たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Vine4.0にpips600ドライバをインストール

2006-12-26 22:46:22 | 印刷関連
クリーンインストールしたVine4.0に、プリンタCC600PXのドライバ(エプソンコーワ製)をインストールしてみる。
Epson Avasysのサイトから、該当するドライバをダウンロード。該当サイト:http://avasys.jp/hp/menu000000300/hpg000000249.htm
ドライバは、以下のバージョン。
pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
これを、素直にインストールしてみた。
[root@localhost root]# rpm -ivh /usr/local/pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
エラー: 依存性の欠如:
libgdk-1.2.so.0 は pips600-cups-2.6.2-2.i386 に必要とされています
libgtk-1.2.so.0 は pips600-cups-2.6.2-2.i386 に必要とされています
すると、依存性のエラーが出てインストール失敗。

libgdkおよびlibgtk-1.2.so.0とは何か?
調べてみる。
$ apt-cache show libgdk-1.2.so.0
libgdk-1.2.so.0 は以下のパッケージで提供されているバーチャルパッケージです。
gtk+ 1.2.10-0vl10
表示するパッケージを明示的に選択する必要があります。
E: パッケージ libgdk-1.2.so.0 は複数のパッケージで提供されているバーチャルパッケージです。
$ apt-cache show libgtk-1.2.so.0
libgtk-1.2.so.0 は以下のパッケージで提供されているバーチャルパッケージです。
gtk+ 1.2.10-0vl10
表示するパッケージを明示的に選択する必要があります。
E: パッケージ libgtk-1.2.so.0 は複数のパッケージで提供されているバーチャルパッケージです。
・・・つまり、gtk+ 1.2.10-0vl10の中にあるものらしい。
しかし、gtk+は既にあるものだ。
$ rpm -qa | grep gtk+
gtk+-1.2.10-0vl10

よくわからないので、とりあえず、依存性を無視するオプションをつけてインストールを試みる。
rpmパッケージをnodepsオプション付きでインストール。
# rpm -ivh --nodeps pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
準備中... ########################################### [100%]
1:pips600-cups ########################################### [100%]
Install Message > Described entry of CC600PX in services.
Install Message > Backup file is /etc/services.bak.
Install Message > Start /usr/local/EPKowa/CC600PX/setup to change setup.
上記の如く、インストールには成功した。

あとは、Epson Avasysのサイトにある注意書きを読みながら、cupsとドライバの設定を行う。
# /usr/local/EPKowa/CC600PX/setup
まず、これを実行。
質問には、全てyes。(初期設定値でいく。)

その後、ブラウザからcupsを設定。
http://localhost:631/
これで管理画面へログイン。cupsのログイン名はroot,パスワードはrootのパスワード。
そして、「管理」ー「プリンタ」の「プリンタ追加」画面へ。
「名前」は、CC600PXとして、「次へ」
そして、リストから、
EPSON Inkjet Printer #1 (Photo Image Print System)
を選ぶ。
さらに、
"Make"に"EPSON"を設定して、「次へ」を選択
"Model"に"EPSON CC-600PX , Photo Image Print System (en)"を設定。
以上でプリンタの追加完了。

それから、テストページの印刷を行う。
「管理」ー「プリンタ管理」ー「プリンタ」ー「印刷設定」
を選ぶ。ここで、デフォルトオプションを選択。そして「次へ」を押下して管理画面へ戻り、「プリンタ管理」から「プリンタ」、「テストページの印刷」を選ぶ。
無事に、テストページは印刷できた。
これで完了。

しかし、依存性を無視していれたのは、大丈夫なのかな・・・

Epsonの新プリンタドライバ

2006-02-10 23:54:19 | 印刷関連
日経Linuxの2006年3月号によると、EPSON KOWAからリリースされているEPSONカラープリンタ用ドライバが、新しくなってるらしい。
と言っても、2005年の年末に販売されている7機種のドライバだけど。
今までは、Photo Image Print System なるドライバで、機種ごとに異なるものだった。しかし新しいドライバ"Photo Image Print System Lite"は、7機種共通のものとなっているのだとか。
なお、この新ドライバは「評価版」だそうである。日経Linuxの記事では、正式版が2月上旬にリリースされる予定とのことだが、2月10日現在では、EpsonAvasysのサイトには正式版はまだでていないようだ?

