たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

WindowsVista同士のアドホックネットワーク構築

2009-10-03 22:52:09 | Weblog
WindowsVistaのPC2台を、無線でつなげることとなった。
無線LANを組んだ上で、プリンタとフォルダの共有を行い、いずれのPCからも、共用のプリンターと外付けハードディスクを使えるようにするのが命題。

アクセスポイントは無いので、PC同士で無線による接続をすることになる。
このようなネットワークを、「アドホックネットワーク」という。
アクセスポイントを介した接続は、「インフラストラクチャモード」と呼ばれる。
キーマンズネットからの引用。)

WindowsVistaには、コントロールパネルに「ネットワークと共有センター」という項目があり、LANやインターネットへの接続、及びプリンタやフォルダの共有などはここから行う。

まず、アドホックネットワークの構築を行い、それから、プリンタとフォルダの共有を行った。
アドホックネットワークの構築は、最初に「基地局」となるPCから設定を行う。
この「基地局」には、PCと外付けハードディスクを接続する予定。

1「ネットワークと共有センター」から「接続またはネットワークのセットアップ」の項目へ進む。
2 接続オプションについて「ワイヤレスアドホック(コンピュータ相互)接続・・・」を選択。
 「ワイヤレスアドホックネットワークをセットアップします」の画面に入り、「次へ」を選択。
3「ネットワークに名前をつけてセキュリティオプションを選ぶ・・・」の画面で、以下のように設定した。
(1)ネットワーク名:hoge1 (この名前が、"ESS-ID"というものになる。)
(2)セキュリティの種類:"WEP" を選択。初期設定画面では"WPA-2"だが、これでは接続できなかった。
(3)セキュリティキーまたはパスフレーズ:パスフレーズとして、5文字以上のものを入力する(WEPの場合)。
(4)最後に、「このネットワークを保存します」のボタンにチェックを入れる。
以上で、「次へ」をクリック。
4「ネットワークと共有センター」に戻るので、「ネットワークに接続」を選択する。 
 アドホックネットワークが完成していれば、保存したネットワークを探し出して接続してくれる。

「基地局」の設定は以上で中断し、「子機」となるPCの設定を行う。
1から3まで同じ設定を行う。注意すべき点は、ネットワーク名(ESS-ID)とセキュリティキーまたはパスフレーズの入力を、基地局と同じにすること。違っていると接続できない。

以上の設定ができれば、「ネットワークと共有センター」の「ネットワークに接続」をクリックすることで、アドホック接続ができる。
互いのPCを認識するのに、1~2分程度の時間がかかった(2台のPCのプライベートアドレスを事前に手動設定していないため?)。
アドホックネットワークが構築できれば、つまり接続が完遂したら、「ネットワークの場所の設定」画面に移る。ここでは「家庭」と「職場」の2つが選べるが、後者を選択した。

以上でネットワーク構築作業は完了。
参考はこちら

次に、「ネットワークと共有センター」から、プリンタとフォルダ共有の設定を行う。
現在のアドホックネットワークは、「識別されていないネットワーク」という名前になっているが、「カスタマイズ」をクリックして、「プライベート」に設定した。
次に、「ネットワークと共有センター」の「共有と探索」の部分に入る。
ここで、ファイル共有とプリンタ共有の項目をそれぞれ「有効」にした。
「ネットワーク探索」は、自動で「有効」になっているはず。

「基地局」と「子機」のPCそれぞれに、以上の設定を行う。
うまくいっていれば、2台のPCのどちらからも、共有のファイルやフォルダにアクセスできるはず。

次に、「子機」のPCに、「基地局」のPCにつながっているプリンタをインストールする作業を行った。
1「子機」のPCのメニューから「ネットワーク」を選択し、「基地局」PCのアイコンをクリックする。
プリンタのアイコンが現れる。
2 このプリンタのアイコンをダブルクリックする。
 「基地局」にインストールされているプリンタが検索される(結構時間がかかるらしい。目的のプリンタが現れた時点で中断させた)。
3 目的のプリンタをクリックして、ドライバを「子機」のPCにインストールさせる。
 インストールが終了したら、テスト印刷を行って確認。

以上で、ネットワークの設定とプリンタの共有は完成。
次は外付けハードディスクの共有だが、こちらには、ネットワークとは無関係の以外な落とし穴があった・・・