たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

不審なアクセスログ その2

2009-03-12 22:34:17 | サーバー管理
前の記事に書いた、不審なSEARCHコマンドについて、webをさまよって調べると、下記の記事にヒット。
http://memoirs.is.kochi-u.ac.jp/Vol29/MemoirsF29-04.pdf
これによると、W32.HLLW.Gaobot.genなるウィルスが、非常によく似たSEARCHコマンドを投げてくるようだ。
このウィルスが狙っているのは、MS03-007の脆弱性「Windows コンポーネントの未チェックのバッファにより、Web サーバーが侵害される」というもの。
また同時に、MS FrontPageの脆弱性を突くための攻撃、fp30reg.dllも来ているとのこと。

この記事と同じパターンの攻撃のようだ。
やってきていたのは、これの亜種だろうか?
ログをよく見ると、
最初にGETコマンドで接続してURLを確認し、
次にSEARCHコマンドで不正なHTTPリクエストを行い、
最後にFrontPageを攻略するためのdllをPOSTする。
3つがワンセットだ。

MS03-007というのは、2003年にMSからパッチが提供されているものだが、まだ適用されてないPCがたくさんあるということだろうか。

不審なアクセスログ

2009-03-04 22:31:55 | サーバー管理
自宅サーバーは無事に稼働しているのだが、このところ、不審なアクセスログが。
apache2のログを見ると、月数回、多いときは毎日、奇妙なアクセスがあるようだ。

その1。
"SEARCH /\x90\xc9\xc9\xc・・・・\x90\x90"
やたらと長いアクセスログで、およそ意味のある文字ではない。。
何をsearchしてるんだろう?
apacheが、エラーメッセージ"414 Request-URI Too Long" を残して弾いているようだ。

その2。
"POST /_vti_bin/_vti_aut/fp30reg.dll HTTP/1.1"
fp30reg.dllって?自宅サーバーのOSはWindowsではないんだけど・・・
エラーメッセージは400、つまり「不正なリクエスト」らしい。

その3。
"GET HTTP/1.1 HTTP/1.1" 400 303 "-" "Toata dragostea mea pentru diavola"
Toata・・・って、英語かな?
これも「不正なリクエスト」に分類されている。

ログに残ったメッセージをgoogleで検索してみた。
以下のサイトを発見。
http://okasoft.ddo.jp/webmake/bunseki/err_data.html
これによると、その2については、Microsoft FrontPageの脆弱性を突く攻撃らしい・・・
Microsoft FrontPage Server Extensions のバッファ オーバーランにより、コードが実行される (813360) (MS03-051)
このリンクに詳細が掲載されている。以下にもっと詳しい事項が・・・。
CVE-2003-0822 "Frontpage Extensions Remote Command Execution"

その3について。Toata・・・の言葉をそのまま検索してみると、ルーマニア語であるらしい。
google翻訳で調べてみる。
訳:「悪魔のすべての私の愛」だって。なんだこれ。
もう少し調べてみると、どうやら不正アクセスを試しているらしい・・・
検索にひっかかった英語のサイトによると、「脆弱性スキャナのようだ」とのこと。
ログをよく見直すと、いっぱい来ている・・・

セキュリティについて、もう少しよく調べてみなければ。。