正式版では、CUPSによるふち無し印刷が可能になるのだとか。

今使っている、CC600PXでも、ふち無し印刷ができるようになるといいなあ・・・


AdobeReader7.0の印刷でトラブル

2005-05-10 23:41:30 | 印刷関連
Vine3.1にアップグレードした自作機に、AdobeReader7.0をインストールした。
インストールは2回目だから作業は迅速。
ところが、インストールしたのはいいのだが、PDFファイルの印刷ができなくなっていた。

印刷システムをLPRngにしたりCUPSにしたりしたせいだろうか。
現在は印刷システムをCUPSにして印刷しているのだが、OpenOffice.org1.1.4やFireFox1.0.3では普通に印刷できている。

TEX関連のサイトでは、Adobe AcrobatReader5.xでの印刷を実現させる方法を紹介しているけど、7.0でもこの手法が通じるのかな。

Vine3.1でcups版pipsドライバが動いた

2005-01-23 21:14:10 | 印刷関連
Vine3.1においては今までさんざん試したものの、さっぱり動かなかったpipsドライバだが、
このたびCUPS版PIPS600-2.6.2-2.i386.rpmの導入に成功し、無事にプリンタが動作した。

動くまでのインストール作業。
1. パッケージの追加インストール
(1)psutilsをapt-getで入手。
# apt-get install psutils
psutils-1.17-19vl1がインストールされた。
(2)さらに、以下のソフトを追加する。全て、apt-get installコマンドで入手。
cups-devel
openssl-devel
gtk+-devel
libpng-devel
libjpeg-devel
libtiff-devel
zlib-devel

2. CUPS版pipsドライバを、EpsonKowaのwebページからダウンロード、インストール。
pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
これが、現在のバージョン。
# rpm ivh pips600-cups-2.6.2-2.i386.rpm
すると、自動でekpdなどいろいろなものが入る。

READMEファイルなどを見て、ドライバを動かすための環境設定を把握する。
まずekpdが動いてないといけないようだ。自動で起動してない場合、コマンドで動かす必要がある。ちなみにこれは、chkconfigコマンドでは起動しない。
# /etc/rc.d/init.d/ekpd restart
以上のコマンドで動かした。
あとは、CUPSを再起動させてから、webページからcups設定画面にアクセスし、
テストページを印刷してみる。
CUPSの再起動
# service cups restart
CUPS設定画面へのアクセス
Mozillaのアドレスバーへ、http://localhost:631/と入力する。
そして、トップページから、「プリンタ管理」-> 「テストページ印刷」へいくと、
A4の1ページにテスト印刷が行われた。
印刷品質は綺麗だ。良かった。。。でも、用紙の左に印刷がずれているような。。。

テスト印刷ができたので、ホームディレクトリに置いているテキストファイルを
lprコマンドを使って印刷してみる。
$ lpr cc600px hoge.txt
ところが、A4ページの左上隅に意味不明の記号が7文字ほど印刷されたのみ。
ファイルの文字コードのせいだろうか?
それとも、CUPSの設定がまだうまくいってないのだろうか?

このあと、webページをMozillaから印刷させてみたら、問題なく印刷できた。
lprコマンドの場合、なにか引数を入れないといけないのかも知れない。

プリンタcc600PXとの適合

2004-12-29 14:17:58 | 印刷関連
EpsonKowaのwebページを見ると、CC600PXの動作確認がされているLinuxディストリビューションは、
CUPS版ではRedhat9,TurboLinux10Desktop,TurobLinux8.0である。
これらなら、印刷環境の整備(Ghostscriptの入れ換え)なしでも快適に動作するはず?だ。
しかし、Redhat9とTurboLinux8は、既に無償サポートが終了しており、セキュリティパッチが提供されてない。

Redhatd9はFedoraLegacyProjectなる組織がセキュリティパッチの提供を行っているが、活動は低調らしい・・・・。

無償で提供されているディストリビューションで、セキュリティパッチが提供され続けているものを条件にあげると、RedhatコンパチブルのWhite Box Enterprise Linux 3.0だ。(正しくはRedhat Enterprise Linux WS 3.0のコンパチブル)。
これはRHEL3.0とは99%同じ物で、オープンソースライセンスのコードを用いて作られているそうだ。
それなら、CC600PXのドライバが調整無しで動くかも知れない?

