たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

メーリングリスト管理ソフト fml

2006-05-31 00:38:07 | サーバー管理
MLを管理するソフトにはいろいろあって、最近のLinuxディストリビューション(例えばFedora Core5)には"MailMan"が入っているらしい。また、日本人の方が開発したものもあり、そのひとつには"fml"がある。
MLの管理といっても、メールの配送はメールサーバーソフトが行う。ML管理ソフトは、メールサーバーへ「指示を出す」といったところだろうか。

メーリングリストのメンバー追加・削除などは、MailManではウェブブラウザでできるらしい。fmlでは、端末からコマンドを送って操作する。

fmlは、メールサーバーの入っているサーバーにインストールされるわけだが、
そのサーバーの端末から直接操作を行い、管理作業をすることになる。
もちろん、リモート操作も可能。その場合、sshを使ってリモートログインする方法と、コマンドを記入したメールを送って操作する方法がある。

端末から操作する方法は以下の通り。
$ su fmlroot #fmlの管理者へスイッチ。
MLユーザーの追加方法
$ /usr/local/fml/makefml add <ユーザーのメールアドレス>
MLユーザーの削除方法
$ /usr/local/fml/makefml bye <ユーザーのメールアドレス>
$ exit

なお、メールによる管理は、初期設定ではできないようにされている。
設定ファイルを編集し、メール管理ができるよう設定する必要がある。
メールによるfmlの操作は以下。
宛先:事前に設定した、管理用アドレス
件名:空白でよい
(MLユーザーを追加する場合)
本文:
admin pass <管理者ユーザーのパスワード>
admin add <追加するアドレス>

削除するには、本文に"admin bye"を記入。

メールによる管理作業の注意点。
管理作業のできるユーザーとしての登録を事前に行っておくこと。
管理者のメールアドレスを、MLごとに登録しておく必要がある。

イトウアルパイン

2006-05-29 07:48:10 | Weblog
新店舗となる予定の建物です。
中は、がらんとした大きな倉庫ですが、引越しの物資が山積み。整理が大変そうです。

とりあえずは、ここがイトウアルパインの新たな拠点となるのでしょう。


VineSeed

2006-05-20 02:05:32 | Weblog
VineLinuxの開発グループである、Projedt Vine の代表者・鈴木氏のブログの記事。

VineLinuxの次期バージョン4.0となるであろう開発版(Vine Seedと呼ばれる)を、VMWare Playerで動かせる形にして公開する予定とのこと。

この開発版は、細部がまだ未定とのことだが、いろいろな部分が新しくなっているようだ。udevとか。SCIM-Anthyが日本語変換システムになるとか。

ハードディスクにインストールするには、まだ不安定なところがあったりするのだろうから、VMWare Playerで試すことができるのはイイ!と思う。

早く出ないかな。
#これを待たずとも、今あるVineSeedをダウンロードして、自分でVMWarePlayer用のイメージを作ってしまえばいいのは、十分承知のうえ。


Linuxファイアウォール

2006-05-13 20:59:13 | サーバー管理
以前、iptablesの設定をしそこなっていたのだが、態勢を立て直し再度チャレンジ。
iptablesコマンドをあれこれ使ってパケットフィルタのルールを勉強してみる。が、これが難しい…。こんがらがってしまったので、いったん設定を元に戻し、GUIのツールを試してみる。webminである。
Vine3.2ではplusに収録されている。バージョンは1.180。
apt-getで入手して試してみる。

webminをインストールした後、webminを起動するためには、ブラウザのアドレスバーへ
https://localhost:10000/
と入力する。
すると、「証明書の受け入れ」の表示画面が出るので、とりあえず「証明書を受け入れる」チェックをすると、webminのログイン画面へ入れる。
ここで入力するユーザ名はroot、パスワードは(もちろん)rootのパスワードである。

ファイアウオールの設定のためには、「ネットワーク」のメニューを選択し、ここから「Linuxファイアウォール」という項目に入る。
他にも、「iptables」という項目もあるのだが、こちらでは設定ができないようだ。

「Linuxファイアウオール」の設定画面では、3段階程度のレベルでルールのセットが用意されている。これらのうち、どれかを選ぶことになる。

ひとまずこれで設定し、その内容を見て勉強してみることにしよう…。

町役場の全てのPCをLinuxデスクトップへ

2006-05-10 23:18:23 | Weblog
日経ITproの5月10日付け記事。
栃木県二宮町では、行財政改革の一端として、町役場で使用されている140台のデスクトップPCのOSを全て、Linuxへと更新した。
これは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施した「自治体におけるオープンソース・ソフトウエア活用に向けての導入実証」に二宮町が参加したためである。
実験の開始は2006年2月という。この実証試験は、二宮町の他に北海道、沖縄、大分などの3つの自治体が参加している。
町役場の全てのPCをLinuxデスクトップに置き換えるのは、二宮町のみ。
それまで職員はWindowsとMS-Officeに慣れ親しんでいたため、LinuxおよびOpenOffice.orgへ移行した当初は、ヘルプデスクへ質問が殺到したという。しかしいったん慣れてしまうと、仕事に使うのに何の支障もない。「問題は慣れ、今後も使い続ける」という。

移行は結構だが、財政が逼迫する自治体にとって重要なのは、「それによって、どれだけコストが下げられ、住民サービスが向上したか」だと思う。
IPAの実験では、Windowsとの事務処理効率の比較試験を行うなど、移行の問題点とその解決策について検討するという。
この実証結果が公表されるのは6月の予定。

この試みによって、Linuxのようなオープンソースなデスクトップ環境が普遍的なものになればいいな。

元ネタ:日経ITpro 記者の眼
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060428/236610/