たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Vine4.0にskype

2006-11-30 22:47:47 | Vine4.x
Vine3.2へskypeを入れるのは何とか成功したので、これ参考にVine4.0へ入れてみる。
先だって、Fedora Core3用のRPMパッケージをskypeのサイトからダウンロードしインストールしてみたのだが、Vine4.0ではまったく動かなかった。

ちなみに、Vine4.0には、dbus関連のパッケージが最初から入っている。
$ rpm -qa | grep dbus*
dbus-0.62-0vl1
ほか、いろいろ。

これなら、skype-1.2.0.18を入れれば動くんじゃないか?
そこで、Dynamic Binaryのtar.bz2をダウンロード。
インストールの前に、QtをVinePlusから追加インストールしておく。
# apt-get install qt
$ rpm -qa | grep qt
qt-3.3.5.0vl7

そして、skypeを展開し、そのディレクトリへ移動して、./skype
すると、あっけなく動作した。

旧版であるskype-1.2.0.18には、サウンドデバイスを切り替える機能がない。サウンドデバイスはdev/dspになったまま。
しかし、kernel2.6系でもossエミュレーションが有効になるようで、echo123ヘのテストコールは正常。
ノートPCのしょぼいスピーカーから聞こえる声は聞きづらいが、音のとぎれは少ないようだ?

これで、通信手段の確保に成功した。。



skype旧版をインストール

2006-11-29 22:18:18 | vine3.x
Vine3.2へ最新版をインストールするのはあきらめ、ネットにあった情報を試してみることにする。
skypeの旧バージョンをインストール。
参考:
http://www011.upp.so-net.ne.jp/munepi/pc/linux/skype.html
http://d.hatena.ne.jp/wanderingdj/searchdiary?word=*%5Bskype%5D

インターネットアーカイブから旧版を検索、入手する。
http://web.archive.org/web/20060422062836/www.skype.com/intl/ja/download/skype/linux/

旧バージョンの詳細:
*********************************************************************
LinuxのSkype
No Spyware, No Adware, No Malware

RPM for SuSE 9 以降
(1.2.0.18)

RPM for Mandrake 10 以降

RPM for Fedora Core 2

Dynamic Binary tar.bz2
Qt 3.2 が必要

Static Binary tar.bz2 (Qt 3.2 コンパイル版)
Dynamic Binary が機能しない場合しか使用しないでください (非推奨)。
*********************************************************************

上記のうち、Dynamic Binary tar.bz2をダウンロード。
Qtは、KDEを導入済みなので既に入っている。
Qtを導入してない場合は、Static Binaryでもよいのかもしれない。

これを、解凍してインストール。
$ tar jxvf skype-1.2.0.18.tar.bz2
$ cd skype-1.2.0.18*
$ cd ./skype

こうすると、skypeが起動。このときにalsa関連のエラーメッセージはでない。
echo123にテストコール(緑の受話器アイコンをクリック)。
女性の英語の声が聞こえた。成功!
チャットもできるようだ。

#注意:dbusはインストールした。(dbus-1.0.1)
さらに、/etc/asound.confもリネームして除去している。

通話の品質は良くない・・・
声がとぎれとぎれになりがち。でも、実用上はなんとかなる、かな・・・。

追記:
 音がとぎれがちになるのは、kernel2.4系ではしかたがないことかもしれない。という。kernel2.6のVine4.0に期待が集まるところだが。。
 このバージョンのskypeは、ときどきセグメンテーション違反で落ちるようだ。


Vine3.2にskype 四苦八苦中

2006-11-29 21:37:53 | vine3.x
VineLinux4.0が出たけれど、skypeをインストールしても動く気配がない。
ネットを探すと、Vine3.xにならインストール成功の事例を見付けた。
これを参考に、まずVine3.2へ導入を試みる。
しかし、問題が発生・・・
skype最新版をインストールしたが、不具合が生じて動かない。

$ cd skype*
$ ./skype
これで起動はする。
しかし、音がならない。(これは、ほぼ解決の見通し?解決策:/etc/asound.confをリネームして除去、プロセスesdをkillall。)
「接続中」になったまま、沈黙。
チャットしようとしても、フリーズする(一時はできていたのだが)。

ネットを探索し、"dbus"なるパッケージが必要との情報をつかむ。

VineSeedの、dbusのソースRPMファイルをダウンロード。
これをリビルドしようとした。

# ls -l dbus*
-rw-r--r-- 1 1749253 Nov 29 18:20 dbus-0.62-0vl1.src.rpm

# rpm --rebuild dbus-0.62-0vl1.src.rpm
dbus-0.62-0vl1.src.rpm をインストール中
エラー: ビルド依存性の欠如:
glib2-devel >= 2.8.0 は dbus-0.62-0vl1 に必要とされています
python-pyrex >= 0.9.3 は dbus-0.62-0vl1 に必要とされています