ものはためしだ。実験機1号と化したLaVieLW36H/8で試してみることにする。

vine3.1へのpipsドライバ導入の試み

2004-12-08 00:36:14 | 印刷関連
vine3.1をインストールしたPC(3.0からアップグレードしたもの)について、pips600ドライバを導入してみる。
参考は、EpsonKowaのサイト。
ここの掲示板で、エプソンPM-930用のpipsドライバを導入した成果が公開されている。
これにならって、pips600-2.6.2.tar.gzを導入してみる。

cups-devel
openssl-devel
gtk+-devel
libpng-devel
libjpeg-devel
libtiff-devel
zlib-devel

以上のパッケージをapt-get installで導入する。
そして、tarパッケージを展開・インストールを行う。
$ tar zxvf pips600-2.6.2.tar.gz
$ cd pips600-2.6.2
$ su -
# ./configure
ここまでは成功。"cups-configがない"旨のエラーも発生しなかった。

# make
以上のコマンドでコンパイルを試みるが、エラーが発生しコンパイルが止まってしまった。
まだパッケージが足りないのか、ソースコードを調整しなければいけないのか。

エラーメッセージは以下のようなもの。

make[2]: *** [dtrfilter] エラー 1
make[2]: ディレクトリ `/opt/pips600-2.6.2/dtrfilter' から出ます
make[1]: *** [all-recursive] エラー 1
make[1]: ディレクトリ `/opt/pips600-2.6.2' から出ます
make: *** [all-recursive-am] エラー 2



3.1へアップグレード後の印刷について

2004-12-03 23:55:52 | 印刷関連
VineLinux2.6r4から3.0へアップグレードし、これをさらに3.1へアップグレードした環境では、印刷ができなくなっていた。
Vine2.6r4のインストール時に印刷環境を構築したのだが、Vine3.0のときにはこれがうまく引き継がれていて、印刷に問題はなかったのだが。
そこで、いろいろと設定ファイルをいじったのだが、うまくいかない。
しかし、問題は基本的なところにあったようで、印刷システムを切替える操作を間違えていたのが原因だったようだ。
以下のコマンドを実行したところ、印刷環境が無事に復活した。

$ su -
# /sbin/update-alternatives --config print
すると、以下の表示が表れる。

There are 2 alternatives which provide `print'.

Selection Alternative
-----------------------------------------------
* 1 /usr/bin/lpr.lprng
+ 2 /usr/bin/lpr.cups

Press enter to keep the default[*], or type selection number:

ここで、選択する印刷システムを数字で選ぶ。
LPRngなら、1を押すことになる。

以上で設定完了。




vine2.6での印刷環境構築メモ

2004-11-30 00:24:00 | 印刷関連
以下の文章は、次のwebサイトを参考にしている。
"Install GNU Ghostscript 7.07 and dvipdfmx"
http://pop-club.hp.infoseek.co.jp/tex/gs_dvipdfm.html

"Ghostscript 7.07"
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Ghostscript%207.07

1.ghostscript7.07.tar.gzをインストール。
便宜的に、/opt/以下にtar.gzファイルをおいて,これを展開したのちにコンパイル、インストールを行う。
$ cd /opt/
$ tar zxvf ghostscript-7.07.tar.gz
$ cd ghostscript-7.07/
$ su -
# ./configure
# make ; make install

2.ghostscript-7.07/Resource/へ、ファイルをコピーする。
acro5-cmaps-2001.tar.gz とadobe-cmaps-200204.tar.gzをダウンロードする。
これを、さきほど展開した、/opt/ghostscript-7.07/Resource/へコピーし、展開する。
$ cp /var/tmp/acro5-cmaps-2001.tar.gz /opt/ghostscript-7.07/Resource/
$ tar zxvf acro5-cmaps-2001.tar.gz
adobe-cmaps-200204.tar.gzにも同じ操作を行う。

3.ghostscript-7.07以下のファイルを修正。
/opt/ghostscript-7.07/lib/gs_res.psファイルの内容を編集する。
viで編集した。
$ su -
# vi /opt/ghostscript-7.07/lib/gs_res.ps
これで、249行目と250行目のコードを以下のように書き換える。
(249行目) /FontResourceDir (/opt/ghostscript-7.07/Resource/fonts/) readonly .for
cedef % pssys'params is r-o
(250行目) /GenericResourceDir (/opt/ghostscript-7.07/Resource/) readonly .forced
ef % pssys'params is r-o
つまり()内の部分を、インストールしたghostscript-7.07/Resouce/fonts/の位置と、ghostscript-7.07/Resouce/の位置を示すように書き換えることになる。

