
また、ブロードバンド回線の調子にもよるのかもしれないが、音声がぶつぶつ切れるし、何度か音声のおくれが発生するようだ。
そこで、最新版の1.3.0.53を再び試してみる。

tar.bz2のgeneric版を使ってみた。
普通の一般ユーザ権限で、端末から起動した場合、skype test callに接続しようとすると、「接続中」のメッセージが出たまま固まってしまう。
しかし、webを検索してみると、管理者権限で起動させたら動くとの情報が・・・
そこで、端末内で管理者にスイッチしてskypeを起動してみる。

$ cd skype-1.3.0.53
$ sudo ./skype

すると、skype test callへの接続が正常に行われた。
しかも、音声のとぎれやおくれがあまりない。
これは、最新版ゆえに改善されているということだろうか。

しかし、管理者権限で動かさないといけないのは、なんだか問題があるような気がするのだが・・・

wine-0.9.37

2007-05-16 00:22:19 | Weblog
いろいろやっているうちに、wine-0.9.37が出ていた。
勢いでインストールしてみる。
ソースファイルwine-0.9.37.tar.bz2を取得し、展開。
$ tar jxvf wine-0.9.37.tar.bz2
そして、コンパイルする。
$ ./configure --prefix=/usr/local/wine-0.9.37
$ make depend && make
準備ができたら、インストール。
$ su
# checkinstall

これでインストール完了。
すると、/usr/local/wine-0.9.37の中にある実行ファイル群が、何もしないのに、/usr/local/bin/の中に入っていた。
特に何もしなくても、
$ winecfg
で設定画面が起動する。


winetoolsとwine-0.9.36

2007-05-16 00:01:58 | Weblog
いろいろといじってみて、WindowsMediaPlayerを入れようとしたのだが、うまくインストールできなかった。InternetExplorer6が必要かも、と思ってインストールを試したが、これもうまくいかない。
webを検索すると、winetoolsというものをみつけた。
これは、wineの環境設定をほぼ自動でやってくれるというものらしい。
winetoolsのソースを取得し展開、端末からwtとうつだけで動く。

しかし、wine-0.9.36は、winetoolsでの設定はできないようだ。
「wine-2005XXより以前のバージョンといっしょでは、winetoolsは動けない」という旨のメッセージが表示される。逆じゃないの?

では、もう少し古いwineならどうか?
FedoraCore3用のwine-0.9.2のRPMパッケージを取得して、winetoolsを試した。
すると、webにあった情報のとおり、wineを設定してくれるようだ。
DCOM98などのDLLや、Microsoft Core fontsなどのフォントもダウンロードしてくれる。
しかし、それでもInternetExplorer6とWindowsMediaPlayerはインストールできなかった。。

いろいろと調べると、DCOM98などのDLL類は、新しいwineでは必要なくなっているらしい。
参照:Wine-2ch-Linux-beginners
http://linux2ch.is.land.to/index.php?Wine


wine-0.9.36を入れてみる

2007-05-07 01:11:20 | Vine4.x
Windowsのエミュレータ、wineをインストールしてみる。
wineの開発元によると、最新版は0.9.36。こちらのサイト。
VineLinux4.1(あめぶろ)さんの情報を参考に、入れてみた。

ソースを開発元からダウンロードし、展開する。
$ tar jxvf wine-0.9.36.tar.bz2
そして、できあがったディレクトリへ移動。
$ cd wine*
configureを行う。
ここで、参考サイトにしたがい、prefixをつける。
$ ./configure --prefix=/usr/local/wine-0.9.36
すると、configureのメッセージの末尾にエラーが表示された。

###ここから###
configure: WARNING: X development files not found. Wine will be built without
configure: WARNING: X support, which currently does not work, and probably
configure: WARNING: isn't what you want anyway. You will need to install devel
configure: WARNING: packages of Xlib/Xfree86 at the very least.

configure: WARNING: Wine will be build without OpenGL or Direct3D support
configure: WARNING: because something is wrong with the OpenGL setup:

configure: WARNING: Your system appears to have the FreeType 2 runtime librariesconfigure: WARNING: installed, but 'freetype-config' is not in your PATH. Install
configure: WARNING: the freetype-devel package (or its equivalent on your distribution)
configure: WARNING: to enable Wine to use TrueType fonts.

configure: WARNING: FontForge is missing.
configure: WARNING: Fonts will not be built. Dialog text may be invisible or unaligned.

Configure finished. Do 'make depend && make' to compile Wine.
###以上###

要するに、足りないパッケージがあると言っているようだ。
そこで、表示の内容について、関係ありそうなパッケージを調べてみた。
すると、6つのパッケージが該当するようだ。そこで、これらを次々と入れてみた。

XOrg-gl       デフォルトでインストール済み。
XOrg-gl-devel    追加インストール。
freetype2      デフォルトでインストール済み。
freetype2-devel   追加インストール。
zlib-devel     freetype2-develに伴ってインストールされる。
fontforge      追加インストール。

これだけをインストールして、あらためてwineをconfigureしてみる。
すると今度は、エラーメッセージが表れなかった。
参考サイトの手順にしたがい作業を続ける。
$ make depend && make
$ su
# checkinstall
これでインストール完了。
しかしこれでは、wineのパスが通っていないため、/usr/local/にインストールされたwineの実行可能ファイルに対して、/usr/loca/bin/へリンクを設定する。
# ln -s /usr/local/wine-0.9.36/bin/* /usr/local/bin/
これで、仮想端末からwineと入力するだけで、wineが起動するようになった。

これでWindows用ソフトを動かす準備が整ったのだが、さて、どれだけのものが動くのだろうか。
ざっと確認したのが下記。

動作可能なもの
Opera_9.10_InterNational
 ただし、検索バーの入力に日本語が使えない。フォントの問題か?
 解決:wine-2ch-linuxbiginnersを参照。
Jw-CAD
 大丈夫なようだ?

動かなかったもの
Internet Explorer 6
 インストールできない。
Windows Media Player 9
 インストールできない。
QuickTime7
 インストールできたが、フリーズするようだ?
yahooメッセンジャー7
 インストールできない。

IE6、WM9、yahooメッセンジャー7は、権限の問題か何かで動かないのかもしれない(不明)。