上記のエラーが出て、リビルドは失敗。
そこで、足りないパッケージをaptで入れようと試みた。

# apt-get install glib2-devel python-pyrex
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
* glib2-devel は既に最新バージョンがインストールされています。
E: パッケージ python-pyrex が見付かりません

結局、パッケージが古いことと、3.2では足りないパッケージがあるのが原因。

そこで、dbusのソースファイルを入手し、インストールを試みる。
なるべく、rpmファイルをつくってインストールしたい。
freedesktop.orgサイトから、dbus-1.0.1.tar.gzをダウンロード、これをcheckinstallでrpm化し、インストールしてみる。

$ tar zxvf dbus-1.0.1.tar.gz
$ cd dbus-1.0.1
$ ./configure
$ make
$ su -
# cd /home/hogehoge/dbus-1.0.1
# checkinstall

checkinstall使用上の注意:
途中で、このとき、『{HOME}/rpm has no SOURCES directory. Please write the path to the RPM source directory tree:』というエラーが出る。
そこで、/root/rpm/と指定。
または、/root/.rpmacros の記述を絶対パスに変更するとよいとのこと。
(参考:http://herr0s.hp.infoseek.co.jp/checkinstall.html)

**********************************************************************

Done. The new package has been installed and saved to

/root/rpm//RPMS/i386/dbus-1.0.1-1.i386.rpm

You can remove it from your system anytime using:

rpm -e dbus-1.0.1-1

**********************************************************************

# cd /root/rpm//RPMS/i386/
# ls dbus*
dbus-1.0.1-1.i386.rpm
# rpm -ivh dbus-1.0.1-1.i386.rpm
準備中... ########################################### [100%]
パッケージ dbus-1.0.1-1 は既にインストールされています

以上でインストール完了。

skypeを起動したが、以前と同じ、音がでない。
skypeのstatic_QT版を入れてみたが、同じ症状。
エラーメッセージは以下。
[client@localhost skype-1.3.0.53]$ ./skype
./skype: relocation error: ./skype: symbol snd_pcm_hw_params_set_rate_near, version ALSA_0.9.0rc4 not defined in file libasound.so.2 with link time reference

どうやらALSA関連のエラーが出ている?
skype-1.3.0.53は、サウンドデバイスをALSAかOSSのどちらかに選ぶことができる。
そこで、エラーの出ていそうなALSAから、OSSの方に切替えてみた。

念のためskypeを終了してから、再度 ./skype。
すると、上記のALSA関連のエラーは出なくなった。しかし今度は、「接続中」のままskypeが動かない。
5分くらい待ってもまったく動かないので、プロセスを強制終了させた。。
$ killall skype

以上。

Vine4.0をインストール

2006-11-25 00:41:37 | Weblog
VAIO PCG-QR1S/BPへインストール。
ハードディスクの容量が逼迫してたので、必要最小限のファイルをバックアップして残し、Vine4.0をクリーンインストール。前のext3領域は全て削除した。

インストール後の感想。
起動時に、やや時間がかかるようになった?特に、新しく追加されたudevの部分で、マシンがしばらく黙ってしまう。
起動してしまえば、快適に動くのだけど。
GNOME2.14はとても綺麗だ。。VLゴシックフォントも良い感じに映る。

すこしとまどったのは、/etc/fstabがないこと。
mountコマンドが不要?アンマウントは?
・・・GNOME上のアイコンを右クリックすると、メニューが表れて、その中の「アンマウント」をシングルクリックする。。Windowsみたいだ。

あとは、X-CD-Roastの動作が相当に速い。バージョン番号は3.2と同じようなんだけど。

Vine4.0リリース

2006-11-22 12:16:45 | Weblog
今日の正午、ついにリリースされたようだ。
すでにミラーサーバには配布されており、ダウンロード可能とのこと。
バグフィックス版である4.1は、1年後にリリースされるそうだ。

OpenOffice.orgのPortable版

2006-11-18 23:39:15 | Weblog
PortableGIMPの他にも、USBメモリなどにインストールして使うソフトがあるらしい。
Portable化したソフトは、以下のサイトからダウンロードできる。
PortableApps.com
http://portableapps.com/
フリーのオフィスソフトであるOpenOffice.orgにも、Portable版であるPortable OpenOfficeがある。これは、UPXというソフトを使ってファイルの一部を圧縮し、小さくしているようだ。
OpenOffice.orgの日本ユーザー会の一員である鎌滝氏のサイトには、Portable版を自分で作るやりかたが掲載されている。
やりかたはこちら:
http://nstage.dth.jp/pukiwiki/pukiwiki.php?OpenOffice.org%2FPortable%20OpenOffice.org