4.ttfフォントをインストール。
次に、sazanami-gothic.ttf , sazanami-mincho.ttfの2つのファイルをSourceForgeなどからダウンロードし、
/opt/ghostscript-7.07/Resousce/fonts
のなかに入れる。
さらに、/opt/ghostscript/7.07/lib/CIDFnmap の内容に対して、以下のように書き加える。
/Ryumin-Light (sazanami-mincho.ttf) ;
/GothicBBB-Medium (sazanami-gothic.ttf) ;

以上で設定は終り。
注意:
"Ghostscript 7.07"では、工程3.のあとに"山田泰司さんのパッチ"を導入することとなっている。
私はこれを行っていないが、とりあえず印刷はできているようだ。。。
このパッチは、PDFファイルを印刷する際には必要となるらしい。が、未確認。

VineでCC-600PXプリンタを使いたい

2004-11-22 12:57:45 | 印刷関連
エプソンコーワのpipsドライバのソースを編集するのはとりあえずあきらめ、以下のやりかたを試してみることにする。
1.Vine2.6r4をインストール。

2.印刷環境を構築。
Ghostscript-7.07.tar.gz,adobe-cmaps-200204.tar.gz,acro5-cmaps-2001.tar.gz等をインストール。
さらに、ghostscript-7.07/lib/res_gs.psを編集。
参考:http://pop-club.hp.infoseek.co.jp/tex/gs_dvipdfm.html

3.エプソンコーワのサイトからpipsドライバをインストール。
注意:このドライバはLPR用を導入する。

4.Vine3.0をCDからアップデート。

5.印刷システムを、CUPSからLPRngへ変更する。
  参考:Vine3.0のオンラインマニュアル。

結果は、Vine3.0でも印刷ができるようになった。
Mozillaからの印刷ができることを確認。
その後、aptでインストールしたOpenOffice.org1.1.2でも印刷は可能だった。
ただし、Vine2.6では正常に表示されていたプリンタステータス画面が、OpenOfficeでは英語標記になっている。また、Mozillaではプリンタステータス画面そのものが表示されない。

さらに、スキャナ機能を使うため、エプソンコーワのサイトからドライバiscanを導入。
# rpm -ivh iscan-1.1.10.0.rpm
上記のコマンドを実行すると、依存性のエラーが発生。
sane-backends,およびlibusb関連のファイルが足りないとのこと。
そこで、apt-get install コマンドで足りないものを補う。
# apt-get install sane-backends
# apt-get install libusb
すると、saneとlibusbがインストールされた。
この状態で、再びrpmパッケージのインストールを試みると、無事に成功した。

$ iscan
このコマンドでスキャナ操作画面が起動する。この背後ではsaneが動いているらしい。
スキャナ操作画面で写真をスキャンすると、/var/tmpにdefault.pnmという画像ファイルが生成された。




Vineで印刷 CC600PXが使いたいんだけど

2004-11-13 21:13:05 | 印刷関連
Epsonのプリンターを使いはじめて5年くらいになる。
前のプリンターもEpsonで、あるとき紙つまりを無理矢理取り除こうとして
こわしてしまった。
しかたなく新しいのを入手したが、今度はLinuxで使えない(?)という問題が発生。
これじゃあ、WindowsMeを捨てられないじゃないか。

それにしても、LinuxをデスクトップでWinなみに使おうとすると、いろんな問題が多い。
外付けのMOドライブが何故か使えないのも、痛いなあ。。。
いまのところの不満は、プリンタCC600PXが使えない(エプソンコーワのドライバがなぜか入らない)
ことと、アドテックのMOドライブが使えない(ドライバがないためだろう)のふたつ。

プリンターについては、いま思い付いたんだけど、
Vine2.6r4ならエプソンコーワのドライバが使えるわけだが、ドライバをインストールしたVine2.6を
3.0にアップグレードしたら、どうなるんだろう?
やっぱり印刷できないんだろうか?それともLPRで使えるんだろうか?