この方法に従って、自分で試してみた。
WindowsMeにインストールしてあるOpenOffice.org2.0.3について、C:Program files:OpenOffice以下のファイルを全て、1GのUSBメモリへコピー。
さらに、コピーしたファイルの中の、openoffice.exeに対してショートカットを作り、USBメモリ内の適当な場所へ置く。
以上で完了。
圧縮はしていないので、ファイルサイズは200MB以上になっている。

作成したショートカットをダブルクリックすると、OpenOffice.orgが起動した。ただし、起動時間は普通にインストールしたものよりも時間がかかるようだ。

これで、OpenOffice.orgを仕込んだUSBメモリを繋げれば、オフィスソフトが入ってないPCでも、ワープロや表計算、プレゼンソフトが使えるというわけだ。
しかしいまどき、MS-Officeが入ってないPCはあまりないかも・・・?

Flash Playerにセキュリティホール

2006-11-15 19:08:49 | Weblog
macromediaことAdobeのFlash playerに脆弱性が発見された。
参照は以下。

セキュリティホールmemo
http://www.st.ryukoku.ac.jp/%7Ekjm/security/memo/2006/11.html#20061115_Flash
ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060913/247876/

Windows版およびMacOSX版には、この脆弱性を修正したバージョンがリリースされている。最新版であるバージョン9.0.16.0にアップデートすることが必要。
しかし、Linux版はまだないようだ・・・


Portable GIMP

2006-11-13 22:42:41 | Weblog
Photoshopに勝るとも劣らないと言われる、画像編集ソフトGIMP。
Linuxには標準で同梱されているほか、Windows版・MacOSX版もある。
さらに、PCにインストールする必要なく使える、Portable GIMPというものもあるそうだ。早速ためしてみた。
参考サイト:http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060409_portable_gimp/
http://cowscorpion.com/Image/PortableGIMP.html

ダウンロードサイトからPortable GIMPの最新版2.2.12を入手する。
サイズは約10MB。Windows版をダウンロードした。
これは拡張子exeの自動解凍形式のファイルで、当然USBメモリにも移せる。

WindowsMeのPCに、これをコピーしたUSBメモリを差し、ファイルをダブルクリックすると、自動的に展開が始まる。
その際、展開場所を聞かれるので、元のUSBメモリ(F:)を指定。すると、5分程度でファイルが展開された。
展開されたディレクトリの中に、exe形式のファイルがある。
これをダブルクリックすれば、GIMPが起動。
WindowsMeにはインストールしていなくても、USBメモリから実行可能というわけだ。


PCのDドライブからjpegファイルを読み出して、さっそく編集。これを再びDドライブに保存することもできる。
動作も安定しているようだ。
ただ、一部の日本語表示が豆腐状態(□□)になっていた(実用上は問題ない)。

ハードディスクにインストールしようと思えばできる。
ダウンロードしたファイルをCドライブのどこかに置き、ダブルクリックして解凍。
実行形式exeファイルをダブルクリックすれば、同じようにGIMPが起動する。
この場合、GIMPを削除するには、展開したファイルやディレクトリ類をそのまま削除すればよい。レジストリを編集する必要もないとのこと。

USBメモリからの起動速度は、ハードディスクにインストールした場合と変わらない。
管理者権限を必要とせずにGIMPを利用できるわけだから、活用できる範囲がひろがるのかな。
例えば、共有のPCで写真のレタッチをしたいが、GIMPをインストールしたくない場合など。
USBメモリがないときは、CD-RにPortable GIMPの実行ファイルなど(展開したファイルやディレクトリ類)を焼いておけば、利用可能だと思う。





Vine4.0RC2、OpenOffice2.0.4日本語版リリースほか

2006-11-03 23:04:19 | Weblog
11月3日、VineLinuxの4.0RC2が登場。
あと10日程度で4.0正式版がリリースされる模様。

それと、OpenOffice2.0.4日本語版が11月2日にリリースされたようだ(英語版は10月17日にリリースされている)。
出展:窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/11/02/openoffice204jp.html
開発者の一人であるcatch氏のサイト
http://www.catch.jp/blog/

このほか、FedoraCore6が10月24日にリリースされたし、12月にはDebianの新バージョンEtchがリリースされるらしいし、今年の秋から冬は、大物のオープンソースソフトがリリースラッシュの様相。